鳥海山 お花見ハイキング



天気はイマイチだったけど、花はたくさん咲いてました!


千蛇谷

■2016年7月16日(土) ■東北 鳥海山 ■天気:くもり  ■メンバー:ゴロ太君、まきchin、T世
■コースタイム 鉾立(6:55)⇒御浜小屋(8:30〜50)⇒七五三掛(9:50〜55)⇒大物忌神社(11:05〜25)⇒新山(11:50)⇒七高山(11:25〜40)⇒七五三掛(13:35)⇒御浜小屋(14:10〜25)⇒鉾立(15:25)
■温泉:象潟道の駅 眺海の湯(350円)  ■食事:眺海(道の駅) ■車中泊:道の駅象潟

たいがい梅雨真っ盛りなのに海の日。3連休なので3日の山を計画するんですが、だいたいポシャります。今年もポシャって、天気見ながらの日帰り攻撃となりました。東北の天気がマシそうだったので東北を計画したら、直前になって東北の方が悪い予報になってしまいました。天気はイマイチながら、鳥海山と高原山に登れたのでヨシとしましょう。美味しいラーメンも食べれたし…

※少し大きめの花の写真はこちら        

鳥海山までは450キロほど。だいたい7時間くらいかかります。前夜に出発するんですが、早く出すぎると深夜割引に引っ掛からないのが悩みどころです。2時ごろ道の駅鳥海に到着。この3連休いっしょに動くまきchin隊も夜中のうちに到着。5時半に起きて鉾立に向かいます。…が、空は湿っぽい雲に覆われていて鳥海山見えず…。鉾立まで登ると下層の雲の上に出ますが、その上にも雲があってサンドイッチ状態。

■微妙な天気の中を登り始めます

3連休の初日、鉾立駐車場の埋まり具合は半分強かな。多いのやら少ないのやら普通やら…?上層の雲はウロコ雲で、ほぼ隙間なくウロコという感じ。ところどころ青い部分も見えているので、それが広がってくれることに期待です。なんとか目指す鳥海山は見えています。遠いです…。階段を登り、石畳の道を大汗かきながら登ります。

ハイペースで登っていましたが、賽の河原が近づくと花が増えてきて、一気にペースダウン。みんな写真撮りまくり〜!抜いた人に次々と抜き返されます。ニッコウキスゲが目立っていました。雪が融けたばかりのとこには、初夏の花もたくさん残っています。花自体もいいんですけど、お花畑の中に点在する石が庭園風でいい感じ。晴れてたらなあ…


鉾立の登山口


整備された石畳の道を登っていきます


ひと登りでお花畑ゾーンへ


ハイペースが途端にペースダウン

■御浜小屋はいいとこでした!晴れてればなあ・・・

賽の河原からひと登りで御浜小屋。小屋の先に出ると眼下に鳥海湖。少し前から雲に覆われるようになってきて、鳥海湖が見えるか心配でした。曇りがちながらも見えてよかった…。この御浜小屋の鳥海湖側斜面の花がすごかった!ニッコウキスゲをはじめ、その他の花も密度が濃くて色とりどりです。鳥海湖を見下ろすロケーションが素晴らしいですね。晴れてたらなあ…


御浜小屋


御浜小屋周辺はニッコウキスゲがいっぱい!


なんとか鳥海湖も見えてくれました

ショウジョウバカマ イワカガミ
ミツバオウレン ニッコウキスゲ
マルバシモツケ チングルマとツガザクラ
ベニバナイチゴ イワショウブ

■御浜小屋から七五三掛の間は花真っ盛り!

御浜小屋の先はひとコブ扇子森があり、その先で下ったりしてあまり標高を上げません。このあたりの地形はスキーで何度かたどっているので、鮮明に記憶ありです。雪がない景色は全く違いますけどね…。そーなんです、鳥海山はスキーでは何度も来てるけど、雪のない時期に登るのは初めてなのであります。8回目にして初めての夏山なのでした。

御浜小屋から七五三掛にかけては、まさに花まみれでありまして、ニッコウキスゲ、ハクサンイチゲ、チングルマなどなどが、斜面を埋め尽くしておりました。ついつい花に誘われて、分岐を鳥海湖の方に進んでみたりと…。晴れてたら鳥海湖を南から周回する道もいいなあと思いました。ああ…、晴れてたらなあ…


晴れた時にほとりを歩いてみたい


扇子森から七五三掛の間のコルへ


コル周辺は大規模なお花畑


ハクサンイチゲもまだ元気


足が進みません・・・


撮ってください!って感じのニッコウキスゲ


七五三掛への登り

チングルマ ミヤマホツツジ
シロバナトウウチソウ ノギラン
ヨツバシオガマ イワイチョウ
ハクサンチドリ アオヤギソウ
ハクサンフウロ ハクサンシャジン
ダイモンジソウ ミヤマキンバイ
ウサギギク ハクサンシャクナゲ
ハクサンイチゲ ミヤマリンドウ
バイカオウレン
ヒナザクラ イワイチョウ

■登りは千蛇谷からにしました

七五三掛で千蛇谷か外輪山かの分岐点。今は曇ってるので、先に谷から登ることに。こんなにトラバース長かったっけか…と思いつつ歩いてると、鳥海山の固有種でありますチョウカイフスマ発見!ツメクサのような感じで咲いてるんですね〜。少し進むと千蛇谷の全貌と新山が!曇ってると思ったら見えてました。

千蛇谷には雪渓が残ってますが、今年は少ないんでしょうね〜。忘れもしない1998年、長野オリンピックの年、初めてスキー持って鳥海山に来た年は、GWにもかかわらず滑れたのは千蛇谷だけでした。鉾立は積雪ゼロでしたからね〜。2〜3ヵ所は雪渓拾いながら滑ったりはしたけど…。今年の冬も異常に雪が少なかったけど、1998年は天変地異ですね。

千蛇谷は雪渓を登るのかと思いきや、渡って対岸の台地を歩きます。雪渓を登ってる人もいましたけど…。花はあまり咲いてないです。悪くはないんだけど単調なので、大物忌神社までがかなり長く感じました。


七五三掛から千蛇谷へのトラバースでチョウカイフスマが!


千蛇谷へ


千蛇谷は雪少なそう


夏道は雪渓の左側に付いていました


花はこれからなのか少な目


振り返るとこんな感じ

イワブクロ チョウカイフスマ
ノウゴウイチゴ イワギキョウ
アオノツガザクラ チョウカイフスマ
ツガザクラ イワウメ
カラマツソウ ミヤマウスユキソウ

■大物忌神社でゆっくりしたあと新山へ

大物忌神社は巨大な要塞。神社といいつつ山小屋ですな。150人も泊まれるみたいです。周辺はミヤマキンバイでまっ黄色でした。しばらくゆっくりした後に新山へ。大きな岩が複雑に積み重なった新山は登りにくい道。昔の地図には載ってないですからね〜。その積み重なった岩の一番高いところに、ペンキで2236m新山と書いてありました。落ち着ける場所がないので、とっとと七高山へと向かいます。


要塞のような大物忌神社


神社周辺はキンバイでまっ黄っき


岩が積み重なるとこを登って新山へ


大物忌神社と外輪山


こんなスリットを抜けて


鳥海山の最高点!


今度は胎内くぐり

■新山に登ったあとは、外輪山最高峰の七高山へ

新山から東側の道をたどって、神社の一段上から外輪山のほうへ。外輪山の壁を50mほど登ったら外輪山の稜線に出ます。このあたりチョウカイフスマがたくさん咲いていました。七高山は外輪山の最高峰で、三角点は新山ではなくこちらに。西側は絶壁になってて、東側はスキー向きの斜面になっております。


新山から七高山へ


雪渓を横切り


イワベンケイとミヤマキンバイの寄せ植え


外輪山からの新山


七高山まであと一息だ


七高山を反対側から

■外輪山ルートで下りますが、途中で霧雨も・・・

さて、下りは外輪山の稜線を通って帰ります。歩き出すと同時に霧雨が…。仕方ない、カメラはしまうか…。霧雨の中を歩くのは気持ちいいけど、これ以上強くなってくれるなよ。やんだり、時々強くなったりしながらも、カッパを着るほどの雨にはならなくて助かりました。七五三掛で登りの道と合流。霧雨でしっとりとしたせいか、登りの時より花の色が鮮やかに感じました。御浜小屋から鉾立がちょっと間延び…。長かった…。


帰りは霧雨が降ってる時間が長かった


御浜小屋からはかろうじて鳥海湖

■下山後のお楽しみは・・・

片付けて車で降り始めると、霧雨ではなく粒の雨。カッパが要る雨が降ってきました。ふもとまで降りるとやんだけど、なんと蒸し暑いこと!こんなので車中泊できるんかいな!下山後のイベントであります温泉、夕食、車中泊は全て道の駅象潟で。風呂上がりの夕食でビール飲めるのが最大の利点です!日が落ちてからは気温が下がり、思ったより涼しく寝ることができました。

ハタハタうどんとハタハタ天丼 比内地鶏丼
岩牡蠣

■翌日は雨につき・・・

翌日はさらに北上の予定が、なんと北ほど悪い予報になってまして…。あきらめて観光です。観光といっても食べ物食べて回るだけですけど…。まずは酒田の飛島という朝7時からやってる海鮮料理店へ。朝から行列ができてました。づけ丼を頂きます。朝から本降りの雨なので心置きなく観光。

このあとさらに南下して喜多方へ。行列覚悟のはせ川です。着いてから食べるまで2時間かかったかな。ずっと行列に並ぶわけではなかったので楽しく待てました。日曜限定の黒はせ川にもありつけ満足。お味の方はもちろん美味しいけど、2時間並ぶほどのもんではなかったような…。行列が行列を呼ぶパターンかな。会津坂下の道の駅でジェラートをなめ、会津田島の夢の湯へ。温泉はイマイチ。今晩は標高の高い会津田島の道の駅で車中泊です。

海鮮市場の2階に飛島 朝は限定メニュー
4人の朝食 づけ丼
はせ川の外観 左が黒はせ川、右はしょうゆラーメン
     
 しょうゆラーメン    黒はせ川




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