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遠見尾根〜五竜岳 紅葉ハイキング西遠見付近からの五竜岳
夏はモジャモジャで暑苦しいイメージの遠見尾根。でも、秋になるとそのモジャモジャが紅葉して、夏の暑苦しさがウソのようになる。例年なら真っ盛りの頃だろうけど、今年は10月2日でまだ3分から5分の色付き。紅葉はもう少しといったとこだったけど、まずまずの天気で楽しんでこれました。
紅葉を見に行きたい山は腐るほどあるけど、紅葉シーズンはあっという間に終わってしまう。タイミングをはずしてしまうことも多い。1年でいくつも消化できないのです。遅れているという今シーズン、まずは偵察ということで遠見尾根に行くことにした。ゴンドラ往復でコストはかかるが仕方ない・・・。
朝起きたら澄んだ秋の青空。神城に着いても青空だったが、ゴンドラに乗ってる数分で、地蔵の頭の周りだけガスガスになってしまった。隣の八方尾根は雲ひとつないのに・・・。ツイてない。ゴンドラの続きでリフトはあるが、下って乗ることになるので、さすがに使わない。
白馬の街から見ると、ゴンドラ終点あたりの高さはまだ青々としているが、上に上がってみるとそこそこ色付き始めている。時々ガスのない場所があって、五竜岳がスッキリと見える。紅葉はこの程度としても、ずっと晴れてくれてればいいのに・・・と思いながら歩いていた。
今日のメインは遠見尾根の紅葉見物。その中でも、一番の見どころは西遠見の池。いい感じだったら、ブラブラと西遠見までの散歩でやめよう。時間がありそうなら稜線(白岳)まで。五竜の山頂はほとんど頭にはなかった。このルートはゴンドラを使うので、朝のスタートは遅くなるし、下りゴンドラの最終の時間が気になる。アップダウンもあるし。それが難点。
写真は晴れてる時だけ撮るので、ずっと晴れのように思えるが、実際はガスガスの中を歩いている時間が長かった。登りは半々くらいで晴れていたが、下りはほとんどガスの中。ガスの中を歩く時はシャカシャカ足が進む。そんなことで五竜岳の山頂まで行ってしまったというわけなんですが。
晴れてる時は常にカメラの電源がONだったような・・・。常に右手はカメラ持ってたし。帰ってみたら280枚も写真撮ってましたわ(ボクの場合ろくに構えもせずにパカパカと撮るので)。しかも同じような写真ばっかり・・・。自分ではかなり間引いたつもりだったけど、この似たような写真のオンパレードになってしまいました。
関係ない話ですが、今でこそサーバーの容量がギガ単位で使いきれないくらいですが、数年前までは50メガ以上は追加料金が必要で、ケチケチと小さい写真を載せていました。昔の日記がショボイのはそのため。かといって、遡って昔の日記を写真だらけにするズクはありませんなあ・・・。ホントはしたいところだけど。
五竜って久しぶりだなあ・・・なんて登りながら考えていた。帰って調べてみたら、なんとなんと8年ぶり(4回目)。ずいぶんとご無沙汰していたもんです。嫌いじゃないけど登らない山ってありますよね。まさに五竜岳はそう。遠見尾根がネックなのかも・・・。あと、常念岳なんかもそうですね。燕岳は12回、蝶ヶ岳は9回も登ってるのに、常念は5回のみ。どうしても手軽なほうに行っちゃいますから。
そんなこんなで(?)西遠見の池に来ました。なるほどウワサ通りのロケーションです。休憩している人もいます。目で見るぶんには申し分ないのですが、如何せんボクのカメラでは池と山の両方が入りません。やっぱり28mmのカメラが欲しいところですが、今のが壊れないことには次はありません。壊れてもらっても困りますが・・・。
さあ、まだ2時間しか歩いてません。本来はここまでってことも考えてたけど、時間も余裕あるし、天気もビミョウ。どうも2000m前後にかけてガスがかかってくる傾向。遠見尾根はガスったり晴れたりの繰り返しだが、五竜岳はずっと雲がかかっていない。遠見尾根のガスも時間とともに多くなっている気がする。ならば、もっと高いところへ。
・・・ということで、まずは白岳を目指す。白岳より上は紅葉もクソもないだろうけど。西遠見ノ池より先も紅葉はなかなかのもん。尾根が痩せてきて、樹林の丈も低くなったので、今までと違うテイストの紅葉となる。片側から湧いてくるガスもいい感じ。バックに五竜があるってのもミソなんでしょうな。
白馬の街から見ると、五竜岳の右に真っ白な斜面が目立つ。ここがシラタケ沢源頭の斜面。けっこうスキーで滑られているところ。滑ったら気持ちいいだろうなあ・・・とは思うけど、この遠見尾根のアプローチをこなさなければいけないので手軽にとはいかない。。この源頭は花も素晴らしそうな感じ。チングルマの葉っぱが真っ赤に目立っていた。
先客は10人くらいの団体さんと男2人組。西の山には雲は少ない。毛勝三山が一番近い。立山と剣がその次に近い。手前には唐松から祖母谷温泉に下る途中の餓鬼山が妙に目を引く。2008年に歩いた時に苦労したもんで、ついつい目が行ってしまう。鹿島槍やら本物の槍ヶ岳やらも見えるが、太陽が同じ方向にいるので霞んでしまう。白馬方面はまずまずの展望でございました。
朝メシでお腹いっぱいだったので、本日の行動食はおにぎり1個のみ。なめてんのか〜と言われそうだが、経験上、山ではいつもほとんど食わないので・・・。山での燃費はいいんです。そうそう・・・もちろんビールはございます。お腹ペコペコでも、山頂でビール1本飲めば、下山はできるくらいの燃費です。休憩が多いとそうはいきませんがね。
15分ほど前に出た団体さんですが、まだ最初の岩場を抜けていない様子。岩場を抜けたら山頂を出ようと思っていた。もう少しで岩場を抜けるというところで出発。20分後に出たのに、5分で追い付いてしまった。まあ、団体さんだからね。20分で五竜山荘まで下り、白岳へ登り返す。そして、ここからは雲に覆われている遠見尾根へと入る。
ガスに覆われている時間が長かったけど、時々薄日が差すと幻想的。登りはまずまずの天気で、まずまずの紅葉を見れているので、逆に帰りはこんな感じでも楽しかった。ゴンドラ最終時間にはかなりのアドバンテージがあるので、のんびりと写真を撮りながら歩いていた。
なんだか最後の方はほとんどガスガスになってしまった。ゲレンデの一番上からは高山植物園の中を下る。前に来た時はこんなに立派な植物園になっていたっけ・・・?ただゲレンデの中を登るよりも、植物園になていたほうが楽しい。今のところ花にはそれほど興味はないけど、覚えたいならここに来ると手っ取り早いかも。図鑑見たって頭に残らない。夏季のゴンドラに乗ってもらうには良い手だ。
あっけなく15時過ぎに到着。家に着いたのがちょうどゴンドラ最終時間だった。今日の目的は紅葉の進行具合の確認だったけど、天気が良かったのでかなり楽しめました。このぶんだと体育の日の3連休は、各エリアが一斉に見頃を迎えるような気がする。3連休は沢納めの予定。紅葉ハイキングの方が楽しいかも・・・?
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