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天気は薄曇りながら展望は良好で、山はクッキリと見えていた。風も穏やかで、池に波が立っていなかったので、鏡で見たような「逆さ立山」を見ることができた。
この天気なので、今日のうちに剣岳を登頂してしまいたい。コースタイムはちょっぴり長めだが・・・。 |
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7月の下旬に来た時は、まだ縞々に残雪があったが、9月の下旬にもなると、雪はすっかり消えてしまっている。早くも紅葉が始まりかけていて、北アルプスは秋の気配が濃くなっていた。 |
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剣御前を越え、最短の稜線通しに剣岳へと向かう。さすがに日本三大雪渓の剣沢だ。稜線直下にもまだ雪が残っていた。
写真は剣沢の源頭あたりから、スプーンカットにえぐられた剣沢を見下ろしている。下の小屋は剣沢小屋で、背景は後立山連峰。 |
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最大の難所とされている「カニのタテバイ」。ハイシーズンは渋滞するようだが、紅葉にはもう少し早いし、しかも平日ということで、貸切状態だった。
何もなかったら登るのは苦労しそうだが、鎖とボルトが完備されているので、とくに難しいと感じるところはない。M田さんはちょっとおぼつかない感じだったが・・・。
それよりも、手前にあった変な踏み跡に入ったところのほうがいやらしかった。正規のルートではないため、しっかり踏まれていなくて、けっこう不安定なところがあった。 |
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予定通りに初日に剣岳登頂。雲は少し多くなってきたものの、展望には差し支えなかった。後立山、立山、薬師以南の山並み・・・等々、申し分のない展望だった。
時間があまりないので、急ぎ足での下山。もう9月の下旬なので、日の入りもだいぶ早くなった。前剣と一服剣の間で、落日を見ることに。剣山荘に着いて受付。時間が遅いので夕食は用意できないとのこと。まあ、仕方のないところだ。 |
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2日目はまっすぐ室堂に戻っても芸がないので、大日岳のほうに寄り道する。大日岳はイメージ的にマイナーな山だが、行ってみるとこれがまた素晴らしい山。
剣の眺めは良いし、称名川をはさんで見る弥陀ヶ原から立山にかけての雰囲気も良し。花の盛りにはさぞかし大規模なお花畑だろうなあ・・・というところも結構あった。 |