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遠見尾根 一ノ背髪北尾根



 山域  北アルプス 後立山連峰   
 行程  白馬47スキー場⇒一の背髪⇒平川⇒白馬47
 山行日時  2006年3月5日(日)
 天気  晴れ
 登山形態  山スキー(テレマーク)
 メンバー  トマ御一行様、T世
 温泉  





五竜のスキー場から登ることわずか約40分で一ノ背髪。そして約1000mの滑りが楽しめる。なんと効率の良い、お気軽なルートなんだろう・・・。でも・・・山に登ったという気がしない。スキーは楽しめるものの、終わってからの満腹感はなし。このルートはいわゆる“バックカントリースキー”というヤツで、“山スキー”とはちょっと違うような・・・。山スキーとバックカントリースキーの正確な定義はわからないが、イメージ的には・・・。まあ、時間がない時や疲れている時なんかには都合の良いルートだ。


今回はトマの風御一行様の山行に便乗させていただくことに。前夜はたつの邸で宴会。朝はゆっくりで、7時半頃に家を出た。今日はスキーヤーが少ないのか、道が混むこともなく白馬47スキー場へ。ちょっと遅めの到着となったが、ちょうど上に登るラインCのリフトが営業を開始するところだった。47のゲレンデトップから一ノ背髪が見えるが、昨日のものと思われるシュプールがウジャウジャについていた。テンション低下気味・・・。

地蔵の頭付近より見返り坂を
見返り坂上部
稜線に出る

幾重にも付いている登りのトレースを辿る。見返り坂だけ滑る人もいるようだ。昨日ほど澄んだ青ではないものの、今日もしっかり晴れてくれた。金曜日に少し降って、今日は晴れの2日目。パウダーなんて期待してなかったが、日当たりの悪い斜面にはまだパウダーの形で残っている。ただ、その下はカチカチの雪なのでどんなもんやら・・・。一ノ背髪は近すぎて思わず通り過ぎそうになる。尾根上で滑る支度をする。

稜線

一ノ背髪からの五竜岳
1332m地点の休憩中

まずは一ノ背髪から北のポコを目指す。ここは腐ったゲレンデ状態で、荒れた雪面と露出したアイスバーンに閉口。まったくもって滑りにくかった。・・・というか、こんな斜面だとBCに出た意味がない。ポコからは本流を避け、左の沢形に入る。ここはノートラック。昨日だと雪崩の心配があったのかもしれない。沢形なのに新雪は薄く、その下のアイスバーンに当たってしまう。上部の急斜は滑りにくかったが、やや傾斜が落ちたところからは気持ちよく滑ることができた。適当なところでトラバースして尾根に戻った。


戻ったあたりの尾根はわりと広く、シュプールもまだらとなる。なんとなくパウダーっぽい感触を楽しみながら1332mの台地へ。ここは、滑ってきたルートを振り返ることができる場所。平らで日当たりもよいので、休憩するにはうってつけ。休憩するほど疲れるタイミングではないのだが・・・。

尾根の末端付近では、早めに尾根から離れて、左の沢へと滑り込んでいった。ちょっと急で樹林も密なので腰は引け気味。雪が良ければ問題ないけど・・・。

沢に降り立ったあとがこのルートの核心。まずは堰堤を高巻いて平川に出合う。そのあと平川の徒渉となるが、今日はなんとか雪がつながっていたが、明日以降はアヤシイところだ。雪が切れたら本当の徒渉になってしまう。

平川を渡ったら林道までの登り返し。林道に乗ったあとは、前回はジェットコースターだったが、今回はそうはいかない。八方尾根からの雪崩で何度もデブリをトラバースすることに。けっこう時間を食ってしまう。巨大な堰堤の先で再び平川を渡って、白馬47スキー場へと戻る。あっけなく終わってしまった。自力で登ってないぶん、滑るありがたみが少ないような・・・。とにかく煮え切らない状態であった。かといって、このあとゲレンデを滑る気にもなれないし・・・。
※ GPSではないのでテキトーです


お気軽なところはありがたいけど、やっぱり山っぽいところが好きだなあ・・・。



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