蒲生岳 会津のマッターホルン里山と岩山と高山の雰囲気が味わえます! 直登コースの岩場トラバース
敬老の日の連休と言えば秋の長雨のシーズン真っただ中。なかなか思うように山に登れません。今年も秋雨前線が居座ってて、おまけに台風も接近中で前線も活発化。東日本は軒並み雨予報となってしまいました…。もともとは泊まりの山を予定していましたが、天気予報を見ながら日帰りで登るしかなさそうな…。少しでも天気がマシな北へ北へと追い上げられてしまいます。 一気に東北北部まで行くのはしんどいので、初日は会津の山を一つかませます。。只見町にある蒲生岳です。標高は828mと低いんですが、鋭く尖った岩山で、会津のマッターホルンと呼ばれてるそうな。○○のマッターホルンって日本にいくつあるんだろう…?知ってるのは槍ヶ岳と大源太山くらいですけど。 ■登り口はまさに里山仕事が終わって出発し、道の駅ゆのたにで車中泊。5時ごろ起きて、六十里越で只見に向かいます。小出はまあまあ晴れてたけど、田子倉湖あたりでは雨が降ってきました。只見に降りるとやんだけど、山には低い雲がかかっています。低い山に登るのに、低い雲がかかってたらダメじゃないですか…。国道沿いに広い駐車場があって、道をはさんだ公民館?にトイレもあり。どうやら今日は先客はいない様子。季節が悪いのか、天気が悪いからか、そもそも人気がないのか…? 国道を渡って路地に入り、車の通れない踏切を渡ります。すぐに標識があって右に曲がって畑の中を進むと、蒲生岳の登山口です。最初は栗林。地面には足の踏み場もないくらい栗が落ちていました。歩いてると、ドスッと左肩に栗爆弾が…。栗って軽そうに感じるけど、高いところから落ちてきたら、それなりの破壊力があります。夕方、温泉で当たったところを見たら赤くなっていました。
■里山、岩山、高山の雰囲気が共存828mの鋭鋒ですが、山裾は立派なブナ林が広がります。傾斜が徐々に強くなると、足元も土から岩に変わります。生えてる木も灌木に。里山にしては岩山の雰囲気、高山の雰囲気が漂ってます。登る時は蒲生岳の中腹から上に雲がかかっていましたが、今はその雲はなくなったみたい。なんとなく空も明るくなってきた気がします。晴れてくれとは言わないので、せめて雲がなくなって欲しいです。 わりと冷えた朝だったんですけど、登り始めると汗かきます。暑い!さすが1000m以下の山!山頂の少し手前で道が分かれます。直登コースと迂回ルートかな。難易度高そうな直登ルートを登りに使います。そんなに難易度高い実感はナシ。岩場は一部だけでした。いつの間にか山にかかっていた雲はなくなり、少しだけだけど青空も見えるように。
■蒲生岳の山頂 まあまあ晴れてくれました蒲生岳の山頂は丸くなってて、高度感はあまりないです。山頂直下に高度感ある展望を楽しめる場所がありました。山頂からも展望はまあまあ。気になるのは浅草岳かな。少し雲は多めだけど、山頂右に早坂スロープを確認。浅草岳を特定することができました。会津朝日岳とかも近いんでしょうけど、雲の中なのかわからず…。
■下山は迂回ルートであります鼻毛通し経由で下りは迂回コースで下りますが、かなりの急傾斜の道。直登コースより岩場は少ないけど、いやらしさは迂回コースの方が上?登りやすさを求めた道というよりは、鼻毛通しを経由するために迂回っぽくなっただけなのでは…?難易度的にはどちらも似たようなものです。下りも里山の楽しみの一つ。眼下に里を見ながらの下りは楽しいです。最後の栗林では、栗爆弾に注意しながら通過。天気は今一つだったけど、それなりには楽しめた蒲生岳でした。
■下山後のお楽しみは・・・さて、下山したら温泉…ってとこですが、まだ朝の10時前。今入ってもまた夕方入りたくなりそうなのでガマンします。次のミッションも控えていることだし…。次のミッションというのは、芦ノ牧温泉近くにある牛乳屋食堂。通りがかるたびに、気になって仕方ない食堂です。しかも、食べログとかでも評価高いし!ただ、ここは喜多方にも近く、喜多方ラーメンの誘惑が強力!今日は最初から牛乳屋食堂に行くと決めて来ました。食堂の外には順番待ちの人が数名いたけど、そんなに待たずに入れました。美味しくラーメンを頂きました。ソースカツ丼は今2くらい。 このあと会津若松の鶴ヶ城を観光し、明日の山に備えて北上です。天気が北ほど良い予報なので、とりあえず北上します。ラーメンの喜多方、肉そばの河北をまさかの素通り。この日は秋田県に入ったとこにある道の駅おがちで車中泊です。明日はこの近辺の山に登る予定だったけど、もっと北に行かないと雨にかかってしまいそう。ということで、後生掛温泉から焼山に登ることと相成りました。
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