今日のテーマはつっちー山スキーデビュー第２戦。先週のデビュー戦は三田原山。ここも雪不足の例に漏れず、下の方はヤブが濃かった。だったら第２戦は無木立大斜面を味わってもらおう！今シーズンは１２月に低気圧でたくさん雨が降った。この雨が雪になる標高以上の山は、そこそこの積雪量があるような感じだ。栂池自然園あたりの沢も一部まだ開いているが、ほぼ埋まっていていい感じだった。

天狗原への登りより

視界は全部あるけど、いかんせん空は鉛色。崩れるという感じではないが、気分の高まりは低い。今日は晴れ予報だったので、景色も楽しむつもりでいたのに・・・。朝一からバックカントリー軍団で賑わっているかと思いきや、ゴンドラを降りても山に行きそうな人はチョボチョボ。う〜ん、なおさら気分は高まらない。 林道も先行者は少なそう。でも、意外にも雪はサラサラ！いつの雪かなあ・・・？少し気分は盛り上がってくる。１２月の下旬にも栂池自然園に来ているが、その時は惨めなまでの雪の少なさ。雪が少ないとはいえ、さすがに１月下旬にもなると、なんとか格好はついている。

天狗原に着くも、なんせ空が鉛色。写真栄えしないなあ・・・。今日の写真は全て白黒写真かと思えるようなヤツばっかりだった。ハクノリの大斜面を先行者が２名登っている。恐らく先行者はこのお二人のみだ。今日なんかはアリの行列かと思っていたのに・・・。大斜面に取付くと、なかなかのパウダー。かなり風でパックされ、片栗粉のような感じだが、それほど重ったるくはなさそうだ。これなら快感を得られるかも！先行者が滑ってきた。まあまあ気持ち良さそうだ。

船越の頭の稜線はいつ見ても美しい

ハクノリ山頂からの雪倉岳・朝日岳

南の空は明るめ

直下に板を置いて、せっかくなので景色を見に行く。ハクノリの山頂は雪が多くても少なくても、いつもと変わらない岩ゴロゴロの山頂だ。ここから船越の頭に続くカミソリのような雪稜、いつ見てもきれいだなあと思う。雪倉と朝日も並んで座っているが、日が当たらず目立たない。でも、両方とも山全体が真っ白！厳冬期の雪倉なんて行ってみたいが、普通の休みでは日数が足りないな。

天狗原と妙高方面の山々

滑降点から天狗原を見下ろす

ハクノリ大斜面（点がつっちー）

２本シュプールが付いているので、ちょっと南に移動しようかとも思ったが、滑り出しまでの雪付きが悪いので、素直にここから滑り出すことにした。いつの間にやらたくさん人が登ってきている。ギャラリー多すぎで恥ずかしい・・・。滑り出しは緊張したけど、雪質は上々！１ターンしたら余裕シャクシャク！一気に下まで滑り降りる。ものの数十秒・・・。一瞬の快楽。つっちーはギャラリーの一番多いところででんぐり返り。“はずかしー・・・”と言いながら降りてきた。そんなの気にしちゃいけない。攻めの姿勢が大事（えらそーに）。

一転、天狗原からの斜面は重〜い雪。ここは南を向いてて、ちょっと下がっただけなのに・・・。まあ、ここはいつもこんな感じで、消化試合的な滑りになることが多い。つっちーここは大苦戦。アルペンなのに前転していた。ボクもここで雪まみれ。こういう雪は山でしか練習できないからなあ・・・。林道はテキトーにショートカットしながら遊ぶ。そして、毎度毎度の苦痛のゲレンデ下り。こんなに長くなくてもいいのに・・・と思いながら下っていた。まあ、今日はパウダー滑れたのでヨシとしよう！