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飯縄山(戸隠高原より)

 戸隠・高妻、北アルプスの眺めが良い山 
 
 山域  北信五岳 飯縄山
 山行日時  2003年11月2日(日)
 天気  晴れ 
 登山形態  無雪期 一般道
 メンバー  H野×2、T世
 行程  西登山道登山口⇒飯縄山⇒西登山道
 温泉  戸隠神告げ温泉 湯行館 (600円)


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2001年の文化の日の連休で妙高に行って以来、2年ぶりのH野家、T野家のダブル山行。行こう行こうとは言いながらもお互いの山行が忙しく、ちょうど2年経ってようやく実現した。

H野家は前日夜の10時頃に我が家に到着。おみやげに日本酒1升とビール1ケース持参だ。さっそく前夜祭が始まり、取り止めのない話題で延々早朝4時まで続いてしまった。ビールは飲まなかったが、日本酒を2人で4分の3も飲んでしまい、次の朝は思いっきり二日酔いであった。ほどほどにしておけば良かったと、いつもあとから思うのだが、調子に乗りやすいタイプで、調子に乗ると歯止めが利かない両家の悪いクセが今回も出てしまった。7時にウチを出て、9時くらいには登り始める予定だったが、起床から1時間もずれ込んでしまった。

安曇野はこの時期特有の放射霧。今日の霧は相当に濃かったが、この霧の時は晴れが確約されているようなもの。実際に霧の上は快晴であった。寝坊のおかげで長野I.Cまで高速に乗る羽目になり、善光寺の脇を抜けて戸隠高原へ。中社の横の道から登山口へ。

西登山道登山口(10:50発)⇒飯綱山山頂(13:00〜40)⇒登山口(15:07着)
中腹からの戸隠連峰
戸隠連邦の眺め

天気は快晴で、登山口あたりからでも戸隠、後立山連峰がきれいに見えていた。登山口周辺には10数台の車が止まっていた。この時間なので、おそらく一番遅いほうの出発だろう。はじめは緩い遊歩道のような尾根道を進む。このあたりはもう、木々の葉っぱはすでに登山道に落ちてしまっている。おかげで枯葉が道を覆っていて、やや歩きにくい状態。左に瑪瑙山を見ながら、長い単調な道をひたすら登ることになる。

萱ノ宮あたりから少しずつ傾斜が増してくる。そのぶん背後の戸隠連峰と後立山連峰がどんどん大きくなってくる。また、高妻山もだんだんと大きくなってきた。高妻山は見え始めたころは三角錐の鋭い山容だったが、進むにつれて乙妻山のほうまで見えてきて、横広の山に変わっていった。ただ、だんだんと太陽が西の方に向きを変え、戸隠、後立山が逆行になっていくのが残念だった。寝坊さえしなければ、もっとクッキリとした戸隠&後立山を見ることができたのに・・・。まあ、展望の方は明日の戸隠山に期待しよう。

山頂までもう少し
山頂までもう少し

急登に変わってしばらく登ったら、開けた尾根の上に出た。さっきまでの樹林帯から潅木帯に変わったため、雰囲気がガラリと変わる。ここで初めてはっきりと山頂が見えた。また東側の山々も見えるようになり、菅平や浅間山が見えていた。大きな岩のある所で休憩した。気持ちの良い尾根道を30分チョイ歩くと山頂。直下で南登山道と合流するが、そっちの方がメジャーなのか、8割方の人が南登山道を利用しているようだ。

山頂に着くと、メシを食ったり、飲み物を飲んだり、みなさん和んでおり、ほのぼのとしていた。今日は11月とは思えない陽気で、半袖でも暑いくらい。とくに山頂は風もなく、じっとしていてもポカポカだ。山頂で初めて北側の展望が開ける。黒姫、妙高、火打、焼山が目に飛び込んできた。ちょっと霞み気味だったのが残念。持って来たビールを開ける。ノドが乾いていたのでおいしいのはおいしかったが、前日の酒が抜けきっておらず、胃の方はチョイとむかつき気味だった。きのうの寝不足がたたり、じっとしていると眠ってしまいそうだ。もう動くのがイヤになりそうだった。

山頂から戸隠、高妻方面を望む
飯縄山頂より戸隠方面

下りは魂が抜けた状態で歩いていた。荷物も軽いし、行程も短いにもかかわらず、下山後にこんなに疲れてしまったのは、睡眠不足と酒の飲みすぎに他ならない。宴会の本番は今日の晩なのに・・・。気分はもう宴会どころではなかった。

温泉は神告げ温泉 湯行館。戸隠周辺にはここしか温泉がないためか、えらい混雑していた。女風呂は芋洗い状態だったようだ。幸いなことに男風呂のほうは空いていた。このあとが忙しいのと、湯が熱かったり、混雑していたりで、みんな早々に温泉から出てきた。

温泉を出て、買出しをして、すでに今年の営業を終了した戸隠キャンプ場へ。カセットコンロ&土鍋持参で、準備段階では気合い入りだったが、気だるさと眠気からイマイチ盛り上がらなかった。とくに前日飲み過ぎた日本酒には手がつかなかった。


宴会を早々に切り上げて寝たおかげで、ぐっすり9時間は寝ることができた。天気はどんよりとした曇り空。戸隠連峰の稜線付近まで雲が降りてきていた。7時過ぎに奥社の駐車場から歩き始めるが、そのうちポツリポツリと雨が落ちてきた。夕べ寝る時は満天の星空で、天気予報も良いはずだったのに・・・。奥社の直前で本降りとなり、奥社で引き返すことにした。戸隠は期待していたので残念だったが、天気の悪い日に登っても仕方がないので、まあ今回は諦めよう・・・。

駐車場に戻り、隣接するからくり忍者屋敷に行った。そのあと行列のできている「うずら屋」という蕎麦屋に入って昼メシ。そして戸隠をあとにして、穂高の自宅に戻った。



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