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南暑寒荘(4:37)⇒湿原入口の展望台(5:51〜6:00)⇒湿原はずれの展望台(6:36〜43)⇒南暑寒岳(7:56〜8:13)⇒展望台(9:08⇒16)⇒展望台(9:45〜10:00)⇒南暑寒荘(11:00) |
暑寒別岳の往復はコースタイム12時間と長丁場。朝方は虫が少なくて助かった。はじめは林道の続きのような道だったが、橋を渡ったところから登山道に。日が昇るとともに虫が活動を始めたのか、ウヨウヨと出てきやがった。暑くても半袖になれないのがつらい。 湿原の入口にはブラシが置いてあった。これで靴についた泥を落として、湿原に外からの植物が入ってくるのを防ぐのだ。そこからすぐのところにやぐらのような展望台があり、そこで休む。湿原越しの暑寒別は、まるで尾瀬ヶ原越しの至仏山みたいだった。規模は尾瀬にはかなわないものの、なだらかな山容は尾瀬に似ていた。湿原のほうも尾瀬のようにまっ平ではなく、左右から起伏がきていた。 湿原には立派な木道があった。立派な木道が終わったところで分岐。左方向の一方通行になっていた。花はもう終わったのか、ほとんど咲いていなかった。湿原から離れ、ひと登りで展望台。今度は逆方向から湿原が一望できる。ただひとつ、虫が多いのが難点だ。 ここから南暑寒岳まではダラダラ登り。道は広かったが、両側は背丈の高い笹で、左右の視界はなかった。山頂にはおばさん1人。旦那さんは暑寒別に登りに行って、帰ってくるまで待っているそうだ。暑寒別岳まではそう遠く感じないが、コースタイムは2時間半となっている。行きはよいが、帰りが長い道のりになりそうで、景色もこことそう変わらないと思ったので、やめて戻ることにした。 帰りの湿原は人でごった返していた。みなさん登山という感じではなく、湿原の散策といった感じだ。湿原から先はすれ違う人をかわすのが大変だった。下りにして始めて、ここが観光客の領域だということを知った。南暑寒荘の駐車場は満車で、車道にもあふれかえっていた。 下山後、雨竜町のいきいき館という温泉に入った。町の若者の集会があったようで、風呂の外では宴会をやっていた。時々すごい大きな音で放送がかかり、耳障りだった。 明日は芦別岳に登る予定なので、富良野へと向かう。滝川で三頭火を発見。迷わず入る。三頭火はおいしいラーメンということで、テレビでもよく紹介されているようだ。実際、スープはおいしかたけど、麺はイマイチだった。富良野市街から南に数キロ、山辺というところが芦別岳の登山口。ちょうど登山口が太陽の丘というキャンプ場になっている。実際、夕方まで日当たりがよく、暑くてたまらなかった。太陽は芦別岳と夫婦岩の間に沈んだ。 |
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