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御嶽山 山スキー


久しぶりの御岳で久しぶりに晴れた!




 山域  御嶽山 9合目くらいまで  
 行程  御岳ロープ〜9合目 往復
 山行日時  2007年4月15日(日)
 天気  晴れ時々高曇り
 登山形態  山スキー(テレマーク2名)、ツボ足(4名)
 メンバー  H野、H尾、Y山、N畑、T世
 温泉  




久しぶりの御嶽山。調べてみたら5年ぶり。山も斜面も雪も良いイメージが残っていたが、なぜか足を運んでいなかった。今回行くことになったのは、ツボ足隊長のH野君が行くというから。ああ〜、御岳があったか!今シーズンは雪が少なくて、行き先に困る状況だが、御岳なら高さがあるので、そこそこ楽しめるのではないか・・・。テレマーク2名がツボ足4人衆に混ぜてもらう形で行くことになった。

ロープウェイ山頂駅(9:00)⇒森林限界台地(9:55〜10:10)⇒尾根乗越(10:50〜11:20)⇒9合目付近(11:50〜13:00)⇒スキー場(13:55)

6時に松本で集合。晴れだけどちょっと高曇り気味。今日は午後から下り坂に向かうという。なんとか昼頃山頂に着くまでは晴れてておくれ。H野号アトレーとたつの号エブリィに3人ずつ乗って御岳ロープウェイを目指す。2台とも軽のワンボックスというのが笑える・・・。

山に向かう人たち
なんだここは!苗場か?・・・と思うくらい(は大げさだが)の車と人。山っぽい人も多いぞ!どうやら東海圏ではもう滑れるスキー場がほとんどないみたいだ。となりの御岳スキー場でさえ、すでにクローズ。普段の年ならゴールデンウィークまで滑走可のはずなのに。御岳ロープの一人勝ちだ。

長い行列に並んでゴンドラに乗る。降りてビックリ、ここは栂池か?山に登る準備をしている人たちがあふれ返っていた。ほとんどがスキーヤー。ボードも少ない。まさに“黒山の人だかり!”“人山の黒だかり!”時々どっちだったかわからなくなる。

流れに飲まれるように針葉樹林帯に入っていく。トレースは縦横無尽、赤布もあっちこっちにあった。ありすぎて逆に迷ってしまいそうなくらいだ。金曜日から土曜日の朝にかけて降った雨は、2000mくらいから上は雪だったみたい。おかげで白さだけは真冬並み。シールの食いつきもいいみたいだ。ここはハクノリか・・・?と思わせるほどの人人人・・・。たくさんの人を抜いたが、たくさんの人に抜かれた。尾根がこんもりするところで一休み。みんなここで休憩していた。
針葉樹林帯を抜けて
カンバの林の中を登る

ここからは尾根コース派と沢コース派に分かれる。主流は尾根コース派。ツボ足隊は尾根へ。テレ隊は沢へ。尾根上は岩が出てるし、トラバースも疲れる。平らな谷底を歩くのが一番楽で良い。常に右手に乗鞍を見ながらの登り。登るにつれて穂高もハッキリしてくる。中央アルプスもよく見える。

乗鞍
スキー場のような尾根
継子岳

石室山荘下の尾根を乗り越すところで2度目の休憩。T世さんが来ない。20分ほどで到着。どうやら体調悪いみたいだ。ツボ足隊に先に行ってもらうことにした。尾根を乗り越して、左側の沢に乗り換える。斜度はやや増し、雪も固くなってきた。ギリギリ直登で登れる斜度と雪質だったが、稜線直下はカチカチになった。

中段の浅い谷を登る
頂稜の岩壁
上段の谷を登る

ツボ足隊はここでアイゼン装着。T世さんは相変わらず遅れている。まあこの先はスキーで行ってもまともに滑れないので、今日はここまでとしよう。つぼ足隊は山頂へ。テレ隊はここで待っておくことにした。しばらくでT世さん到着。写真を撮りにうろつくが、テレブーでは凍ってて歩けない。アイゼン付けるのもメンドクサイのでおとなしくしておいた。が、風が吹くと寒い。さすがに3000mだ。早く来ないかなあ・・・。結局ここに1時間以上いたことになる。

乗鞍と北アルプス
中段の広い谷

御岳のこのルートは、大まかに上段、中段、下段の沢コースがあり、最後は針葉樹の尾根を辿ってスキー場に戻ることになる。尾根を乗り換える地点までが上段。やや斜度があり、幅も若干狭い。中段は尾根乗り換えからハイマツ露出点までで、こちらは広くて適度な中斜面。下段は登って来た尾根の右の谷。金剛堂との間の谷だ。かなり谷っぽくなるが、カンバ林がいい感じ。

さて、いよいよ滑り。T世さんの調子が悪かったのは登りのみ。下りは問題なし。上段は新雪が風でパックされ、かなり締まっている。荒れたゲレンデを滑る感じだ。スピードは出るし、登ってくる人がたくさんいたので、かなり消極的になってしまう。一緒に行ったzuknasiさんが写真を撮ってくれた。要所要所でツボ足隊を待ちながら、のんびりと下っていく。

滅多にない滑降シーン!静止画だと上手に見える


中段は広いので登ってくる人を気にする必要なし。大きなターンで気持ちよく滑る。ただ中段も後半になると雪が緩みはじめ、ちょっと滑りにくくなってしまった。ハイマツ露出帯手前で最後の休憩。午後は下り坂かと思っていた天気、なんだか朝よりも山がクッキリと見えている。今日は申し分のない日和でした。

下段の谷
下段の谷
下段の谷

最後の下段。ほとんどの人が登って来た尾根を忠実に滑っていたが、尾根を滑ってもつまらないので右の谷に入った。カンバがポツポツ生える明るい谷。尾根を滑るよりも数倍快適。このまま滑ると谷が深くなるので、谷が右に曲がる手前で登って来た尾根に乗っかる。雪はザラメっぽくなった。あとは針葉樹をかいくぐりながらゲレンデに出る。

GPSではないのでテキトーです
いつものことながら、最後の試練はゲレンデ滑り。もう既におなかいっぱい。斜度はないけど長い長い・・・。なかなか着かない。こんな時にでも練習しないといけないんだけど・・・。スキー場最下部は盛り雪で、辛うじて下まで滑走可。暖かい日が続いたらおしまいだろうなあ。


御岳vs乗鞍
どちらも似たような山で標高もほとんど同じ。違うところといえば、裾野の斜度か・・・。乗鞍は下がるにつれて緩くなるが、御岳は下のほうもそこそこ斜度がある。その点では御岳の方が面白いかも。まあ、好みによるところが大きいが・・・。ただ、御岳はちょっと遠いなあ。





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