尾白川 鞍掛沢 乗越沢 沢登り![]() 概ね快適に遡行できます
早いものでASC-OB会が始まって3年目。いろんなことが定着してきた感があります。この週末はそのASC-OB会企画の沢登り。当初は1泊2日で尾白川支流の鞍掛沢のそのまた支流の金山沢を予定してたんですがが、日曜日の天気が…。土曜日日帰りで行くことに。金山沢の一つ下流の支流であります乗越沢へ。乗越沢は昨年同時期に別口で行ってて、2年連続となりました。沢は同じでもメンバー違うから、まーいいか。 ■まずは林道歩きからメンバーは今回の隊長コンドル氏が率いるグリズリーから3名、TOKIアルパインから3名、トマの風から2名、名古屋ACCから1名、マツキンから1名+ワタクシの10名。道の駅白州に6時に集結です。そして入山口であります、日向山の登山口へ。最近人気の日向山ですけど、さすがにこの時間から登る人は少ないようで、先客は1名様のみでございました。 道の駅では結構晴れてたのに、日向山の登山口は霧に巻かれてしまっています。今日の予報は夕方から雨。渦巻寒気系なので降るか降らないかは?で、降ればドサーッと降る可能性も。登山道に出るまではもってもらいたいところです。昨年歩いたばかりの1時間強の林道歩き。10年以上前の黄蓮谷の時も歩いたな〜。ぎりぎりウォーミングアップの範囲内ですかね。林道終点からはロープにぶら下がりながら入渓点へ。
■尾白川本流部昨年は水量多くて、渡渉にロープ使ったりしました。今年は少ないというか平水の雰囲気。水量のせいで進むのが厳しいということはないです。今年も水は黄色っぽいです。昨年は水が多いから黄色いんだと思っていました。もともと色が黄色になってしまったのかなあ…?黄蓮谷の時は青かったもんなあ…。竿を持った二人が先行します。じっくり釣ってはいられない中で2匹ゲットしてくれました。夜の宴会で焼いて、2匹を10人で食いましょう! 尾白川の本流は花崗岩の岩盤が発達しています。岩はよく磨かれていて、滝もナメもツルンツルンです。地形図に滝マークのある立派な滝。昨年はチャレンジして敗退したけど、今年はチャレンジせずに巻き道へ。コンドル君とトシ君はツルツルのとこは突破したけど、その先で進退窮まってて上から救助。鞍掛沢出合までは単調なとこもあるけど、へつったりナメを歩いたりと適度に楽しいです。
■鞍掛沢へと入ります鞍掛沢に入ると水量がグッと減り、川幅もずいぶん狭くなります。それでも渓相は悪くないですね〜。スケールは小さくなったけど、本流の時と同じようにそこそこの滝やナメが出てきます。天気は相変わらずで、沢底にまで霧が立ち込めています。せっかくの明るい沢が暗くて残念。…と思っていたら、日が差してきました。ちょうどナメ滝と釜が続く良いとこで日が差してくれました。やっぱり沢は日が当たらないとね!
■鞍掛沢の支流であります乗越沢を詰めます乗越沢出合は広河原になっています。泊りで来る場合は、ここもテン場候補。しばらく休憩したあと乗越沢へと進みます。乗越沢は10mくらいの滝で出合っていて、快適に登って行けます。ただ、この滝を登り切ると渓相は激変して、消化試合の様相です。明るかった沢は一気に陰鬱系に。下半分はそこそこの滝が連続するけど、暗いし苔っぽいしで快適度は低いです。 二俣を右へ右へと進みます。水がチョロチョロになって沢形が浅くなるあたりで、右岸の獣道を追います。乗越沢は出合からコルまで400mもないんですけど、水が枯れてからが長く感じました。救いはヤブ漕ぎゼロ!なこと。しかも薄いけど踏み跡あり。膝丈より低い笹原でどんどんと登って行くことができます。逆にどんどん登れるもんで脚が疲れるんだろうな…。鞍掛山と駒岩(2029m)のコルに登り上げます。霧に覆われていて寂しい感じです。
■下山と日向山あとは下山なんですが、まずは駒岩まで急坂登りが待ち構えています。太ももがジンジン…。駒岩からはほぼ下り。走って降りた3人以外はのんびり下ります。日向山への砂浜登り、標高差はたいしたことないけど足が辛い…。日向山でしばらく足休めして最後のひと下り。日向山から先の登山道はナント下りやすいこと!時間も遅めで人も少なくストレスなく下ることができました。
まずは温泉温泉!尾白の湯へ。なんと820円!去年の記録を見ると720円。値上げしとる…。同じ『べるが』の中にあるバンガローで泊まると200円引きになるのが救いでした。道の駅の隣にあるスーパーで買い出ししてバンガローへ。こちらもなんとなく高めの料金…。関東に近い巨大な施設なのでこんなもんなのかな…?やや高いぶんは宴会を盛り上げて元とったれ!今日も最終メンバーまで残り、朝は最後まで寝てました。朝から雨でチェックアウトのあと、心置きなく解散となりました。
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