山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE

HOME沢登り 山登りのページ



登川 米子沢

 快晴の予報が出ていたのだが・・・  今年の紅葉はイマイチか・・・?
米子沢 アルバムのページへ
 山域  越後 巻機山
 山行日時  2004年10月16日(土)
 天気  くもり 
 登山形態  沢登り
 メンバー  H口、M田、T世
 行程  米子沢橋⇒米子沢⇒避難小屋⇒井戸尾根⇒米子沢橋
 温泉  足を伸ばして松之山温泉まで行った  鷹の湯(400円)





9月から秋雨前線や台風のおかげで、思うように山に入れなかったが、この週末はやっとこさ秋晴れの予報が出た。土日とも快晴の行楽日和となるようだ。そこで、素晴らしい紅葉で名高い米子沢に行くことにした。ナメと紅葉と青空を存分に楽しもう!

米子橋(7:45)⇒最初の滝(8:30)⇒スダレ状滝(9:45)⇒大ナメ入口(10:50)⇒二俣(12:10)⇒巻機山避難小屋(12:25〜13:10)⇒米子橋(15:20)

4時に豊科のスワンガーデンで待ち合わせ。でも、Y平君がなかなか姿を現さない。電話をしてみても出ない。30分待って仕方なく4時半に出発。5時半ごろに中野あたりで「寝坊した・・・」というTELが入った。楽しみにしていただろうに、残念・・・。朝は冷え込み、ところどころで放射霧が発生していた。今日の快晴を確信していた。

ところが新潟県に入ると、高いところにある雲が一面に広がっていた。山は見えているが、太陽は出ていない。まあ、そのうち雲が取れて、晴れてくれるだろう。予想はしていたが、登山口周辺は車があふれかえっていた。さすがに日本百名山といったところだ。こういう時は軽自動車は重宝する。前回来た時は、沢装備の人がウヨウヨしていたが、今日はウチら以外にはいない。誰も米子沢に入ってないなんて考えられないので、恐らくみんなもう先に入っているのだろう。

下流部のナメ床
下流部 この辺はまだ紅葉は色づき始め
スダレ状の滝

高曇りの中出発。堰堤が終わるまでは作業道を歩かせてもらう。長〜いゴーロを30分以上歩く。だるいところだが、林道を歩くよりもマシだ。寒い朝のウォーミングアップにもなるし。最初の滝で先行者(団体さん)に追いつく。ロープを出して登っていた。どうしようか・・・と思ったが、ここはフリーで登っていく。滑ノ沢の先の連瀑帯は一気に巻いてしまった。いつか沢通しに登ってみたいところだ。

中流部のミニゴルジュ
突っ張りで越える
一番楽しいところ
大ナメの入口

晴れると思っていた空だが、いっこうに雲が引きそうな気配はない。苗場山方面はずっと快晴みたいなのに・・・。苗場山と巻機山の間くらいで、線を引いたように曇りと晴れの境目がある。それよりも南と東は薄く高い雲が、隙間なく覆っている。3人組を追い越し、スダレ状滝のあたりで別の団体さんを抜く。足跡はまだあったので、これより先にも遡行している人はいるようだ。スダレ状滝あたりは絶景を期待していたが、いかんせん太陽が当たっていないので、沢も紅葉もイマイチみすぼらしい。まったく残念だ・・・。

源頭部のナメ
天気には不満があったが、簡単すぎず、とくに難しくもない滝が随所に出てきて、遡行していて楽しい。その中でも、大ナメ手前のミニゴルジュあたりは特におもしろい。

大ナメは快適にヒタヒタと登っていけるが、調子に乗って遊んでいると、進退きわまってしまう。安全第一だ!下流のほうでは水は冷たく感じなかったが、いつの間にか足が冷たく感じるようになってきた。上の方には雪があるし、気温も上がってないからなあ・・・。

源頭の雰囲気になると同時に、チラリホラリと雪が見え始めてくる。一昨日の夜から昨日の朝にかけて、今年初めてのまともな寒気が入り、志賀高原で除雪車が出ている。立山の室堂でも20センチの積雪となったらしい。そんな感じなので、巻機山に雪があるのは当然だろう。滝を登っていて岩に手を置くと、雪が乗っかっていて「ウワァッ!」となるシーンが何度もあった。二俣を越えると完全に「積雪」といった感じ。当たり前だが、雪の上に足を置くとよく滑る。足がキンキンに冷えてきた頃、巻機山避難小屋へと続く踏み後に着き、ここで遡行終了。

振り返れば谷川連峰が・・・
雪に覆われた二俣
ニセ巻機から米子頭に続く稜線

避難小屋周辺では、たくさんの人たちが休んでいた。まだまだ雪は薄いが、山頂一角は完全に冬の装いだ。雪の上で沢装備解除。裸足になると、とても足が冷たかった。そんな状況の中にいると、気持ち的にも未練なく今シーズンの沢登りを納めることができる。

弱いが風があるのでカッパを着て下山開始。ニセ巻機からは尾瀬や日光の山々がクッキリと見えた。上空は依然として高曇りだが・・・。しばらく降りると風がなくなり、同時に寒さもなくなりカッパを脱ぐ。この辺はまだ秋という感じだ。気持ちの良い潅木帯を気分良くチンタラと下る。紅葉はやや鮮やかさにかけるのかなあ・・・。結局、最後まで太陽が出ることなく終わってしまった。帰って天気予報を見たところ、南岸の前線が南に下がり切らず、ちょうど魚沼あたりが雲の境目になっていた。

今日の下山後温泉は、ちょっと遠回りになるが松之山温泉。前々から気になっていたこの温泉は、日本三大薬湯とのこと。かなりきつめの湯で、舐めたらしょっぱかった。温泉後、津南で夕飯を食い、9時頃帰宅。今年の沢登り終了である。山スキーシーズンまでは、まだ間があるなあ・・・。


米子沢 アルバムのページへ


HOME沢登り 山登りのページ