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冬の浅間山登山

峰ノ茶屋からのピストンです。風は強かったものの天気は快晴で、山頂からは素晴らしい展望が得られました。
 山域  上信国境 浅間山(2568m)
 山行日時  2004年2月16日(月)
 登山形態  雪山一般道
 メンバー  I波、T世
 行程  峰ノ茶屋⇒浅間山山頂⇒峰ノ茶屋
 温泉  群馬の温泉情報(吾妻エリア) 信州日帰り温泉紀行(東信編)



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前夜は自宅で鍋&餃子パーティー。一緒に浅間山に行くI波さん他、松勤の若手4人と遅くまで飲んでいた。翌日は6時半過ぎに起きたが、日本酒の飲みすぎで二日酔い気味。天気のほうはほぼ快晴。昨日は強い冬型で、今日はそれが弱まったようだ。でも、独立峰の浅間山は風が強いだろうなあ・・・。

峰ノ茶屋(10:00)⇒森林限界下(10:55〜11:05)⇒東前掛山(14:00〜17)浅間山山頂(14:38〜15:00)⇒峰ノ茶屋(16:20)

滑れるかどうかはわからなかったが、ダメモトでスキーを持って来ていた。登山口である峰ノ茶屋から見る限りは、だいたい上のほうまで雪がつながっているようには見えた。樹林帯の雪が深いところではラッセルの道具になりそうなので、スキーを履いて出発。


峰ノ茶屋からの浅間山
下部の樹林帯
森林限界に出たあたり

古いトレースの上に、きのう降ったと思われる新雪が乗っかっている。小浅間山のコルまでは緩い遊歩道のような道。ツボ足隊のI波さんだが、それほど潜らないようだ。しかし、小浅間山のコル付近は吹き溜まる地形なのか、そこだけヒザくらいまで埋まっていた。スキーは全く問題なし。このちょっとの間だけで、差が大きく開いてしまった。改めてスキーの威力を痛感。木がなくなると風が強そうなので、木が生えているうちに一度休んでおく。


中腹より山頂方面
森林限界に出て、しばらく登ったところでスキーがはずれた。おかしいなあと思って見ると、ビンディング(ディアミールの初期版)のフレームがポッキリと折れてしまっていた。1月の黒姫山で右のフレームが折れ、今回は左側が折れた。もう寿命だったのかもしれない。仕方ないので、スキーを雪面にブッ刺し、ツボ足で山頂を目指すことにした。

森林限界に出ても、最初のやや急な斜面はほとんど風がなかった。でも、台地上に出ると、右から強風が吹きつけてきた。たまらず完全装備になった。しばらく頑張って登っていたT世さんだが、限界のようで、1人で下山することに。I波さんと2人で山頂を目指した。
東前掛山の手前から来た道を振り返る
ずっと東前掛山は手の届くところに見えているが、登れど登れどなかなか近づいてこない。登山道は東前掛山をトラバースしているが、アイゼンを履くのが面倒なので、トラバースせず直登する。

やっとこさ東前掛山に着き、風のない窪で久しぶりの休憩。腹ごしらえをする。山頂出発のタイムリミットを2時半としていたが、この時点ですでに2時半近くだ。でも、山頂を目の前にして降りるわけにもいかず、山頂を目指すことにした。

これまでのっぺりとした山容だったが、山頂に登ったとたん巨大な噴火口がパックリと口を開けていた。噴煙は2ヶ所から上がっている。噴火口越しに遠く北アルプスも望むことができた。谷川方面はまだ雪雲をかぶっている。ここから見る四阿山は独立峰に見える。まあ、山頂に登った瞬間のインパクトの大きさは、他に類を見ないものがある。ゆっくりしていられないので、しばらくで山頂を後にした。


山頂より噴火口(遠景は北アルプス)
四阿山が近くて大きい
雲海の上に八ヶ岳

下りは尻セードを交えながら、急ぎ足で下る。スキーを回収。壊れたほうはザックにつけ、もう1本は履いた。歩いたほうが早くて楽なのは間違いないが、せっかくここまでスキーで来たのだから、意地で片足で滑った。途中で左足はパンクし、右足に履き替える。キックボードのような感じで下っていった。駐車場に着く頃には、右足も限界寸前だった。

浅間山登頂は果たしたが、スキーで滑れなかったことが心残りだ。峰ノ茶屋からのルートのひとつ北側にボール状の斜面があり、そこを滑るととても気持ち良さそうだった。でも、雪の付き具合がイマイチのようだった。カミ雪のあととかが狙い目かもしれない。そうそう・・・、久しぶりに百名山を1つ消化したぞ!



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