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三方崩山 ハイキング






 山域  飛騨  
 山行日時  2007年11月4日(日)
 天気  くもり時々晴れ
 登山形態  ハイキング
 メンバー  T世
 温泉  白水の湯(600円)





文化の日の連休は富山・飛騨遠征。メインは初日の鍬崎山で、2日目をどこにするかは直前まで決めかねていた。まあ、帰り道沿いということで、当て駒的にこの三方崩山にしたのだが、これが予想以上の大ヒットだった。登山口から山頂まで変化に富んでいて、かなりの急登も苦にならない。終わってみれば、メインの鍬崎山よりも高評価!スキーも楽しそうだし。

駐車スペース(6:50)⇒登山口(6:57)⇒1373P(8:15〜25)⇒三方崩山山頂(10:40〜11:15)⇒1373P(12:20)⇒駐車スペース(13:25)

鍬崎山を終え、ほぼ岐阜県境の上平の道の駅で寝た。5時に爆睡から目覚める。気になる天気、星は出ているが、雲もあるような様子。予報は晴れなので期待!紅葉は白川郷あたりで盛りのようだ。山はもう軽く終わってるな・・・。わかるかどうか不安だった林道入り口だが、ちゃんと道標あり。新しくできた日帰り入浴施設の向かいが、ちょうど林道の入り口だった。その林道、なかなかの悪路。終点の3カーブ手前まで頑張ったが断念。さすがに13インチの軽ワンボックスでは厳しかった。後ろから来たエクストレイルはすごい勢いで登って行った。さすがだ・・・・・。路面状況も悪いが、とにかく傾斜が強かったのが登れなかった原因。ズリ落ちそうな急坂を冷や汗かきながらバックで戻って、路肩の駐車スペースに置く。

ごちゃごちゃしてるがまっ黄っ黄(登山口付近)
少し登るとブナも


林道を7分ほど歩くと登山口。堰堤だかなんだかわかなない、水路のトンネルのようなものがあった。ここのコンクリートの壁にある階段が登山口だった。いかにも雑木林!という感じの、ゴチャゴチャとした林の中を登り始める。朝日を浴びて黄葉がまぶしいくらいだった。とにかく黄色ばっかりで、赤は探してもほとんどみつからない。緑も少ない。メリハリのない黄葉だが、これはこれですごい!と思った。夏はむさくるしいかもしれない・・・。尾根を乗り越すと、ブナ林に変わる。もう終わりかけだったけど、こちらはしんみりとした大人の黄葉。尾根に出てからは、完全に葉っぱが散ってしまっていた。変わりに展望となるわけだ。

1244P下はブナ林の斜面
1244Pと1373Pの間の尾根
1624Pで山頂が見える

1244ピークまではジグザグの切られた道だったが、ここからは一直線の道となる。とくに1373ピークから1624ピークまでの間は、かなりの急傾斜にもかかわらず一直線の道。脇には延々とトラロープが張られていた。帰りにはとても役に立ったのでした。

潅木帯になり開けてくる
尾根上部は気持ちがいい!


登るにつれて雲が増えてきた。北の方にあった低い雲が、だんだんこっちに押し寄せてきた。真っ白けになってしまうことはなかったけど、日差しが遮られてテンション↓↓↓。やっぱり太陽が当たる当たらないでは、周囲の明るさが雲泥の差だ。登りの時に写真は撮ったけど、全て暗〜い出来上がり。掲載の写真はほとんど下りに撮ったものなのです。

眼下に平瀬の集落
一番やせてる部分 左側は崩落が激しい


このまま雲が増えて、展望ナシに終わるのでは・・・の不安は取り越し苦労。これ以上雲が増えることはなく、今度は逆に減ってきた。きのうと同じような感じだ。1900mくらいまでくると尾根が痩せてくる。さすが三方崩れ。右の斜面は絶えずザラザラと小石が転がり落ちていた。ほぼ同時に登り始めた年輩の男女がもう下ってきた。パッと見た感じでは早そうに感じないのに・・・。少し先には、林道で先に行ったエクストレイルの持ち主がいる。

ボトムまで一直線の大ノマ谷はスキーによさそう
これを登れば山頂


山頂直下のコルから南東に落ちる大ノマ谷。コルに立って覗いてみると、はるか下にある大白川の堰堤群まで一直線に落ちて行っている。標高差にして1200m。変化に乏しいとも言えるが、かなりのスケールだ。傾斜も手頃で30度くらいか。登りのルート等検討して、実現させてみたいところだ。これはスキーの話でした。

奥三方山の左奥に白山 左は別山
山頂からの景色に見とれる


ずっと低い木しか生えてなかったのに、山頂の西側には針葉樹林。展望は手前のピークの方が良かった。ここは白山と至近距離なのだが、三方崩山の西には、それよりも少し高い奥三方山というのがある。そのおかげで、白山は南半分しか見えない。奥三方山まで行けば、きっと白山の大パノラマなのだろうけど、あいにく道はない。でも、奥三方山へ行く人はいるのだろう、踏み跡らしきものはあった。笹薮がきつそうだが・・・。

剣岳から穂高までの大パノラマ


近い白山の展望はイマイチだが、北アルプスの展望はボチボチ。ちょっと遠いけど、北は白馬岳から南は穂高まで、さらに乗鞍岳、御岳、その右には未知の山(美濃の山か?)まで見える。きのうは鍬崎山の山頂で2時間半粘ったが、今日は最初から見えているので、長居は無用。30分強で下山することに。明日は仕事だし・・・。

はじめのうちはアップダウンがあってはかどらないが、1956ピークからは一気下り。急な下りでは、トラロープに手を添えてスピードコントロール。あっと間に高度が下がっていく。高度計を見るのが面白いくらい。おかげで左足の中指の上面にマメができてしまった。


登山口に温泉があるので、入らない手はない。ここは2〜3年前にできたばかり。それまでは平瀬共同浴場(だったっけ?)だったが、老朽化で建て替えたのかな。一度だけ入ったことがあるが、たしかボロかった気がする。まわりに食堂なんかもあったような記憶があるが・・・。まあ、温泉には情緒とか野趣とかも求められるかもしれないが、下山後はやっぱりシャワー完備で、しっかり洗えるところでないと具合が悪い。その点では評価高い。考えていたよりも早く下山できたので、帰りがてらの紅葉ドライブをすることができた。御母衣湖がよかったなあ・・・。




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