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西穂高岳 独標コンパス一万尺クラブの例会に混ぜてもらってきました
コンパス一万尺クラブ(詳しくは←)初?となる積雪期の“中央の山”。ちなみに“中央の山”とは北・中央・南アルプスの総称。松山ではまとめてこう呼ぶらしい(違ったか?)。中央の山とは言っても、中央の中央に入るにはちょいとキツイ。なので中央の端っこに当たる、西穂高岳の手前にある独標まで行ってきた。
遠く四国から来るというのに、天気予報は無情にも下り坂。午後から降り出すみたいだ。降るものも雪ならいいが、気温が上がりそうで雨かもしれない。雪ならまだしも、雨は最悪だ。朝7時半過ぎに新穂高で御一行に合流した。しら〜っとした空だが、まだまだ視界はある。午前中勝負だ!でもロープウェイの始発は遅く8時半。
新穂高にはほとんど雪がない。まだ3月だというのに・・・・。まあ今年はどこもかしこも雪がないから、特別驚きはしないのだが・・・。ところが、ロープウェイを降りると3mくらいは積もっている。この差は何?おかげで雪山気分を味わうことができる。雪はちょっと古いけど・・・。肝心の天気のほうは、首の皮一枚でもっている感じ。かなり重くて湿っぽい空だが、山にかかる雲は今のところナシ。笠から双六、槍にかけての山並みはかろうじて見えていた。M本キャプテンに13人隊列の先頭を命じられるが、ここは幹線道路。完璧なトレースを辿れば西穂山荘。小屋に着くと小雪が舞い始めた。
小雪が舞い始めたものの、一気に荒れてくるような感じでもない。今日の夜から明日にかけては荒れ模様。行くなら今日しかないでしょう。小屋で一息入れたあと、独標に向けて出発。夏は巨岩ゴロゴロ地帯も雪で埋まっていて歩きやすい。ひと登りで尾根に上がると、風にたたかれて固く締まっていた。小屋でアイゼンを付けておいて正解。雪は降ったりやんだりだが、徐々にだが確実に天気は悪い方向へ向かっている。時々独標にも雲がかかるようになってきた。
独標からの下りは、念には念を入れてロープを張って降りた。尾根が広くなってからは、視界も乏しくなる。尾根をはずすことはまずないと思うのだが、13人の先頭を歩くとなるとプレッシャーを感じる。単独だったり、いつものメンバーだったら、間違えたら気付くだろう・・・でいけるが、今回は間違いは許されない雰囲気。時々ある赤テープを見るとホッとした。ドキドキすることもあるが、やっぱり単独が一番気楽だな。
さて、今日は何年ぶりかの小屋泊まり。5年前くらい前のゴールデンウィークに太郎平小屋に泊まったのが一番最近かなあ・・・?スキーの時の小屋は利用価値大なのだ。夏場の小屋泊まりとなると、10年以上はないのでは?今回も1人テントのつもりだったが、天気が天気。雨は勘弁・・・。天気の悪い時の小屋は快適! 夕食の前後にそれぞれ宴会。松山から遠路はるばる運転してきたM本キャプテンとその他1名は、夕食前の部は仮眠のため欠席。もう1人の運転手MONMONは不屈の体力でオール参加。宴会欲が睡魔に勝ったか・・・?外は雪が降り続いていた。明日は新雪の上を歩けるかもしれない。 朝起きたら雨。屋根をたたく音がうるさいくらいの降りようだった。雨か・・・。新雪は見る影もなくなっていた。雨だったおかげ(?)で、小屋泊まりの最大限のありがたみを感じることができた。テントだと雨に濡れながらの惨めな撤収があるとろこだけど、小屋は完全装備になったうえで外に出ることができる。ありがたやありがたや・・・。 出る頃には雨脚は弱くなり、それほど気になるほどの降りではなくなった。天気が悪いなりに、尻セードなどして楽しみながらロープウェイまで歩いた。平湯の森で温泉にはまり、R158沿いのそば屋で昼飯。・・・の予定だったが、車3台でそば屋の駐車場に入ったところ、あわててそば屋のおばちゃんが飛び出してきた。ソバがないらしい。仕方なくさらに高山方面に向かい、自然薯メインの食堂で昼飯にありついた。ここで御一行とはお別れ。楽しかった楽しかった!みなさま、ありがとうございました。またの機会に!
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