北八ヶ岳 双子山&双子池 ハイキング双子山の山頂付近
北八ヶ岳の双子山に登ってきました。双子山なんて今回初めて知りましたね〜。蓼科山の次は北横岳かと思ってましたけど、その間に双子山はあったのでした。目立つピークではないですけどね。双子池なんてのも初めて知ったしなあ…。双子池に山小屋があって、テン場もあるなんて…。このあたり、疎いというか、興味があまりないというか…。山の形は双子には見えないので、双子山の由来は双子池から来たのかな…? ■大河原峠へこの週末、久々に遠征を企ててたんですが、狙い撃ちされたかのように週末だけ雨マーク。梅雨はおとなしくしとけ…ってことか。で、おとなしくしてたところ、土曜の雨は未明で上がり、日曜はナント晴れ予報!急なので近場の山にしておきます。最近の得意技であります『信州ふるさと120山』からのピックアップです。なでしこ準々決勝を見てからの出発とします。 登山口は大河原峠。直線距離は40キロそこそこだけど、道路を通ると茅野周りでも立科周りでも倍以上の距離となります。アップダウンも激しいし、行くのが結構面倒臭いのであります。7時半頃出発。天気はほぼ晴れ。梅雨らしくない澄んだ空気で、遠くの山もクッキリ近くに見えます。なんとか昼過ぎまではもってもらいたいところです。
■大河原峠からまずは双子山に登ります大河原峠は二回目。一回目は登山のようなことを始めた頃に蓼科山に登りに来た時で、実に久しぶりとなります。記憶は全くナシです。大河原峠の駐車場はほぼ満車でした。ある程度路駐はできそうな雰囲気です。大河原峠自体がもう山みたいなもんで、標高は2000m以上もあります。北半分180度の大展望!とくに浅間連山の眺めが抜群!山に登る必要がないですね… ま、それでも山に登ると他の方向の展望が効くはずなので登ります。ほとんどの人は蓼科山を目指すんだろうなあ…。いきなりハクサンチドリ!期待は高まりますが、今日一日を通して花は少なかったです。時期が早いのか、もともと少ないのか…。ダラダラと登ります。開放的な笹原と草原が広がっていて、草原越しの浅間山がいいですねぇ〜。この草原には今のところコケモモしか見当たらないけど、このあと何か咲いてくるんだろうか…?
■双子山の山頂は展望良好!双子山の山頂は横広。北西端に三角点があって、南東も少し小高くなっています。大河原峠からしばらくは手前の丘で見えなかった蓼科山の山頂。双子山に近付く頃には丘の上から山頂が顔を出すようになります。隣には北横岳があって、ちょうど鞍部に中央アルプスが。澄んだ空と面白い雲がいい感じです。大河原峠は180度のパノラマでしたが、双子山は360度のパノラマとなりました。秩父の山々もよく見えました。
■双子山から双子池へ休憩するほど歩いていないので、双子山山頂では立ち止まり休憩程度で。双子池に向かって下ります。結構ゴイゴイと下って行きます。大河原峠からずっと開放的だったのに、下り始めるとシラビソだか米栂だか知らんけど、針葉樹の林に突入!一気に暗い雰囲気になるけど、キタヤツらしいといえばキタヤツらしいか…。 かったるくなる頃に双子池ヒュッテに降り着きます。そのヒュッテを挟んで両側に双子池。北側が雄池、南側が雌池となってました。きっと昔は繋がってて一つの池だったんだろな…と推測される?繋がって陸になったところに双子池ヒュッテがあるような感じです。今まであまり人に会わなかったけど、ここにはボチボチ人が集まるようです。十字路にもなってますんでね。
■双子池ヒュッテで休憩ヒュッテの前のベンチで休憩。雄池の写真を撮りに行って、雌池の写真を撮りに行って、ベンチでパン食ったりして過ごします。ヒュッテ周辺はイチゴの花が真っ盛り。あと、ベンチのところにスミレが咲いていただけで、あとは何にも咲いてなかったなあ…。
■双子池から倒木地帯を抜けて亀甲池へここから先は見どころがなさそうなので、場合によっては引き返すことも考えていました。でも、双子山から降りてきた道をまた登り返すのはアホ臭い。天気も良いことだし、二度目があるかもわからないので、予定通りに周回するとします。雌池の北側を半周するように道が付いています。ちょうどヒュッテの対岸くらいにキャンプ場がありました。キャンプ場があるのも初耳。テントも2張りほどあり。 雌池から離れ、登りにかかります。オサバグサが一杯咲いていました。あと倒木も一杯!新しい倒木から古い倒木までありました。除去する様子は全くナシで、倒木を縫うように踏み跡が付けられています。結構厄介で不快だったけど、苔とか花とか面白い感じで生えてて、写真撮りながら歩いていたので気が紛れた感じでした。亀甲池に向けての峠を越え、下りにかかると倒木はなくなりました。亀甲池は今ひとつ…。
■亀甲池から天祥寺平経由で大河原峠に戻りますあとは消化試合モードだな…と思ってたところ、暗い針葉樹林から明るい草原状になり、正面には蓼科山が見えるように。そして、雪が積もったかのように地面が真っ白に。イチゴの花の大群落です。密度の濃いチングルマの大群落並みでした。消化試合モードが一転しました。ただ、咲いてるのがイチゴのみで、他の花は全く?ナシ。 天祥寺原で滝ノ湯川沿いの道と合流。ここから広い笹原にカラマツがポツリポツリと生える緩い登り。良い雰囲気のとこだけど、歩けど歩けど景色がかわらないので、そのうち飽きてきました。スキーで歩くのも楽しいかも…?飽きてしばらくで建物が見えてきて、大河原峠に到着です。やっぱり峠からの展望は素晴らしい!
■トキンの岩に立ち寄ります急きょ思い付きで歩いた今日のコース、双子山と双子池以外は期待してなかったけど、倒木地帯も含め、なんだかんだ楽しかったです。歩くだけだと楽しくなかったかもですが、カメラ持ってると別の楽しみがあっていいですね〜。暗い苔苔地帯なんて今まで好きじゃなかったけど、カメラがあると被写体探しが楽しいです。カメラは抜きにしても、変化のある楽しい周回コースでした。 帰りにトキンの岩に寄ってみます。尾根上に岩峰があって、岬のようになっていました。飛び出た位置にあるだけあって、ここも浅間山などの展望が素晴らしいです!高度感もあるし。花も咲いてました。ミヤマキンバイなんて山歩いてても一つも見なかったのに…。ここの方が高山植物っぽい花が多かったなあ。
■本日の温泉は蓼科高原の親湯ホテル温泉は蓼科高原の新湯ホテルへ。日帰り入浴は1000円だけど、温泉手形の対象になっているので得した気分です。日帰り入浴なのに出迎えてくれたり、ホテルのおもてなしでした。風呂もまずまず。露天と内湯は離れてて、裸のまま行けないのが減点ポイント。で、せっかく服を着て行った露天が囲まれ過ぎで狭い感じ。内湯はぬるめでゆっくりできました。
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