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白砂山(2139m)



 山域  白砂山  
 行程  野反湖⇒堂岩山⇒白砂山(往復)
 山行日時  2005年10月30日(日)
 天気  ほとんど霧
 登山形態  ハイキング
 メンバー  A野、T世
 温泉  草津温泉 西の河原露天風呂(500円) 巨大露天風呂





10月末から11月にかけては沢登りにゃ寒いし、雪山にはまだ早い。そんなわけで、夏場は登らないであろう山へのハイキングが定番となっている。ホントならばクライミングでもして、ヘッピリクライミングから脱却しなければいけないのだが・・・。

山スキーの下見を兼ねて頚城方面へ行こうかと考えていたが、あいにく寒気が入るようで日本海側の山は天気悪そう。もっと南の方が晴れの確率が高いかなと考えたが、白砂山くらい内陸なら大丈夫かと思い決行。

道中、ボケーッとしていて道を間違え、湯の丸経由で行くことになる。これ幸いと紅葉ドライブ。湯の丸は北側も南側も紅葉は不調。茶色ばかりで赤も黄色もほとんどなしの大ハズレ。今年はどこもダメなのかな・・・と思ったが、そんな予想に反して野反湖の直下は当たり紅葉!なかなか鮮やかな色付きであった。
ルート図
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幻想的な野反湖
野反湖に着くまではきれいな青空が広がっていたが、野反湖より北は雲が・・・。おそらく寒気の影響によるものだろうが、ちょうどこの野反湖の稜線が境目になっているようだった。

南側からは日が差し、北側からはガスが流れてきて、野反湖は幻想的な光景が広がっていた。A野君曰く”北欧の風景ですねえ・・・”北欧がどんなところか知らないが、日本の普通のダム湖とは明らかに違う、なんともいえないうっとりする風景だった。

何故このダム湖が北欧風(?)の風景なのか・・・?帰りに考えたところ、@普通ダム湖の周囲は急峻な地形だが、ここは緩い斜面の中にある。Aその緩い斜面が笹原に覆われている、など。かなりの高所にあるってのも要因のひとつだろうなあ。

野反湖の一番奥が白砂山の登山口。手前はまだ日が差していたが、奥は日が差さず風があって寒々としていた。この雲が晴れてくれることを期待しつつ出発。はじめは笹原の気分の良い登りから始まる。ところが、しばらくで下り道。登りはじめてすぐに下りかよ・・・。そして、笹原も終わり、樹林帯へと入っていった。

野反湖(8:15)⇒水場(9:45〜55)⇒堂岩山(10:20)⇒白砂山(11:20〜12:00)⇒水場(13:05)⇒野反湖(14:35)

堂岩山まではずっと樹林帯。針葉樹と広葉樹が混じった、雰囲気の良い林だ。このへんはもう紅葉もとっくに終わって、葉っぱはもう全部落ちているのだが・・・。雰囲気のよかった林も、堂岩山が近づくにつれて間延びする林に。登山口付近が開けていて、登るにつれて暗くなっていくのも珍しいパターンだ。

登山口にて
堂岩山の看板は超ミニ
堂岩山からは霧氷の中を歩く

一転、堂岩山を越えると開けた笹原となる。風上側には潅木が生えているのだが、霧にさらされて霧氷がビッシリと付いていた。霧氷に感動しながらも、バックが青空じゃないのが残念なところ。しかも、北からの風に乗って来る霧で展望はあまりない。せっかく白砂山まで来たのに、今日はハズレだなあ・・・。山頂直下で20人ほどの団体さんとすれ違う。アルプスでもなければ百名山でもない。白砂山は実は人気の山なのか・・・?

風上側は霧氷がビッシリ
たまに霧が晴れると・・・
勘弁して欲しい白砂山の看板
山頂は風もなく穏やかで、時折日も差してきて暖かい。寒くてすぐに下山かなと思っていたが、これなら長居できそうだ。持ってきて失敗だったか・・・と思ったビールも、苦もなく消費。南側の展望はそこそこあったが、見てみたかった佐武流山は見えなくて残念。ただ、満開の山桜を思わせる霧氷は印象的だった。この頃からほんの少しだが、ガスの勢いが弱くなったようだ。

白砂山は登山口との標高差は600mほどと少ない。しかし、ルートは小刻みにアップダウンが連続する尾根道で距離がある。こういう道は行きは良い良い、帰りはダルイ・・・なのである。堂岩山までは霧氷と展望の良い笹原でダルダルモードにはならなかったが、堂岩山から野反湖まではテンションのカテゴリー1であった。実際かかった時間よりもずっと長く感じた。

下山後の温泉は草津温泉。草津は何度も通過したことはあったが、温泉街に足を踏み入れるのは初めて。さびれ気味の温泉街が多い中、草津温泉は元気だなあと感じた。ネットで調べた西の河原露天風呂へ。泳ぐ人が続出するほどの巨大露天風呂らしい。実際、露天は巨大だったが、それに比べて脱衣所はチョー狭!ちなみに泳いでいる人はいなかった。

今回の白砂山のナンバーワンHITは野反湖かな・・・。ナンバーツーは霧氷。白砂山自体、良い山なんだろうという感触はあったが、如何せん天気が悪かった・・・。あまりにも野反湖の印象が強く残った山行であった。

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