クリヤ谷(錫丈岳)
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想像していたよりもずっと本格的な沢でした |
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山域 |
北アルプス 錫丈岳 |
山行日時 |
2004年9月4日(土) |
天気 |
くもりのち雨 |
登山形態 |
沢登り |
メンバー |
Y井、H口、Y平、M田、T世 |
行程 |
槍見温泉⇒クリヤ谷出合⇒錫丈沢出合⇒同沢下降 |
温泉 |
荒神の湯(志200円) その他・・・奥飛騨温泉郷 日帰り温泉マップ |
例年よりも早めに秋雨前線が現れ、この週末は良くない予報が出ていた。幸い土曜日は雨の降り出しが午後という予報だったので、近場で行程の短いクリヤ谷に出掛けることになった。
高原川の支流であるクリヤ谷は、出合からかなりの傾斜で詰め上がっている。主にゴーロ滝で形成されているが、時々10m前後の立派な滝が現れるといった渓相だ。“クリヤ谷はヘボ沢かも・・・”と想像していたが、それなりに本格派の沢で、それなりに楽しむことができた。行程が短く、とくに悪い箇所もないので、大人数での山行や、初心者がいる場合にはいいかも・・・。
槍見温泉(8:00)⇒クリヤ谷出合(8:20)⇒登山道横断地点(11:05)⇒錫丈沢出合 遡行終了(12:15〜13:00)⇒槍見温泉(13:50) |
天気はくもり。すぐに降ってきそうな感じはない。「新穂高の湯」の橋を渡ったところにある駐車場から歩き始め、笠ヶ岳への登山道を見送り、槍見館の脇を通り抜ける。しばらく作業道だが、道がなくなった所から高原川の河原に下りる。そして、しばらくでクリヤ谷の出合。出合には橋だのパイプだの架かっていて目障りだが、場所が場所だけに仕方があるまい。思ったよりもずっと水量が多い。
穴滝(?)地図上ではちがうが
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10m滝
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釜付き小滝をへつる
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ゴルジュの奥のスダレ状15m
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時々大岩を乗り越すのに苦労しながら、結構急なゴーロを登っていくと急に谷が狭まって10m弱の直瀑が出てくる。地形図の最初の滝マークのところだ。両壁が狭くそそり立っていて、上部でつながっていた。2つ目の滝マークに「穴滝」と書いてあるが、こっちと間違えたのではないか・・・?この滝を右から巻くと、滝上に古い大きな堰堤があった。
再び急なゴーロになり、次に立ちはだかったのが10m滝。両壁が立っていて登れない。少し戻って巻いたので滝の落差のわりに大きな巻きとなった。巻き終わったところで休憩。またまた急なゴーロを登っていると、側壁がだんだん迫ってきて、ゴルジュの奥に立派な滝が・・・(2個目の滝記号のところか・・・?)。泳いで取り付く気もなく(取り付いても登れるかどうかは不明)右から巻く。巻き終わったらすぐに10m滝となるが、ここは快適に左を登ることができた。
左を快適に登れる
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8m滝 ザイルを使用
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2条15m滝
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錫丈前衛フェイスを正面に・・・
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続いて8m滝。水流の左が簡単に登れそうだったが、今回が沢デビューのM田君、デビュー2戦目のY平くんがいたので、訓練ということでザイルを出して登ることにした。ずっと階段状だったが、最後のところが垂直でいやらし目。ザイルを出してよかったかな・・・。その分6人なので手間はかかってしまったが・・・・。ま、短い沢なので全く問題なし。すぐに登山道の徒渉点となり、そこで2度目の休憩となった。
階段状ナメ滝
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ここから先は錫丈の岩場を正面に見ながらの快適な遡行。水流が左右に大きく分かれる15mの滝があったが、水流の中央が階段状になっていたので、楽しく登ることができた。そして程なく錫丈沢の出合に到着。ここらへんは錫丈のクライミングのベースになっているところで、テントが1張りあった。
大休止のあと、下山にかかる。もうすぐ槍見館というところで、突然土砂降りに。雷までなっている。遡行終了後の大休止を10分早く切り上げていれば、この雨には遭わなかったのに・・・と後悔しながら、最後歩いていた。 |
雨の中、荒神の湯に浸かり、松本への帰路につく。9月に入って、しかもこの天気ということで、渋滞することもなく松本に帰ることができた。途中、安曇村の道の駅の向かいにある「ル・コパン」というパン屋さんに寄り道。そのパンがそのまま今日の夕食となった。
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