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今年の紅葉沢登り第1弾は西ゼン。しかし、紅葉は涸沢あたりが週明けに見頃を迎えるということで、ちょっと西ゼンあたりは早いかも。まあ、稜線あたりはいい感じになっているのでは・・・。
この週末の天気予報は全国的に良さそうだった。しかし、寒気の名残があるみたいで、谷川岳周辺の天気はどうなることやら・・・。N君は仕事がら夜発が難しいので、朝3時に豊科インター待ち合わせで出発。安曇野は星空だった。飯山を越えたあたりから雨が降り出す。寒気が入っている時の典型的な天気だ。津南でいったん上がったが、峠を越えて湯沢に入るとまた雨。最後のコンビ二でも雨。登山口に着いても雨。しばらく様子を見ることに。回復傾向は間違いないので、中止ということは考えなかった。少ししたら明るくなり、なんとか雨は上がった。あまり気分は乗らないが、出発準備をする。 はじめは林道歩き。吊り橋を渡ってから登山道となるが、雨上がりということもあって湿っぽく、気持ちの良い道ではなかった。ぬかるみもひどい。早く沢に入りたかった。1995年の登山地図では、登山道は一度左岸に渡るが、今はずっと右岸につけられていた。1時間チョイで西ゼン出合に着く。出合に着くとまた霧雨となった。歩き始めるとすぐに止んでくれた。
出合は貧相で平凡な渓相。イイ沢までは倒木も多くうざったいが、上流の高いところには中ゼンの滝や紅葉しているのが見えて、これから先が期待できる。東ゼン出合の手前からナメやスラブが出始めるが、このあたりはたまりやすいのか倒木が山積みになっていた。ここは直登できなかったので、左の潅木づたいに巻いた。東ゼン出合では、東ゼンの大滝等が圧巻。西ゼンは両側が大きく開けていて、スラブが扇形に発達している。かなり上のほうまで見渡せた。第1スラブ手前の滝は右側を直登。登りは簡単だったが、最後の落ち口へのトラバースがいやらしかった。あとの2人は無難に左から巻いていた。
第1スラブは水流の左側から登った。さっきまでの雨のせいで岩が濡れていて、晴れの日よりも難しいんだろうな・・・とか思いながら登っていた。でも、斜めに走るバンドが縦横無尽についているので、うまく選べば苦労することなく登れる。ちょっと間違って行き詰まると、下り気味のトラバースになるのでいやらしい。
平標新道は前半は笹の中の見晴らし抜群の尾根道。西ゼンの全体像を眺めながらの下山。沢全体がこれほど良く見えるところも珍しいのではないか。おかげで復習しながら下ることができた。雨上がりだからか、いつもそうなのか、泥が滑って大変だった。下山の間で20回前後は転んだと思う。転ばないように気を付けるので、変なところに力が入ってしまい、いつもとは違う疲れ方をしたようだ。 4時に駐車場に着き、湯沢町内で温泉に入り、津南でメシを食って、家に帰ったのは9時ごろ。次の日は4時起きで仕事だったので、その日はボロボロだったのは言うまでもない。 ■感想
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