金山登山口から金山、富士見峠





■2015年10月22日(木) ■頸城 金山、富士見峠 ■天気:くもり時々霧時々小雨 ■メンバー:単独
 コースタイム 金山登山口(6:30)⇒天狗原山(8:30〜35)⇒金山(9:00〜05)⇒富士見峠(9:45〜50)⇒金山(10:30〜40)⇒天狗原山(11:00)⇒登山口(12:15)
■温泉:村営雨飾荘の露天風呂(寸志) 

頸城の山々の稜線の赤線引き。妙高山−火打山−焼山−金山−雨飾山−海谷三山。普通は雨飾山までにしとくんでしょうが、欲張って海谷三山もプラスします。先日、富士見峠から影火打がつながって、残るは金山−富士見峠間のみとなりました。一番奥深いところを残してしまってどうしましょう…でしたが、今日、小谷温泉側の金山登山口から往復でやっつけてきました。めでたく稜線つながりました。

■予報に反して天気が悪い・・・

新潟県の予報『くもり時々晴れ』だったけど、降水確率が10%とかだったので、平日に休みを取って決行です。ここ1週間ずっと晴れ続きだけど、ここんとこ空気がモヤモヤしています。山はスッキリ見えないかもしれないなあ…。まあ、今日は目的が赤線引きなので、雲が多めでもいいかな。…と登ったものの、まさかの雨!稜線ガスガスで展望ゼロ!やられました…というか、やっちゃいました。せっかくの平日休みだったのに…。

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すっかり夜が明けるのが遅くなりました。4時半に安曇野を出発。5時過ぎに白馬でようやく空が明るくなり出します。霧が出てるので晴れてるんだろうな。小谷に下って行くと、海側は雲が詰まってます。高いところは雲の上に出てるんだと思ってました。小谷−妙高の林道は通行止で、金山登山口までは開いています。周辺のブナは落葉が激しく、路面が見えないくらい積もっています。

もちろん先客はナシ。誰ともすれ違わなかったし、戻ってきても車がないので、今日のお客さんはボクだけだったと思われます。登山口には『活火山 焼山』用にヘルメットが置いてありました。ここで借りて持って行く人っているのかなあ…?白馬方面の空は明るく見えるけど、こちら日本海に近い方は雲がかかってる様子。

尾根に出るまでは斜面のジグザグ登り。もう紅葉は終わりかけだけど、真っ盛りの時はかなりキレイなんじゃないかと思われます。前にも終わりかけに来た時があって、その時もキレイだなあと思いましたんで。ブナの他に色々混じってるからかな。尾根に乗ってからも、時々雰囲気の良い紅葉がありました。

天狗原山までの間は何度かアップダウンがあります。スッキリした尾根歩きになる時もあり、陰湿な溝状を歩く時もあります。間違っても快適な尾根歩きではないです。途中でガサガサッ!と動く黒い物体。結構デカイ。『ブヒッ』と逃げていきました。その先でも『ブヒッ』ともう1匹。多分イノシシだろうな。掘り返しもあったし。逃げてくれたから良かったけど、猪突猛進されたら怖い。

登山口の駐車スペース    妙高方面には行けません
 
左下のボックスにはヘルメットが   最盛期は紅葉良さそう

■天狗原山の手前からは雲の中に突入!

ガレの上あたりだから2000mくらいからかな、雲の中に突入です。あーあ…。最後の登りが緩くなると、そこはお花畑地帯。お花畑は金山にかけて断続的に続きます。金山&天狗原山というと地味な印象ですが、このお花畑はそこそこの規模です。晴れていれば焼山&火打山が近く、ロケーションはかなり素晴らしいです。晴れていれば…。

天気は傾向としては午後ほど良い…はず。しかし、一向に良くなる気配ナシ。どころか、雨まで降ってくるではないですか!金山まで来て、ここからが未踏の区間だというのに。雨自体はたいしたことはないけど、横の笹と下の草が濡れてしまい、服も靴もあっという間にビショ濡れ。帽子も濡れてお辞儀して視界悪いし…。泥は滑るし、視界はないし、何にもいいことないです。とりあえず歩いたという事実だけですな。

     
天狗原山手前のお花畑   撮るもんないので標柱でも
金山のお花畑 撮るもんないので標柱でも

■北海道最後の日、樽前山は雨で中止・・・

金山−富士見峠間は地図の時間で往復3時間。往きは下りベースで40分ほどで富士見峠へ。これで稜線つながった!帰りは完全に消化試合だな。カメラはザックに入ってるので、早足で歩いてみるか。緩い下りは走ると気持ち良いな!緩い登りも試しに走ってみたら、これが意外と走れる。まあ、長くはもたないけど。その甲斐あってか、登りベースの復路も同じ40分で。往復1時間20分か…。これだったら、先日富士見峠に来た時に寄っておけばよかったかも。後の祭りですけどね。

天狗原山からもこの調子で下りたいとこだけど、そうは問屋が卸しません。なにしろ枯葉がしっかり積もってますもんで。枯葉の下には小石が潜んでたり、滑りやすい泥だったりします。ブレーキかけながらの下りになるので、変に疲れてしまいます。靴ももう底が擦り減り気味で、お払い箱が目前に迫ってる状態。それでも天狗原山から1時間少しで降りてこれました。やっぱりカメラをぶら下げてないと早いな。

展望全くなく、雨にも降られた稜線つなぎフィニッシュとなりました。未踏の区間だったところの展望とかはだいたい想像付くけど、いつか晴れた日に歩きたいところです。まずはスキーで歩いてみたいですね。そして、暇があれば一気縦走もしたみたい。





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