紅葉ハイキング北陸遠征第2弾は荒島岳。ちなみに第1弾はきのうの経ヶ岳。晴れるはずだったのに一日中どんより曇り空。紅葉自体はけっこう良かっただけに欲求不満状態であった。さて、今日の荒島岳はどうなることやら・・・。きのう寝る時は他に1台しか泊まっていなかった勝原スキー場の駐車場。起きたらほぼ満車になっていた。さすが百名山!
勝原スキー場登山口(6:55)⇒勝原スキー場上(7:40〜50)⇒シャクナゲ平(9:15〜30)⇒荒島岳山頂(10:20〜55)⇒シャクナゲ平(11:35)⇒勝原スキー場上(12:25〜35)⇒勝原スキー場(12:55) |
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多少雲はあるものの、天気は上々!問題はいつまでもってくれるかだ。当然リフトは動いていない。スキー場の中の道を歩き始める。これがまた結構な急斜面で疲れる。標高差約300mを登ってスキー場のてっぺんへ。とりあえず一息入れる。昨日登った経ヶ岳が見えている。すぐにそれとわかる山容だ。
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勝原の登山口には看板乱立(左にもっとあった) |
スキー場トップからの小荒島岳の尾根 |
スキー場のトップがスタート地点みたいなもん。少し登るとブナ林に突入するが、このあたりはまだ低いので、紅葉が始まりたてという感じ。今日は日が差しているので、黄緑の明るい黄葉といった印象。途中で白山の展望台があった。下り坂ということもあってか、ちょっと霞み気味だった。
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登るにつれて色付いてくる |
上に行くほどブナはやせる |
登るにつれ、目に見えて黄葉が盛りに近付いていく。夏はうっとおしいかもしれない道だが、今日は気分上々で歩ける。歩く向き的に逆光でどうかとも思ったが、前方から差す光でブナの葉っぱが透けて見えるような感じで、とても明るかった。シャクナゲ平に登る手前の鞍部付近が全盛だったかな。鞍部からシャクナゲ平までは、急な階段で拷問かと思った。
シャクナゲ平で小荒島岳方面からの登山道と合わさる。アプローチ的に何の迷いもなく勝原スキー場から登ってきたけど、この荒島岳ってのはどっちがメインルートなんでしょう?今日一日の印象では五分五分のように思えたが・・・。小荒島岳は山頂だけ禿げていて、展望が良さそうなので、帰りにでも寄ってみるか。
シャクナゲ平からはいったん下る。去年の2月にスキーで来た時は、この下り切ったところのコルに登り上げた。コルからは急坂の連続で道もイマイチ。人が多いのですれ違いが面倒だ。灌木から笹になる。いつもなら開けてうれしいけど、今日に限っては紅葉の中を歩いているほうがよかった。緩急を繰り返しながら、何段目かでやっと荒島岳の山頂へ。山頂には電波塔やらがあると聞いていたが、なくなっていた。山頂には思ったほど人がいなかった。広い山頂なので、人口密度が低かっただけかもしれないが。だんだんとうす雲が空を覆うようになってきて、あまりスッキリ感はない。なんとか南にある能郷白山が見えてはいた。白山も霞み気味。北アルプスは見えず・・・。
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シャクナゲ平から下はまたブナの林 |
下部は緑っぽくなってくる |
これから天気が良くなる方向にはないので、ボチボチと下り始める。まだどんどんと登ってくる人がいるので、登りの時以上にすれ違いが大変だった。シャクナゲ平からは、またブナの黄葉を楽しみながらのんびりと下って行った。下りの核心はゲレンデ下りだったかな。
さて、今回の北陸遠征で登った経ヶ岳と荒島岳。すべてにおいて経ヶ岳が荒島岳を上回っていると思ったけど、荒島岳が百名山で、経ヶ岳は三百名山。この差はいったい何なんだ・・・?別のルートから登ってないし、個人の好みもあるので、なんとも言えないが。でも、経ヶ岳はまた登りたいと思ったけど、荒島岳はそうは思わなかったのは正直な感想。雪がたくさん降るエリアなので、全体的には山は明るそうだ。