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焼岳は1998年の北アルプス全山縦走の時に行って以来の3度目。初めて登ったのは1996年で、この時も中ノ湯から登った。この時は釜トンネルの少し先が登山口だったが、安房トンネルの開通に伴って中ノ湯温泉が移動し、登山道も一緒に移動することに。R158の旧道の10号カーブの先が登山口になった。ここはすでに標高約1600m。古い登山口より300m高い所にあり、焼岳まで標高差1000mないことになる。おいしくなったもんだ・・・。 11月になって暖かい日が続き、最高気温が20度を越える日が続いている。今日も南から暖かい風が吹いており、朝は平年よりも7〜8度も高い10度くらいだった。昨年は10月の末に真冬並みの寒気が入って、北アルプスは早々に真冬の山となってしまっていた。大町あたりでも十数センチの積雪を記録していた。今年はどうなっているのか・・・。
安房峠の10号カーブ先にある登山口の駐車スペースには、7,8台の車が止まっていた。ウチらが着いてから、2パーティーがここを発った。天気は下り坂だが、なんとか昼間は持ってくれそうな感じだ。今のところは高曇り。高い山には雲がかかっていたので、高曇りとは言わないか・・・。気温は高く、薄着で出発。 はじめはほぼ水平な道。尾根に出てからは急登とダラダラ道を繰り返す。すでに木々の葉っぱは全て落ちきっている。つまらない樹林帯の単調な道だが、木に葉っぱが付いてないぶん、展望が利いてうれしいところだ。霞に煙った霞沢岳が見えていた。時々振り返って、乗鞍は見えないかと探すが、位置的に見えないのか、雲の中にあって見えないのか、乗鞍の姿を見ることができなかった。 りんどう平で休憩中、3人組がやって来た。アイゼン、ピッケル持参の真冬装備だ。遠くから来る人は今の北アルプスの状態がわからないから、当然雪に対する装備を持って来るだろう。うちらは北アルプス麓に住んでいるため、雪の状況はリアルタイムでわかる。したがって、今日は夏山と同じ装備で軽快に日帰りするつもりだ。ボクに至っては運動靴だ。
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