朝の仕事が終わり、家に帰ったのが9時頃。朝食を食べた後に出発。生坂村のややこしい街中を縫って登山口へ。車道から登山道に入るところは、草が生い茂っており、くもの巣地獄となっていた。歩き始める前から登る気をそがれるような登山口だ。おまけに短パンを履いてきていたので、なおさらだ・・・。
天気のほうは完全に夏空。気温はかなり高め。北アルプスの山々の上空には入道雲。地熱の影響でか、モヤ〜ッとしている。このまま梅雨が明けてしまいそうな勢いだ。 |
蛇行する犀川
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意を決して短パンで草むらに突っ込む。救いだったのはストックが1本車に乗っていたこと。右手にストックを持ち、目の前のくもの巣を払いながら進む。完成された巨大なくもの巣もいくつかあった。中心には主がいたが、申し訳ないと思いながらもストックでくもの巣を払った。あっという間にストックはくもの巣だらけ。綿菓子ができそうな勢いだった。結局、最後までストックは杖として使われることはなかった。
草が生い茂っているのははじめだけで、尾根道になると道もしっかりしてきた。くもの巣は相変わらずだが・・・。はじめは緩やかだった道も、だんだんと登り詰めとなる。同時に蛇行して流れる犀川、それに沿って点在する生坂村の集落がどんどん下になっていく。 |
中腹から見た京ヶ倉山頂
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1時間弱で主稜線に出る。主稜線は痩せ尾根で、時折岩稜帯となる。右に北アルプス、左に岩殿山を見ながら山頂を目指す。ところどころ、里山とは思えないような、ダイナミックな岩尾根が出現。樹林は疎らなので視界は良好!その分、容赦なく太陽が照りつけて、暑いことこの上ない。主稜線に出てからは、たいした登りもなく山頂に到着。
山頂は疎らながら松が生えており、360度の大展望とはいかない。かといって、日差しをしのげるほどの日陰はないため、じっとしていても汗がにじみ出てくる。山頂ビールをグビグビと飲み、コンビニで買っておいたソウメンを食べた。今度来るとしたら冬だねえ・・・とか話しながら、暑くて仕方ないので、早々に下山することに。 |
山頂までもう少し
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粒デカの砂の斜面が多く、下りはズリズリになりながら下る。両側切れ落ちている部分は注意しながら下らなければ、落ちてしまったらあの世行きだ。主稜線から離れると樹林が濃くなって、逆に涼しくなる。みるみる犀川が近くなり、傾斜がなくなってくるとしばらくで登山口だ。
とにかく暑い一日だった。この日の松本の最高気温は33.6度。またよりによってこんな暑い日に里山に登らなくてもいいのに・・・。しかも、10時半から登山開始という、一番暑い時間帯に登ることになってしまった・・・。こんな日はやっぱりアルプスの高い山か沢登りに限るな!明日の日曜日は御岳の沢登り。こんな天気だったらいいのになあ・・・。 |
北アは霞んでしまっている(山頂より)
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