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晩秋の焼岳(中の湯より)

中ノ湯から焼岳を往復してきました。今年は冬の訪れが遅く、雪は全くありませんでした。
 
 山域  北アルプス 焼岳
 山行日時  2003年11月8日(土)
 天気  くもり時々晴れ 
 登山形態  無雪期 一般道
 メンバー  T世
 行程  中の湯10号カーブ⇒りんどう平⇒焼岳⇒中の湯
 温泉  中の湯温泉(700円)  信州 湯の郷 さわんど温泉



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焼岳は1998年の北アルプス全山縦走の時に行って以来の3度目。初めて登ったのは1996年で、この時も中ノ湯から登った。この時は釜トンネルの少し先が登山口だったが、安房トンネルの開通に伴って中ノ湯温泉が移動し、登山道も一緒に移動することに。R158の旧道の10号カーブの先が登山口になった。ここはすでに標高約1600m。古い登山口より300m高い所にあり、焼岳まで標高差1000mないことになる。おいしくなったもんだ・・・。

11月になって暖かい日が続き、最高気温が20度を越える日が続いている。今日も南から暖かい風が吹いており、朝は平年よりも7〜8度も高い10度くらいだった。昨年は10月の末に真冬並みの寒気が入って、北アルプスは早々に真冬の山となってしまっていた。大町あたりでも十数センチの積雪を記録していた。今年はどうなっているのか・・・。

登山口(8:20発)⇒りんどう平(9:25〜35)⇒焼岳山頂(10:25〜35)⇒りんどう平(11:08〜11:35)⇒登山口(12:25着)

安房峠の10号カーブ先にある登山口の駐車スペースには、7,8台の車が止まっていた。ウチらが着いてから、2パーティーがここを発った。天気は下り坂だが、なんとか昼間は持ってくれそうな感じだ。今のところは高曇り。高い山には雲がかかっていたので、高曇りとは言わないか・・・。気温は高く、薄着で出発。

りんどう平手前からの焼岳
リンドウ平1

はじめはほぼ水平な道。尾根に出てからは急登とダラダラ道を繰り返す。すでに木々の葉っぱは全て落ちきっている。つまらない樹林帯の単調な道だが、木に葉っぱが付いてないぶん、展望が利いてうれしいところだ。霞に煙った霞沢岳が見えていた。時々振り返って、乗鞍は見えないかと探すが、位置的に見えないのか、雲の中にあって見えないのか、乗鞍の姿を見ることができなかった。

尾根の傾斜が緩むと、樹林の間から双耳峰(ここからはそう見える)の焼岳が姿を現す。同時に樹林の種類も変わってきて、疎林と潅木と笹の世界となる。そして、やがてりんどう平に到着。ここからの焼岳の眺めが素晴らしかった。空は曇っていたためシラーッとしてたが、冬枯れの樹林と緑を維持している笹の向こうに、焼岳が聳えていた。北峰と南峰の間のコルに人が立っているのが見えた。

りんどう平からの焼岳
リンドウ平2

りんどう平で休憩中、3人組がやって来た。アイゼン、ピッケル持参の真冬装備だ。遠くから来る人は今の北アルプスの状態がわからないから、当然雪に対する装備を持って来るだろう。うちらは北アルプス麓に住んでいるため、雪の状況はリアルタイムでわかる。したがって、今日は夏山と同じ装備で軽快に日帰りするつもりだ。ボクに至っては運動靴だ。

ゆっくりしたいところだったが、あまりゆっくりして雨でも降ってくるとイヤなので、早々に山頂に向かうことにする。山頂は風が強く吹いていた。実際は生ぬるい風なんだと思うが、風速のぶんだけ寒く感じた。展望の方は全体的に霞み気味で、高い山は雲の中に隠れている。穂高は中腹より上が、笠ヶ岳はほとんど見えてなかった。霞沢岳は相変わらず霞の向こうにうっすらと見えていた。

風があって寒く、落ち着かないので早々に下山。りんどう平が眺めがよく、あまり風もなかったので、そこで大休止することにした。ここでビールを開け、コンビニで買った新発売のお菓子を食べる。30分ほどゆっくりしたあと下山。



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