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至仏山 山スキー



− 尾瀬ヶ原越しの燧ヶ岳が素晴らしい −





 山域  尾瀬 至仏山   
 行程  鳩待峠⇒至仏山⇒ワル沢滑降⇒鳩待峠
 山行日時  2006年5月6日(土)
 天気  晴れ時々薄曇  
 登山形態  山スキー(テレマーク)
 メンバー  T世
 温泉  白沢道の駅 望郷の湯(550円)





ゴールデンウィーク日帰り山スキー最終日は、もともと鳥海山の予定だった。しかし、東北地方の天気予報は芳しくない。とくに展望期待の鳥海山(鉾立から登って海に向かって滑る予定)だけに、天気の悪い日にわざわざ登りたくはなかった。これといった代替案もない。そこで、連休明けの週末に予定していた至仏山へ行くことに。来週の天気が保障されているわけではないし。行ける時に行っておこう。

前日の湯殿山から新潟経由で長躯鳩待峠へ。戸倉から先は開通しているけど、凍結の恐れがあるためか夜間はまだ通行止め。ゲートが開くのは7時半。6時半ごろ着いて、開門待ちの列の最後尾についた。どうだろう、前には20台くらいはいただろうか・・・?コーヒーを沸かして飲んだり、シートを倒して寝たりして時間をつぶした。鳩待峠では駐車場代を徴収するおじさんが待ち受けていた。ゲゲゲッの2500円。ハナから路肩に止めている人がいたが、2500円ってのを知ってて止めたんだろうなあ・・・。まあ、これを駐車場代を思わず、入場料と思って渋々支払う。

鳩待峠(8:10)⇒至仏山(10:45〜11:35)⇒ワル沢出合(12:15〜35)⇒鳩待峠(12:55)

ゲートの開通時間があるので、みなさんほぼ揃っての一斉スタート。ここは山スキーの山ではない・・・が第一印象。山スキーはもちろんのこと、ツボ足組みも大勢。ツアーと思われる大群もいる。そして目立ったのが、ゲレンデスキー組。お手軽だから集まるのだろうか・・・?
広い尾根を至仏山目指す
ワル沢の大斜面
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が見えてきた

鳩待峠から夏道のついている尾根通しで至仏山を目指す。気持ちの良いたおやかな尾根だ。樹林の間からはメチャクチャ広いワル沢の斜面が見えている。広さは超一級だが、斜度はあんまりなさそうだ。1866mの急登の基部からは、山腹を巻くようにトレースが付けられていた。この尾根は鳩待峠から至仏山まで円を半周するような格好になっていて、距離はかなり長い。きっとワル沢を一直線に詰めるのが、至仏山への最短ルートなんだろうなあ。
手前は小至仏
振り返ると上州武尊山が

大回りはするものの、この尾根歩きは気持ちが良い。尾瀬ヶ原とその向こうの燧ヶ岳を右に見ながらののんびり尾根歩き。傾斜も緩くてややこしい部分もない。初心者には最適だ。結局、鳩待峠から山頂まで、一度もクライミングサポートのお世話になることはなかった。それでも600m以上の登っているのだからすごい。


至仏山山頂より  尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
至仏山山頂より  越後三山と平ヶ岳

山頂は満員御礼!トレースはずっと稜線の右側をを巻いていたので、ここで初めて左側の景色が目に飛び込んできた。谷川から越後三山にかけての山並みだが、パッと見た感じではどれも同じような高さなので、どれがどの山やら・・・?一つずつ順番に追いかけていって、はじめてメジャーどころの山を特定できた。

至仏山山頂より  越後の山々
山頂からワル沢を見下ろす


まあ、なんといってもここの目玉はやはり尾瀬ヶ原と燧ヶ岳だろう。燧ヶ岳から見る尾瀬ヶ原と至仏山も癒しの光景だったが、逆からの景色もとっても癒し系だ。風もなくポカポカ陽気なので、みなさん山頂の滞留時間が長い。すでに大勢の人がいるのに、後から後からやってくるので、山頂の人数は増す一方だ。

一面白のワル沢を滑る
1時間弱山頂でまったりとした後、いよいよ滑降だ。ムジナ沢は山頂直下で少しだけ雪が切れている様子。ムジナ沢を少し滑って、登り返してワル沢を滑るという手も考えていたが、ワル沢一本集中でいいだろう。

とにかくワル沢の大斜面は広い!標高差よりも幅の方が広いのでは・・・?どこでもかしこでも滑れるが、一応山頂から一直線に滑る。今日も最高の滑降になることを信じて疑わなかった・・・が、なんだこの雪の重いこと・・・。ここ数日晴れが続いて、しかも今日はかなり暖かめなので、雪が緩みきっているみたいだ。抵抗が大きいので、長く続けて滑ることができなかった。

ロケーションは間違いなく最高だけど、雪が・・・。快感よりも苦痛の方が大きいくらい。少し滑っては立ち止まって休憩を繰り返す。一時、薄雲に覆われてきて、このまま下り坂なのかと思ったが、空はまた青空が大部分を占めるようになってきた。ワル沢とオヤマ沢の間の台地に乗り上げるころには、もううんざりするくらいであった。あとはこの台地状の尾根を適当に滑っていると、川上川に合流した。

とにかく広い
小至仏方面にかけて全部滑ることができる


滑りついたところから鳩待峠までは、わずか100m強の登り。一瞬方向がわかりにくいが、オヤマ沢から離れて低いとこ低いとこを目指す。シールを貼って登ったが、板を担いで登った方が早いくらいだった。川は割れているところもあったが、なだらかなので問題はなし。


このあと富士見峠方面に少し登ってみようと思っていたけど、グサグサ雪にモチベーションは急降下・・・。このまま帰ることにした。

さて、あとは温泉に入るのみだが、群馬県はもともと来る予定になってなかったので、温泉ガイドは持ち合わせていない。このへんにはいっぱい温泉があるけど、結局は無難に白沢村の道の駅で入った。混んでいるかと思っていたが、意外と空いててよかった。
※ GPSではないのでテキトーです



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