火打山ハイキングと高谷池&黒沢池散策高谷池と高谷池ヒュッテ
7月19日(日) 笹ヶ峰から高谷池ヒュッテ 火打山へ海の日3連休は1日天気が悪くて、山に行けるのは後ろの2日。久しぶりに南アルプス…も考えたけど、スゲー混みそうな雰囲気。そこで、降水確率は低いけど雨マークが付いている新潟県が狙い目と踏んで火打山へ。狙いが当たったかどうかは不明ですけど、溢れ返るほどの人はいませんでした。ただ、降水確率は低かったくせに雨に降られ、テン場は田んぼ状態で不快極まりなし…。まあ、晴れた時間も結構あって、それなりには楽しんでくることができました。 ■笹ヶ峰から高谷池ヒュッテへ朝から安曇野は良いお天気。長野市も良いお天気だったけど、それより北はドンヨリ曇り空。やっぱり南に行けばよかったか…。テンションが下がります。笹ヶ峰の駐車場は7割方埋まっている程度。笹ヶ峰に着いても暗〜い雰囲気。テンション低いけど、今後の天候回復に期待して出発です。 黒沢までのダラダラ登りが長いですね〜。しかも途中で雨が降ってきました。一時的かと思いきや、だんだんと本降りになってくるではありませんか…。カッパを着ると暑いから着ずに歩いていたけど、それも限界になって黒沢の橋のところでカッパに。やっぱり暑い。ここから本格的に登るので暑い。途中で雨がやんで、どこでカッパを脱いだか忘れたけど、着る前よりもTシャツがビショビショ!
■高谷池ヒュッテのテン場は悲惨・・・高谷池ヒュッテに到着。テントは少ししか張られてなかったけど、残ってるスペースはほとんど田んぼ。テント張る気になれません…。このまま帰ろうかなあ…と本気で考えました。でもまあ、受付もしたことだし、狭いけどヌカルミ度の低いところに張りました。まだ10時頃。これからどんどんやってきて、田んぼの上に張るんだろうな…。それに比べればかなりマシと思っておきましょう。ちなみに本日はテント一張り100円/1人でした。便所代だな。 ぬかるみも不快だが、このヒマも辛い。天気が良くなれば火打山に行くんだけど、雨は降ってないものの出掛ける天気ではない。寝るしかないから寝てたら、明るくなってきて陽が差し始めました。外の様子を伺うと火打山も見えていました。もう降らないのかな…。しばらくウダウダした後、火打山に向けて出発です。
■雨が上がったのでお出かけ高谷池は雪融け直後で、ハクサンコザクラはこれからが見頃の雰囲気。天狗の庭との間にある小高い部分には残雪あり。早く融けたとこから花が咲いてきています。イワイチョウとコバイケイソウが目立っていますね。コバイケイソウは一昨年大盛況で昨年は全く咲かず…で、今年はまずまずの盛況ぶりのようです。 テントを出た時は晴れていましたが、だんだんと雲が増えてきました。少し下ったところが湿原と池塘の天狗の庭。木道を気持ちよく歩きます。天狗の庭からひと登りで稜線に出ます。海が見えるはずだけど、今日は残念ながら雲が遮断。火打山にも雲がかかるようになってきました。稜線の道はイマイチだったけど、時々開けたお花畑になります。さっきまでの湿原の花とは違って、稜線とかに咲く花に変わりました。
■1日目の高山植物 その1(クリックで大きくなります)■久しぶりの火打山へ高谷池から火打山はそんなに時間かからないけど、最後の火打山本体の登りがキツイな。途中で雲の中に入ってしまったし。山頂には3名のみ。登りの途中で一杯すれ違ったけど、もうみんな降りちゃったんですね〜。山頂は雲の中で展望ナシ。久しぶりの山頂だっただけに残念…。いつ以来の山頂かと記憶を辿ってみると、夏山ではナント18年ぶり、スキーでも9年ぶりの山頂であります。こんなにご無沙汰してたか…。この界隈までは来ても、なかなか山頂まで登らないからなあ…。次来るとしたらスキーの確率が高そうだな。 展望ないので戻ります。しばらく降りたら晴れてきて、山頂が見えてきました。山頂にいる時だけ悪かったのね…。でも、火打山の山頂が見えてるだけで、周りの山や下界は見えてません。未練なく下ります。往きにも撮ったのに、帰りもまた同じような写真をついつい撮ってしまいます。枚数だけ増えて、帰ってから見るのが大変なのに。
■1日目の高山植物 その2(クリックで大きくなります)ヒュッテで新潟限定ビールなるものを買って戻ります。そしてテントに入るや否やまた雨。また本降りです。今着いた人は大変だ…。雨はしばらく降り続きました。夕食を食べ、雨のやみ間に最後のトイレに行き、寝袋に潜り込んで寝ます。寒そうな天気じゃないのに、かなり寒い夜でした。足元に雪があったから寒いのかと思ったら、入口が網戸のままでした。そりゃ寒いわ! 7月20日(月) 高谷池ヒュッテ〜黒沢池〜笹ヶ峰朝から爽やかな空が広がっているじゃありませんか!黒沢池経由で下山するだけでは勿体ないので、昨日に続いて天狗の庭あたりまでウロついてみることにしましょう。その間に濡れたテントも乾くでしょう。最近の傾向として、暗いうちにテント撤収して出発する人が多いです。でも、ここはそんな感じではないですね。こんな田んぼ状態で暗いうちに撤収は無理。縦走路でもないしね。 ■朝からまたまた天狗の庭へ昨日の午後に歩いたばっかりだけど、良いとこってのは何度来ても良いとこです。景色は同じだけど、太陽の向きが少し変わったので少し新鮮。結局、天狗の庭まで歩いてきました。戻ってテント撤収です。ほぼ乾いてくれました。ドロドロかと心配していたテントの床も意外とマシ。その辺の木で物干ししながら、のんびりと撤収&出発準備です。
■茶臼山を越えて黒沢池へ茶臼山経由で黒沢池へ。稜線に出るも海側には雲があって、海も下界も見えず。あまりパッとしない尾根道ですが、なんやかんやと花は咲いておりました。とくに黒沢池ヒュッテの直前はニガナの密生地帯あり。雑草のような花ですが、これだけ咲いてると圧巻ですな。道の感じが畦道みたいだったけど。あと、黒沢池を見下ろすロケーションは良かったな。
■茶臼山から黒沢池にあった高山植物(クリックで大きくなります)■黒沢池ヒュッテから黒沢池黒沢池ヒュッテまで降ります。テン場は狭いけど、ぬかるんでる感じではなかった。春に来ると雪原にカンバの巨木が点在する牧場のような景色が広がる黒沢池周辺ですが、雪のない時期は薮っぽくてむさ苦しい感じです。そうこうしている間に学校登山の軍団が。小屋前の広場が占拠されました。これから黒沢池に行くと言うので、その前に出発しとこう! 黒沢池とその周辺に広がる湿原が最後のみどころ。登山道は池や池塘から離れたところに付けられているのが残念。黒沢岳の東面は雪のある時期は真っ白斜面だけど、今はそんな面影まったくナシ。富士見峠へとトラバースして登りの道と合流します。雨は上がったけどヌカルミは健在で、下りも鬱陶しい下りとなりました。
温泉は一番近い苗名の湯へ。長野県の温泉手形が使えるにしようかとも思ったけど、やっぱり下山後は近くがいいです。値段も良心的ですからね。時間が早いので下道でチンタラと。関東甲信の梅雨が明け、下界は猛暑です。遅いと予想されていた梅雨明けが平年並みに明けてくれて良かったです。あとは夏が夏らしい夏になることを祈るのみ。
|