放山は我が家の準定番という位置づけ。ロケーション、お気楽度、マッタリ度は満点。定番にしたいところだけど、定番にならない理由は遠いから。2時間じゃ着かないからなあ・・・。遠くはないけど近くはない。あとは、笹倉温泉をベースにする山がたくさんあるので、放山ばっかり行ってられない。そんな放山がマツキン3月度会山行に採用されました。

前日の土曜日は前線通過で、日本海側はまとまった降水。前線通過前は雨だろうけど、通過後に雪になってくれるかどうか・・・。アメダス見てたら、能生あたりはだいぶ降っていた。果たして笹倉温泉は・・・？放山は・・・？行ってみてのお楽しみ。水曜日のカミ雪で少し持ち直したものの、白馬や小谷は地肌が見えているところが多かった。早川を遡っていくと、毎度のことながら、みるみる雪が増えていく。笹倉温泉はさすがの積雪量でした。でも、平年よりは少ないのか・・・。

笹倉温泉	車道を歩き始める

笹倉温泉あたりでも、夕べは雪だったみたい。重〜い新雪だけど、化粧直しには十分。出発時には青空半分、雲半分。登っていくうちにスカッ晴れでしょう！・・・の予想は見事にはずれ、結果を先に言ってしまうと、終日ほとんど曇り。基本は晴れだったと思うが、何故だか早川流域には標高１２００ｍくらいのところに雲が漂っていた。溜まったような雲が強くなったり弱くなったり。時々主役の焼山＆火打が見えてくれただけでもヨシとするしかない。あとで日照時間をチェックしてみると、このあたりだけ低い数字になっていた。残念・・・

８３２ｍ台地手前	後には鉾＆権現

最近の会山行にしては少ない（？）9人の行列。今日は出しゃばらずに、ずっと後の方に付いて登っていた。ルートはいつものように杉の植林を避け、少し大回りになるけど明るい林を登る。尾根に出ると開けるけど、前述の通りの曇り空。いつものような絶景とはいかないのが残念。それでも雲には隙間があり、焼山が見え、火打が見え、昼闇山が見え・・・。でも、まとめて全部見えることは一度もなかた。

本日で一番の晴れ間だったかな	１０７９ｍに向かう尾根

放山の三角点までは行かず、頂稜にでたところでおしまい。ベテランも真っ青のナイスルート取り。今回の企画者Oちゃんが山頂まで導いてくれました。このぶんだとおっさんは隠居間近ですな。展望はイマイチだったけど、風もなく暖かく、まったりとした山頂でした。登りで大汗かいたので、ビールのうまかったこと。

山頂には数名。ほとんどシャルマンからと思われる。笹倉温泉から登る人っていないよなあ・・・。シャルマンから登るとあっという間に登れるけど、車を回したりとか考えると、笹倉温泉から登っても時間的に大差はない。まあ、今時の山スキーは滑り重視だろうから。滑るのは楽しいし、考え方は人それぞれなので否定する気は毛頭ないけど、もっと登り（歩き）の楽しさ（山を楽しむ）を追求してもいいような気がするけど・・・。ツアー性というか・・・。晴れた日にツアー性、ロケーション、滑りの3拍子が揃ったら最高ですな！

あそこが終点	昼闇山

山頂にはDr.のお知り合いの方がいらっしゃいました。笹倉温泉から空沢山に登って、放山経由で笹倉温泉に下るというルート取り。けっこうマニアック。逆ルートは考えたことあるけど・・・。それにしても空沢山って最近メジャーになってるのか・・・？今日も数名は登っていた模様。以前はそんなことなかった気がするが。

頂稜直下	カラフル戦隊７レンジャー・・・らしい

重いけど新雪。余裕で30センチはありそう。重いだけならいいけど、今日は引っかかるブレーキ雪。アルペンの勝利だ。前転3回以上。うち一回はダブルアクセル。縦方向2回転半。着氷は乱れた。衣装はパイネマンなので大減点。今日の雪は滑れないけど、怖くないので楽しめた。今シーズン山スキーデビューの３名様。着実にスキルアップしていて、登ったり滑ったりはもうなんてことない。今年から始めたようには思えません。あとは場数ですな。ノウハウ系というか。

駐車場代を払うつもりで笹倉温泉にドボン。800円はちょっと高いけど、山スキーヤーに寛大（？）な笹倉温泉さんに還元しとかないと。ここに止めさせてもらえなくなったら困るでね。

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