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湯殿山 山スキー



− コンパクトながら爽快な滑りが楽しめます −





 山域  出羽三山 湯殿山(月山のとなり)   
 行程  ネイチャーセンター⇒湯殿山⇒石跳沢⇒ネイチャーセンター
 山行日時  2006年5月5日(木)
 天気  曇り ちょびっと雨  
 登山形態  山スキー(テレマーク)
 メンバー  T世
 温泉  西川町道の駅(300円) 寒河江市の西





昨年のゴールデンウィークに月山に来て知った湯殿山。南面の無木立斜面が目を引いたが、具体的なルート等はわからなかった。そこで今年は軽く下調べして湯殿山に臨んだ。標高差などスペック的には小ぶりだが、山頂東面の滑降はなかなか迫力があった。時間的には楽勝なので、南面、東面、姥ヶ岳などと組み合わせれば、楽しい一日になりそう。

前日は西川町の道の駅に泊まり、予定通り鳥海山を目指した。ところが、鶴岡まで出ても鳥海山は見えない。さらに近づくと鳥海山の裾は見えていたが、山頂付近は雲の中。振り返ると、月山は見えていた。天気予報では秋田県が一番悪かった。急遽Uターンし月山に戻る。この素早い転進が功を奏すことになった。

ネイチャーセンター(8:15)⇒湯殿山(10:35〜11:00)⇒石跳川(11:15)⇒ネイチャーセンター(11:30)

2時間の無駄なドライブの末、月山山麓にある志津のネイチャーセンターに到着。駐車場は狭かったが、みなさん置いて出掛けている風だったので、ここに止めさせてもらうことに。姥ヶ岳〜湯殿山ツアーの集合場所にもなっていた。京都ナンバーの夫婦(?)とほぼ同時のスタート。
ネイチャーセンター付近より湯殿山を望む
南西尾根はスッキリとしたブナ林

天気は晴れとは言い難いが、今のところ視界は十分。ネイチャーセンターから湯殿山の斜面に取り付くまでは、ウネウネした複雑な地形の平原。できるだけ無駄がないようにコース取りしながら進む。適当なところから南西に派生している尾根に取り付いた。直前に出発した単独の人と、京都ナンバー夫婦(?)はブス沼方面からアプローチしたみたい。
姥ヶ岳
尾根上はお見事なブナ林。こんなブナ林の中を滑るのもオツだが、今日は無木立大斜面を滑らなければ・・・。林の中は風を感じないが、上空をビュービューと風が吹いている。ブナ林を抜ける直前で休憩。後から4人組がやってきた。

ここから上は木が生えてなく風が強い。稜線の風下側をトラバースするように山頂を目指した。風下側=東面、なかなか素晴らしい斜面が石跳川まで続いている。南面よりもこっちのほうが良さそうだなあ・・・。まあ、どっちを滑るかは山頂に着いてから考えよう。

山頂到着。月山のてっぺんはいつの間にか雲の中に隠れてしまった。対面の姥ヶ岳の斜面には滑降中の人たちが見える。姥ヶ岳の斜面は風上側に当たるためか、雪のない部分が多い。さて、南面or東面・・・どっちにする?南面も快適そうで、下部のウネウネの丘も気持ちよさそう。東面は見えている斜面の一発勝負。

山頂東面  左がピークでそこからドロップした
石跳川のボトムを見下ろす

最後まで悩んだが、結局はよりそそられた東面に決定!ボクは山頂から直で、T世さんはやや尾根を下ったところからドロップ!ピークは雪庇の名残となっていて、最初の数メートルはかなり急。2ターンほどアルペン滑りでやり過ごす。少し斜度が落ちてからはテレマーク。おいしい斜度がコンスタントに石跳川まで続いている。雪質も上々!硬すぎず、緩すぎずの今シーズン一番のザラメだ。稜線とボトムのギャラリーからの視線を感じながら、へなちょこテレマークで滑り降りた。

東面の斜面はこんな感じ
石跳川沿いの下山コース

あっという間に石跳川に滑り着く。一瞬の快感だったが、満足感にあふれていた。滑ってきた方を見上げると、1500mの山とは思えない、スケールのでかい斜面が広がっていた。周囲の景観も壮大!湯殿山・・・迷わずお気に入りに追加!家から遠いのが難点だが・・・。あとは石跳川沿いにいっぱい付いているトレースに導かれて、出発点のネイチャーセンターに着いた。


※ GPSではないのでテキトーです


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