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鈴鹿 御在所/前尾根

 4年ぶり2度目のマルチピッチでのリードは少々緊張
 山域  鈴鹿 御在所岳
 山行日時  2004年11月7日(日)
 天気  晴れ
 登山形態  岩登り
 メンバー  T橋、K藤、H野、N村、T世
 行程  蒼滝⇒藤内小屋⇒前尾根⇒裏道6合目⇒藤内小屋⇒蒼滝
 温泉  入らず   湯ノ山温泉協会HP



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紅葉シーズンと晴れの予報が重なり、鈴鹿は大変な入れ込み。登山口に数台、蒼滝トンネルの上には数十台の駐車スペースがあるが、完全に容量オーバー。周辺の道路は路駐の車であふれかえっていた。ウチらも背に腹は変えられず路駐することに。

1ピッチ目のクラック
もう11月ということで寒さを懸念していたが、歩き始めると暑くて暑くて仕方ない。汗をポタポタ落としながらのアプローチ。これなら登攀中も寒くないかもしれない。

汗だくになって前尾根の取り付きに到着。順番待ちは3パーティー。順調にいけば2時間くらいで抜けられるようだが、混雑の具合によっては倍以上の時間がかかるかも・・・とのこと。

メンバー6人を2人組×3パーティーに分けて登ることに。1番手はTるキャプテン、2番手はH野N村組、3番手はT野×2で登攀開始。前尾根10数回制覇しているTるキャプテンは危なげなく登っていってしまった。これ以来終了点まで会話はなし。
藤内壁一ノ壁
1ピッチ目のクラックは無難に登れたが、その先左に回りこんでからの一手が難しくて、ヌンチャク鷲掴みでクリア。リッジを少し進んでビレイ点。このピッチは2つに分ける人も多いようだ。

少しコンテで進み2ピッチ目。ここは前半は簡単だったが、最後のチムニーだかクラックだかがホールドがなくて苦戦。冷や汗もんで登った。あとで聞いたら、登った左側が楽だったらしい。落ちなくてよかった・・・。

P6からは藤内壁一ノ壁でたくさんの人が壁に取り付いているのが見えた。

3ピッチ目はザイルを出すまでもなく、コンテで登っていきP5へ。次の40mガリーで順番待ちとなる。これまで寒くなかったが、この順番待ちで一気に寒くなり、体が固まってしまった。同時にテンションも落ちていった。

40mガリー(P4)
40mガリー上部
40mガリーを登るH野君

やっと4ピッチ目(40mガリー)。テンションは落ちたが、このピッチはとても簡単で快適だったので助かった。ただ終了点のP4はとんがったピークで風ビュービュー。長時間いるはめになったら辛かったかも・・・。

ヤグラ(P2)
いよいよ最後P3への登り。最初のピッチは、ややきわどい場面もあったが、ノーザイルで進んでいった。そして6ピッチ目。一気にP3まで行けそうな気もしたが、みんな途中でピッチを切っていたのでそれに習う。最後の7ピッチ目はあっという間。1番手のTるキャプテンはすでにヤグラに登って遊んでいた。P3からヤグラとのコルに降りて今日の登攀は終了。

ヤグラに登ったTるキャプテンがザイルを残してくれていた。しかし、時間はすでに3時前。松本まで帰らなければならないので結構大変だ。でも、次またいつ来れるかわからないので、せっかくだから最後遊んでいくことになった。

ずっとリードで登っていたので、トップロープでの登攀はすこぶる快適!
ヤグラを登るN村君
4時くらいに下山開始。不安定なルンゼを下り、裏道の6合目に合流。藤内小屋で少し休んだが、暗くならないうちに下山しようとこの先はハイペースで下っていった。車を止めたところに戻ったのは5時半で、ほとんど暗くなっていた。

帰りの道は四日市インターまでで少し渋滞に捕まったが、その先は思いがけず順調。名古屋組と別れ、自宅に着いたのは11時半くらいだった。


4年ぶり2度目のマルチピッチのリード。乾いた岩も6月以来。いきなり1ピッチ目と2ピッチ目に核心があったので、ちょっと引き気味になってしまった。ホールドのない細かいスタンスに立つのがとても恐かった・・・。濡れた岩に立つのも恐いが、これはまた別物のような感じだ。沢の方が性に合っていることを自覚。

※ピッチの数え方は僕なりの数え方なので、あしからず・・・。
※記録はボケ気味の頭で思い出しながら書いたので、間違いがあるかも。あしからず・・・。



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