焼岳 山スキー


活火山焼岳!独特のロケーションであります!


 山域  北アルプス 焼岳
 山行日時  2014年3月23日(日)
 登山形態  山スキー
 天気  快晴!
 メンバー  こーちゃん、snb、ask
 温泉・メシ  坂巻温泉(500円)
 コースタイム 釜トンネル(7:55)⇒大正池手前の橋(8:35〜50)⇒左岸尾根約2000m(10:20〜40)⇒終了点(11:40〜12:05)⇒右岸尾根約2000m(12:20〜45)⇒釜トンネル(13:55)

9年ぶり2度目の焼岳に行ってきました。前回も春分の日3連休の最終日だったなあ〜。あの時は谷川→谷川→焼岳の3連戦。しかも、テレマーク始めた年で最後はヨレヨレになった記憶が…。今年は初日が悪天だったので2連戦。きのうは鍋倉山なので体力は温存されているはずです。前夜祭もほどほどだったし…。

日本海側は季節外れの大雪だったけど、内陸はそれほど降ってませんね。昨日も今日も快晴予報です。ホントは今年も谷川の予定だったけど、雪降り過ぎで変更したのでありました。メンバーは昨日(こーちゃん&ask)+九州帰りのS藤さん。今シーズンはメンバーがバラエティに富んでて楽しいです。行くとこはいまいちパッとしないんですけど。


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焼岳のネックは駐車場。正規の駐車場は沢渡で、そこからバスかタクシー。なので面倒。上手くすれば中の湯か坂巻温泉に止めることができるんですが、必ずとは言えないのが難しいところ。今回は中の湯がOUT!でピンチだったけど、坂巻温泉に止めることができて、なんとか登山口敗退は避けることができました。まあ、電話などで確認することですな。

 
釜トンネル 橋の近くまで来ると穂高連峰が!

釜トンネル歩くの久しぶり!いつ以来だ…?昔はアイゼン&ヘッドランプ必須だったけど、新しいトンネルは快適です。でも、登りはキツイ。前回はトンネルを出てすぐに梓川の河原に降り、渡渉(ブリッジあり)して下堀沢の右岸尾根に取り付きました。今日はさらに車道を歩いて、大正池の手前にある橋を渡り、下堀沢の左岸尾根を登りに使ってみます。左岸尾根の方が取り付きが若干緩いかな…と。結果的には目クソ鼻クソでしたが。

 
梓川左岸の作業道 中堀沢を渡ります

橋を渡ったとこでシートラから解放。楽です!登り出しから白樺林。いい感じです〜。ところどころズリやすい薄い新雪があったりしたけど、概ね快調に高度を稼ぎます。登るに連れて背後に霞沢岳が、右手にはトゲトゲの穂高が。ほぼ快晴なんですが、穂高の稜線にだけ雲がかかっています。取れてくれんかなあ…。

 
白樺林を登ります いい感じの林です
 
穂高の稜線には雲が・・・ 2000mくらいのところで休憩

2000mを越えたあたり?で樹林が低く疎らになり開けます。ここで休憩。景色が良くなった分、風も通るようになって寒い休憩となりました。もう焼岳の前に遮るものはありません。下堀沢の右岸尾根にはたくさんの人が登っています。いつの間にこんなにたくさん…。うちらが大回りしてる間か…。


十石山から乗鞍岳にかけて


下堀沢の左岸を進みます


背後には霞沢岳

さて、どう進みましょうか…。このまま左岸尾根は無理。頂上からの崖に吸収されます。谷の中を歩く選択肢もなくなはいけど、まあ新雪が降ってますんでね〜。やっぱり右岸尾根ですね。谷が浅くなっているところで意外とアッサリ渡れました。今日の登りルートは下の車道を余分に歩くのと、この渡渉のためのトラバースが無駄と言えば無駄。でも、周回コースを取れたのは得した気分です。


焼岳らしいロケーションです!

右岸尾根に乗ると先行者のトレースをパクれます。ラッセルと言えるほど埋まらないけど、それでもやっぱりトレースがあると楽です。登るにつれ下堀沢が右カーブした先が見えてきます。昨日も今日もまだ誰も滑っていない様子。まだまだ新しい雪なので白さ抜群で、素晴らしいロケーションです!さすが北アルプス!というか、さすが活火山の焼岳!ってとこでしょうか。


山頂付近の噴煙が見えてきましたが・・・


霞沢岳

大斜面が尾根になる頃から雪が堅くなってきました。そこそこ風が吹いてますからね〜。気温も低めだし…。今日はアイゼンなしなので、登るの無理になったところでオシマイとなります。結構行けるかなと思ったけど、アッサリ終了となりました。アイゼン持ってれば時間的にも天気的にも山頂は堅かったんですけどね〜。ま、残念ではありますが、どうせ上まで行ってもガリガリ滑って降りるだけなので、ヨシとしましょう!


大斜面を滑り終わって

みなさん行き詰まりかけたところで各自滑降準備。そして大斜面に飛び込みます。先行者は数名いるけど、みんなまだ上を目指していて、大斜面一番乗りです。ロケーションは最高です!ただ、雪はビミョー。気を抜くと板がはじかれてしまいそうになります。無難に無難に滑って中間で撮影隊。動画を撮ったけど、斜面がでかすぎて人間小さすぎ!大斜面中間からは、若干北向きになるので重パウを味わえました。この1本は気持ちよかったわ〜!


右岸台地の2000m付近で中休止

大斜面の下はあんまりスッキリしない疎林の斜面。疎林というか、ややモジャモジャした若い木が生えてるって感じですね。ここは斜度は緩いけど、長い距離を一気に滑って気持ちよかでした。適当なところまで滑って中休止とします。ここでプシュ!目の前のモジャモジャが邪魔ではありますが、雄大な焼岳が望める休憩所でした。


こちらは霞沢岳


霞沢岳のアップ!

あとは尾根を滑ってオシマイなんですが、これが結構楽しかったりして…。前に来た時は密林と急斜面に手を焼いた記憶がありましたが、今回は楽しく滑れました。これってやっぱり上達したってことかなあ…。斜度も緩く、密林具合も狭くは感じませんでした。まあ、少しは上達しないとねぇ〜。帰りは梓川の河原を滑って下ります。ここも楽しかったし、早いですね。効率を考えれば右岸尾根の往復がベストかな。でも、山歩き的には周回が楽しい!違う景色を見れるわけですから、得した気になれます。

 
下堀沢に降り立ちます 最後は梓川右岸の河原を滑っておしまいです

あとは釜トンネルを下り、坂巻温泉までの車道歩き。下りは楽だけど長く感じました。遅い出発にもかかわらず、時間はまだ1時過ぎ。今回は4人でシャカシャカ動けたので、早かったなあ〜。丸1日コースのイメージでしたが、わりとお手軽コースに変わりました。でも、よく考えたら山頂まで登ってなかったんだ…。でも、プラス1時間でお釣りがくるでしょう。次回はアイゼン持ってきて山頂までですな。穂高と西の展望が見れますので!

   


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