鳥海山 お花見ハイキング天気はイマイチだったけど、花はたくさん咲いてました! 千蛇谷
たいがい梅雨真っ盛りなのに海の日。3連休なので3日の山を計画するんですが、だいたいポシャります。今年もポシャって、天気見ながらの日帰り攻撃となりました。東北の天気がマシそうだったので東北を計画したら、直前になって東北の方が悪い予報になってしまいました。天気はイマイチながら、鳥海山と高原山に登れたのでヨシとしましょう。美味しいラーメンも食べれたし… ※少し大きめの花の写真はこちら 鳥海山までは450キロほど。だいたい7時間くらいかかります。前夜に出発するんですが、早く出すぎると深夜割引に引っ掛からないのが悩みどころです。2時ごろ道の駅鳥海に到着。この3連休いっしょに動くまきchin隊も夜中のうちに到着。5時半に起きて鉾立に向かいます。…が、空は湿っぽい雲に覆われていて鳥海山見えず…。鉾立まで登ると下層の雲の上に出ますが、その上にも雲があってサンドイッチ状態。 ■微妙な天気の中を登り始めます3連休の初日、鉾立駐車場の埋まり具合は半分強かな。多いのやら少ないのやら普通やら…?上層の雲はウロコ雲で、ほぼ隙間なくウロコという感じ。ところどころ青い部分も見えているので、それが広がってくれることに期待です。なんとか目指す鳥海山は見えています。遠いです…。階段を登り、石畳の道を大汗かきながら登ります。 ハイペースで登っていましたが、賽の河原が近づくと花が増えてきて、一気にペースダウン。みんな写真撮りまくり〜!抜いた人に次々と抜き返されます。ニッコウキスゲが目立っていました。雪が融けたばかりのとこには、初夏の花もたくさん残っています。花自体もいいんですけど、お花畑の中に点在する石が庭園風でいい感じ。晴れてたらなあ…
■御浜小屋はいいとこでした!晴れてればなあ・・・賽の河原からひと登りで御浜小屋。小屋の先に出ると眼下に鳥海湖。少し前から雲に覆われるようになってきて、鳥海湖が見えるか心配でした。曇りがちながらも見えてよかった…。この御浜小屋の鳥海湖側斜面の花がすごかった!ニッコウキスゲをはじめ、その他の花も密度が濃くて色とりどりです。鳥海湖を見下ろすロケーションが素晴らしいですね。晴れてたらなあ…
■御浜小屋から七五三掛の間は花真っ盛り!御浜小屋の先はひとコブ扇子森があり、その先で下ったりしてあまり標高を上げません。このあたりの地形はスキーで何度かたどっているので、鮮明に記憶ありです。雪がない景色は全く違いますけどね…。そーなんです、鳥海山はスキーでは何度も来てるけど、雪のない時期に登るのは初めてなのであります。8回目にして初めての夏山なのでした。 御浜小屋から七五三掛にかけては、まさに花まみれでありまして、ニッコウキスゲ、ハクサンイチゲ、チングルマなどなどが、斜面を埋め尽くしておりました。ついつい花に誘われて、分岐を鳥海湖の方に進んでみたりと…。晴れてたら鳥海湖を南から周回する道もいいなあと思いました。ああ…、晴れてたらなあ…
■登りは千蛇谷からにしました七五三掛で千蛇谷か外輪山かの分岐点。今は曇ってるので、先に谷から登ることに。こんなにトラバース長かったっけか…と思いつつ歩いてると、鳥海山の固有種でありますチョウカイフスマ発見!ツメクサのような感じで咲いてるんですね〜。少し進むと千蛇谷の全貌と新山が!曇ってると思ったら見えてました。 千蛇谷には雪渓が残ってますが、今年は少ないんでしょうね〜。忘れもしない1998年、長野オリンピックの年、初めてスキー持って鳥海山に来た年は、GWにもかかわらず滑れたのは千蛇谷だけでした。鉾立は積雪ゼロでしたからね〜。2〜3ヵ所は雪渓拾いながら滑ったりはしたけど…。今年の冬も異常に雪が少なかったけど、1998年は天変地異ですね。 千蛇谷は雪渓を登るのかと思いきや、渡って対岸の台地を歩きます。雪渓を登ってる人もいましたけど…。花はあまり咲いてないです。悪くはないんだけど単調なので、大物忌神社までがかなり長く感じました。
■大物忌神社でゆっくりしたあと新山へ大物忌神社は巨大な要塞。神社といいつつ山小屋ですな。150人も泊まれるみたいです。周辺はミヤマキンバイでまっ黄色でした。しばらくゆっくりした後に新山へ。大きな岩が複雑に積み重なった新山は登りにくい道。昔の地図には載ってないですからね〜。その積み重なった岩の一番高いところに、ペンキで2236m新山と書いてありました。落ち着ける場所がないので、とっとと七高山へと向かいます。
■新山に登ったあとは、外輪山最高峰の七高山へ新山から東側の道をたどって、神社の一段上から外輪山のほうへ。外輪山の壁を50mほど登ったら外輪山の稜線に出ます。このあたりチョウカイフスマがたくさん咲いていました。七高山は外輪山の最高峰で、三角点は新山ではなくこちらに。西側は絶壁になってて、東側はスキー向きの斜面になっております。
■外輪山ルートで下りますが、途中で霧雨も・・・さて、下りは外輪山の稜線を通って帰ります。歩き出すと同時に霧雨が…。仕方ない、カメラはしまうか…。霧雨の中を歩くのは気持ちいいけど、これ以上強くなってくれるなよ。やんだり、時々強くなったりしながらも、カッパを着るほどの雨にはならなくて助かりました。七五三掛で登りの道と合流。霧雨でしっとりとしたせいか、登りの時より花の色が鮮やかに感じました。御浜小屋から鉾立がちょっと間延び…。長かった…。
■下山後のお楽しみは・・・片付けて車で降り始めると、霧雨ではなく粒の雨。カッパが要る雨が降ってきました。ふもとまで降りるとやんだけど、なんと蒸し暑いこと!こんなので車中泊できるんかいな!下山後のイベントであります温泉、夕食、車中泊は全て道の駅象潟で。風呂上がりの夕食でビール飲めるのが最大の利点です!日が落ちてからは気温が下がり、思ったより涼しく寝ることができました。
■翌日は雨につき・・・翌日はさらに北上の予定が、なんと北ほど悪い予報になってまして…。あきらめて観光です。観光といっても食べ物食べて回るだけですけど…。まずは酒田の飛島という朝7時からやってる海鮮料理店へ。朝から行列ができてました。づけ丼を頂きます。朝から本降りの雨なので心置きなく観光。 このあとさらに南下して喜多方へ。行列覚悟のはせ川です。着いてから食べるまで2時間かかったかな。ずっと行列に並ぶわけではなかったので楽しく待てました。日曜限定の黒はせ川にもありつけ満足。お味の方はもちろん美味しいけど、2時間並ぶほどのもんではなかったような…。行列が行列を呼ぶパターンかな。会津坂下の道の駅でジェラートをなめ、会津田島の夢の湯へ。温泉はイマイチ。今晩は標高の高い会津田島の道の駅で車中泊です。
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