磐梯山 紅葉ハイキング裏磐梯スキー場から周回沼ノ平との分岐付近
体育の日3連休は東北遠征を予定してましたが、よりによって真ん中の日に雨マークが付いちゃいました。おとなしく近場の山で…とも思ったけど、半分旅行気分で行くことに。晴れ予報の初日は磐梯山。中日は喜多方ラーメンと山形肉そばツアー。3日目はプチ冬型ということで北関東に逃げ、未踏の百名山であります男体山に登ってきました。 磐梯山は十数年前のGWに登ってます。…が、強風とガスで視界なし。これじゃあ登ったことにはならんなあという状態でした。いつか登り直さねば…と思いつつ何年か経過。たまたま紅葉のキレイな磐梯山の写真を見てスイッチが入り、今回行くことになったというわけです。前は八方台からの往復。今回は盛りだくさんそうな裏磐梯スキー場からの周回コースを歩きました。 ■裏磐梯スキー場から登るのは不人気・・・?安曇野を早朝3時出発。前夜に出れば楽なんだろうけど、どうも前夜発が好きではないもんで…。磐梯山くらいの距離が、朝発可能なギリギリのラインですかね。もちろん山の行程にもよりますが。新潟県は雨。それも土砂降り。福島県に入ってやみました。ただ、空はスッキリとは晴れてなく、モヤモヤした感じでした。紅葉は既にゴールドラインにまで降りてきてます。八方台の駐車場には係員が出て整理してました。一つ下の駐車場もほぼ満車。それを横目に通過し、裏磐梯スキー場へ。こちらは先客数台のみ。なんだこの差は…? 天気予報では晴れマーク一丁!の快晴予報。雨上がりで爽やかな秋晴れになるのかと思いきや、山頂には雲があるし、空も白みがかってます。スッキリ晴れることを信じ、閑散とした裏磐梯スキー場のゲレンデを登ります。30分ほどで銅沼経由と火口経由の分岐。一応、火口経由は破線になってるので、登りに使うことにします。
■火口原は変わったロケーションでしたゲレンデから森に入ります。噴火からそんなに時間が経ってないためか、独特な雰囲気の森となってます。森を抜けると火口原。疎らに生えた木の向こうに火口壁が。荒々しいですね〜。火口壁というか、噴火によって山体崩壊を起こしたらしいです。それが1888年のことで、この山体崩壊でせき止められ、今の裏磐梯ができたとか。 火口まではユルユルと歩きますが、火口壁に取り付くと同時に激登り!生えてる木はモサモサしてるし、展望ないしで、黙々と登るしかありません。だいぶ登ると木が低く、薄くなってきます。振り返ると火口原とその中に銅沼。それらを取り囲む崖が迫力満点!登山道は点線になってるけど、点線にする意味がわからないくらい普通の道でした。
■櫛ヶ峰とのコルに登り上げると、荒涼とした景色が・・・300mの一気登りで登り上げたところが、櫛ヶ峰とのコルにあたる1457m。景色が一変!磐梯山の山頂が見えてきました。火山の山らしく、荒涼としています。櫛ヶ峰への尾根にも踏み跡があります。岩に大きく×印があるけど、明瞭な踏み跡があるので登る人は多いんでしょうね。素晴らしい展望なんですけど、残念なのはお天気…。山頂の雲が取れたのはありがたいけど、空が青くない…。 ひと登りで沼ノ平からの道と合流。少し人が増えました。沼ノ平もよさそうなところです。気が向けば往復してこようと考えてましたが、気が向かないのでパス。この高さの紅葉はほぼ終わってるし、なにしろ天気がパッとしないので…。沼ノ平はまたの機会に。振り返るとコル越しに端正な櫛ヶ峰。磐梯山の山頂よりもカッコイイです!
■弘法清水は賑わってます!さらに登ると弘法清水。ここは黒山の人だかり!八方台からの道と合流です。今までの静けさとのギャップが凄い!磐梯山へは八方台からが最短で楽なルート。標高差は600mチョイ。ピークハントには最適!ただ、八方台からの往復だけだと、磐梯山の一面だけしか見れないから勿体ない気がします。そうは言っても、裏磐梯から周回しても、片面が楽しめるだけ。次に登る機会があれば猪苗代からだな。スキーが濃厚。
■弘法清水から山頂は大渋滞・・・弘法清水から山頂までは一本道。渋滞にハマってしまいました〜。交通集中による自然渋滞ですな。すれ違いに時間がかかるようです。ところどころ足元が悪いのも原因かな。…にしても、こんなに渋滞するほど人がいるようには見えなかったぞ…。多分、渋滞の素になる人がいたんだと…。灌木のトンネルの中を登るんですが、葉っぱは既に全部落ちたあと。展望もあんまりないし、今日のコースの中で、弘法清水−磐梯山山頂の間が一番つまらんとこでした。 山頂は広いので、収容能力は高いです。広いというか、平たくはないけど、居場所がたくさんある感じ。直下にも岡部小屋という売店あり。天気は相変わらずのイマヒトツ状態です。空は白いし、視界は良くないです。吾妻山は雲かかってます。今回の最低限の目標、猪苗代湖を見下ろしたい!はギリギリ叶いました。ギリギリ薄っすら見えた程度でしたが…。ま、裏磐梯の湖沼も見えたし。ヨシとしましょう!
■弘法清水から中の湯の間の紅葉はお見事!下りも弘法清水まで渋滞に捕まりました。仕方ないですね、体育の3連休ですから。弘法清水から少し遠回りして、お花畑経由で。草紅葉とかの雰囲気が良いとこでした。夏はどんな花が咲くんでしょかね?裏磐梯スキー場からの周回ルート、中ノ湯までは八方台のルートと重複。渋滞を心配しましたが、全然大丈夫でした。やっぱり弘法清水−山頂間が異常でした。 弘法清水から中ノ湯までの間は、雰囲気がガラリと変わります。こちら側は山体崩壊の影響はないので、ある程度時間の経った林です。ブナやカンバやカエデなどのよくある広葉樹の林。紅葉がまさに見頃状態。とてもキレイでした。シツコイようだけど、天気が良かったらなあ…。何倍もキレイだったろうに…。
■銅沼は裏磐梯の展望台中ノ湯からは八方台への道と分かれます。登山者激減。でも、火口経由よりは多い印象かな。ここも紅葉がキレイでした。最後のお楽しみは銅沼(あかぬま)です。噴火口なんでしょうね。手前の北側は赤色で、南側はエメラルドグリーンに見えました。独特の景観ですね。銅沼は裏磐梯スキー場トップからわずかのところにあります。冬に銅沼まで散策しにくるのもアリかなと思いました。最後にゲレンデをダーッと下って、本日の歩きはオシマイです。駐車場の車の数は倍増してたけど、それでも20台がいいところ。
■山の後は温泉、そして喜多方ラーメンへ温泉はラビスパ裏磐梯。そして、向かった先は喜多方。喜多方と言えばラーメン。『食堂なまえ』へ。事前に喜多方ラーメン情報をまきchin隊から入手しており、それに基づいての選択です。食べログの評価も高いです。入るとちょうど2席空いててラッキー!とても美味しく頂きました!寝るには早すぎるので、大和川酒造という酒蔵へ。ここは酒蔵を勝手に見学できます。もちろん案内もしてくれます。試飲もできて、空き時間を有意義に使えます。1本買っちゃいました。
■翌日は悪天につき・・・喜多方ラーメンと山形肉そば喜多方の道の駅で車中泊。未明から雨が降り出しました。予報より早いぞ…。本日の予定は喜多方で朝ラー、そして山形で昼ソバ。まずは『まこと食堂』へ。公式には7時半開店ですが、6時半には行って駐車場キープ。先客はまだ1台のみ。車の中で待機してる間にどんどん人が増え、店内に入っていきます。開店前から客を店に入れ、準備ができ次第開店というスタンスのようです。とっても美味しく頂きました。思わずお土産ラーメンも買ってしまいました。 ラーメン食って一路山形へ。今度は肉そばです。河北町の『といや』へ。ここで、昨日は鳥海山だったまきchin隊と合流。山仲間なのに今回は山には一緒に行かず、肉そば屋のみの合流でした。肉そばと言えば『冷たい肉そば』なんですが、ワタクシはお熱いのがお好きでありまして、いつものように熱いそばを頂きました。とっても美味しく頂きました。
明日は寒気が入ってくるそうな…。日本海側ほど悪い予報となっております。内陸ほど影響は少ないと思われます。もともと鳥海山を考えてたんですが、晴れが堅そうな北関東に逃げます。未踏の百名山であります男体山に登ることにしました。喜多方から肉そばを食うためだけに山形に行き、日光まで南下という無駄と言われても仕方のない行程ですが、それもまた楽し…。
|