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白峰三山縦走

広河原から登って白峰三山を縦走し、奈良田に降りました
 
 山域  南アルプス  白峰三山
 山行日時  1994年9月20日〜21日
 登山形態  無雪期 一般道
 メンバー  単独



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■9月20日   晴れ   広河原⇒肩の小屋⇒北岳⇒北岳山荘

■9月21日   くもり時々晴れ   北岳山荘⇒間ノ岳⇒農鳥岳⇒奈良田


登山を始める以前は、間ノ岳は知っていたが、何故か日本第2の高峰である北岳を知らなかった。1位(富士山)、3位(奥穂高岳)、5位(槍ヶ岳)はすでに登頂済みなので、ここで一気に2位(北岳)、4位(間ノ岳)をやっつけることに。

M田氏は白峰三山にはすでに登っていた。そこで、まだ登っていない鳳凰三山に行くことに。一緒に車で夜叉神峠口まで行き、そこでM田氏を降ろす。ボクはそのまま広河原まで車で入り、白峰三山を目指す。M田氏は鳳凰三山を縦走し、広河原に下山の予定。広河原でボクの車を回収し、ボクの下山予定地である奈良田まで迎えに来てもらうという完璧な計画だ。

大樺沢沿いの道を登り、二俣から草すべり経由で北岳を目指した。肩の小屋には10時ごろ到着。今日は北岳山荘に泊まる予定だが、時間が余ってしまうくらいだ。北岳の山頂でゆっくりする。

写真は北岳からの甲斐駒ヶ岳。雪をかぶっているように見える、山頂付近の白い花崗岩が印象的だ。その他、仙丈岳、鳳凰三山なども好眺望だった。
槍・穂高と双璧の日本を代表する高い稜線。高いだけでなく、どっしりとした風格もある。9月も下旬となり、草紅葉が進んでいた。
鳳凰三山方面には雲がかかっている時間が多かった。ちょうど雲がなくなったので写真を撮った。

ここから見たら鳳凰三山に雲がかかっているようだったが、鳳凰三山にいたM田氏は、白峰三山に雲がかかっていたと言っていた。論争となった。ちょうど真ん中あたりに雲があったのだろうか・・・?

今晩は北岳山荘に泊まる。
朝食は弁当にしてもらい、早目の出発とする。受付する時に、今日の行程を聞かれ、「奈良田まで行きます」というと、「無理です」見たいなことを言われた。そうメチャクチャ長い行程とは思わないのだが・・・。

歩き始めてしばらくで御来光。甲府盆地は雲海の下だった。その雲海を突き抜けて富士山が聳えていた(写真)。
間ノ岳の山頂に登り、標高第5位の頂を踏んだ。北岳とは3mしか違わないが、北岳の方が鋭く尖っているので高く見える。間ノ岳はどっしりしているぶん高さ感がない。

北岳の左に見えている甲斐駒ヶ岳がだいぶ遠くなってしまった。
でかい間ノ岳に阻まれて南の展望はなかったが、間ノ岳山頂まで来ると南の展望が開ける。とくに仙塩尾根の先にある塩見岳がかっこよかった。

間ノ岳までは快晴だったが、農鳥岳に登る頃には雲が沸いてきて、農鳥岳では展望がなくなってしまった。

あとは下山のみ。大門沢あたりまではよかったが、そこから先の長い沢沿いの道は飽きがきてしまった。

奈良田には2時半に到着。北岳山荘からちょうど9時間くらいだ。でも、迎えに来ているはずのM田氏がいない。鳳凰三山からの下山のほうが圧倒的に早いはずで、車の回送に時間がかかったとしても、もう奈良田に来ていてもおかしくない時間だ。1時間くらい待ってやっと現れた。M田氏は早くに下山していたが、芦安で温泉に入っていたため遅くなったのだった。ボクの下山は夕方になるだろうと、勝手に決め付けていたようだった。

広河原にいたら中央道で帰るところだが、奈良田にいるので52号線を南下して清水ICから東名高速に乗ることにした。清水までがやたらと長く感じた。



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