朝は小雪が舞っていた。スキー場がOPENすれば、今年から始めるテレマークのデビュー戦に出かけるつもりだったが、残念ながらOPENはまだ先のようだった。仕方なく鍬ノ峰登山に変更。朝は冬型で山は荒れ模様。しかし、急速に天気は回復し、常念山脈は早くから雲が取れる。そして昼前になって、後立山の雲も勢いがなくなってきた。 鍬ノ峰の登山口までは、ウチからわずかに30分。地の利を生かして、蓮華岳の雲がなくなったのを確認してから出発。後立山の雲はしぶとく残っていたが、登っている間に取れてくれるだろう。アプローチの林道に倒木が2ヶ所横たわっており、いずれも自力でどかして通過。きのうの爆弾低気圧のつめ跡なのだろう。
登山口あたりの積雪は5〜10センチくらい。送電線の巡視路になっている道を登っていく。下地のできてない雪道は歩きにくい。木の根っ子に乗ったりすると、ツルンっといってしまう。しばらく登るとだんだん背後の展望が開けてくる。そして不動岳、北葛岳、蓮華岳が姿を現してくる。餓鬼岳も見えるが、逆光でイマイチ。
山頂に着く頃には、さらに雲の勢いが増してしまって、北アルプスの山は何も見えなくなってしまった。風邪気味なのを押して登ってきた意味がない・・・。雲は1800mくらいの高さで、層のようになって広がっていた。東側にはあまり広がってなかったので、大町市街からはしっかり見えていたかもしれない。こんなことなら車で鷹狩山にでも登ったほうが良かったかも・・・。 雲自体は厚みがないので、もしかしたら取れてくれるかなあ・・・なんて期待。寒いのであったかいコーヒーを飲んだり、きのうテレビでやっていたヨガをして時間をつぶしていた。ヨガの甲斐があったのか(?)、爺ヶ岳方面の雲に隙間が・・・。さらに粘っていると、上の写真くらいまで雲が後退。さらに粘るともっと見えそうな気はしたが、時間が時間なので下山する。 案の定下りは雪&泥の滑りやすい道に苦労するが、なんとかアイゼンのお世話になるほどではなく無事下山。町まで戻ると、後立山が全開だったのは言うまでもない・・・。
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