池口岳 南アルプス深南部何かとあまり気の進まない山でしたが、良い条件で行ってこれました! 南峰から見た池口岳
南アルプス深南部の池口岳に登ってきました。信州から見ると深南部というには浅めでしょうか…。寸又峡とかあっちの方を想像しますね。一応、光岳より南なので深南部!で、その池口岳ですが、二百名山、信州百名山、信州ふるさと120山…と、いくつものタイトルを持っています。でも、足が進まない山だったんですよね〜。遠い、長い、鬱蒼としてそう、蛭が出るかも…など、行きたくない要素が凝縮されております。今回、ズクを出して行ってきました! ■県内なのに登山口までの長いことこの手の山は、平日に一人で行くってもんですね。早朝4時に安曇野を出発。やっぱり2時間では着かないですね…。明るいんだから、もっと早く出ればよかった。登山口に着いてビックリ!先客が2台もあるではないですか!池口岳はマイナーな山と思っていましたが、実はメジャーな山だったの…?絶対に1人だと思ってたけど、他に人が入ってると何か心強いですよね。
■登山口から黒薙の頭までは着実に登ります天気はほぼ晴れ!ちょっと白みがかってるけど、この季節なんで仕方ないでしょう。一つ目のコースタイムのチェックポイントが黒薙の頭で3時間。かなりアバウトです。急坂→平坦→急坂→平坦を繰り返しながら、着実に高度を上げていきます。自分の位置もつかみやすいですね。登山道はとても歩きやすいです。きちんと整備してあるというより、整備しなくても荒れない道といった印象でした。心配してた蛭もいなさそうです。 ほとんど展望はなかったんですが、右の斜面が大きくガレてるとこからは、本日初めて池口岳が見えました。まだまだアホほど遠いですね〜。見ない方がいいくらい。ガレの縁は南に開けてますが、山の名前はほとんどわかりません。熊伏山とか遠く恵那山くらいかな、わかったのは。ガレの縁の一番高いところが黒薙の頭。そこで小休止です。
■黒薙の頭から先はアップダウンが激しくて大変!黒薙の頭から池口岳山頂までは、実物を見ても、地形図を見てもアップダウンが激しいです。最後の登りまでは、あまり高度を上げません。しかも、ほとんど展望ないし…。ザラナギってとこにテント張れるとこがあるようですが、どこだかわかりませんでした。というか、張れそうなところがあちこちにあって、特定できなかった感じ。池口岳の山頂でも快適スペースがありました。 1983mのポコを最後に、山頂への本格的な登りとなります。樹林の空いたとこからは聖岳や上河内岳、そして光岳も見えました。山頂直下では笹原になり、初めて良い景色だなあ…と感じました。加加森山から光岳に至る道を分け、ひと登りで池口岳の山頂となります。山頂の少し下で、関東ナンバーの年輩5人組とすれ違いました。ちなみに、黒薙の登りで単独の方を抜きました。そして、下りで泊まり装備の方とすれ違いました。本日は4組8名様ですな。
■池口岳山頂 そして南峰へ行こうかどうしようか・・・池口岳山頂は濃い樹林に包囲されてて展望ナシ…。でも、休憩するには快適な感じです。樹林の隙間から南峰が見えています。遠いような近いような…。池口岳登頂という意味では、ここ北峰でOK。もう面倒臭いので降りようかな…。でも、もう二度と来ないかもしれないので、行っておこうかな…。北峰の方が眺めいいらしいし。ということで、南峰へ!休むと行く元気がなくなりそうなので、このまま南峰に向かいます。 短い笹の急斜面を滑りそうになりながら降ります。降りてしばらく緩いアップダウンがあり、最後の南峰への登りはわりと楽。南峰は展望いいのかと思ってたら、こちらも樹林に取り囲まれておりました。ただ、途中からは加加森〜光岳の山並みがバッチリ!光石もハッキリ見えていました。そして、池口岳の北峰が…。なんと立派な山容だこと!歩いててもわからなかったけど、ピラミダルでカッコイイ!帰りの南峰への登りは急で、やっぱり疲れました。
■黒薙の頭まで、何度も登り返しがあって疲れました・・・予想はしてたし、覚悟もしてたけど、やっぱり黒薙の頭までの下りは疲れた…。アップダウンが多過ぎる!池口岳の核心は、下りのここだな。黒薙の頭に登り着いて、やっと今日の登りはオシマイ。あとは下るだけと思うと、心置きなく休憩できます。黒薙の頭からは道が良くなるので、走って降りたい気分に。今日は一眼のカメラぶら下げてないし…。おかげで45分で登山口まで降りました。無事、池口岳が片付きました!思ったよりも早く降りてこれたので、チンタラと下道で帰りました。
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