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シゲクラ尾根から金山 紅葉ハイキング


天気がパッとしないせいか、シゲクラ尾根もパッとしませんでした・・・


金山・天狗原山の紅葉は全体的にイマイチ


 山域  頚城 金山、天狗原山、雨飾山
 山行日時  2010年10月19日
 登山形態  紅葉ハイキング
 メンバー  単独
 温泉  


おとといの雨飾山でシゲクラ尾根を見て、行くつもりにしていたことを思い出し、早速行くことにしました。行程は長めだけど、泊まるまでもないでしょう。問題は登山口と下山口がビミョーな距離。歩くとなると2時間はかからないだろうけど、1時間では難しい。チャリの出番となるわけです。

金山登山口(7:30)・・・自転車・・・雨飾山登山口(8:00)⇒荒菅沢(9:00〜05)⇒笹平(9:50〜10:00)⇒大曲(10:20)⇒茂倉峰(11:20)⇒金山(12:45〜13:20)⇒天狗原山(13:45)⇒水場(14:55〜15:05)⇒金山登山口(15:25)

新潟上越の予報は晴れマークのみ!小谷温泉にきたけど、なんか雲が多い。おととい雨飾山に登ったばかりだったが、登山口の標高が100m以上高い金山登山口のほうに車を置くことにした。ということで、またまた雨飾山に登ることに。金山登山口に着くが、まだ日が差してこないので、先に自転車で雨飾山登山口のほうに行っておくことにした。下りはグレーチングが多くてブレーキかけまくり。登りはウォーミングアップ以上の消耗。30分で着いた。金山登山口のほうにも1台自転車が仕込んであった。どうやら同業者がいそうだ。

 
雨飾山登山口 ブナ林に入ると・・・

平日といえども人気の雨飾山。20台以上は車があったと思う。歩き始めた頃は太陽が出ていたのに、いつの間にか雲が・・・。おとといは快晴だったのにカメラを忘れた。今日はその撮り直しを目論んだが、そうは問屋が卸してくれなかった。まあ、ここは一昨日キレイな紅葉を目で見させてもらったからいいけど、笹平からのお初区間は晴れてもらわないと困る。

 
少し緑が混じってる方がきれいかも 同左

荒菅沢の渡渉点からの景色は、岩峰が雲に隠れていて余計に中国っぽかった。左岸尾根を登るとしばらくでガスの中へ。ガスの中へ〜♪ガスの中へ〜♪行ってみたいと♪思いません!こうなったら、仕方ないのでアプローチに徹します。笹平もガスの中。雨飾山は見えないし、これから辿るルートももちろん見えません。

 
布団菱は雲の中 大曲のテン場島槍

ガスガスの中を歩いてもしょーがないので、またの機会にしようかなあ・・・。となると、チャリを先に回したのは失敗。それでも、もしかしたら予報通りに晴れてくるかもしれないので、先に進むことにする。金山までコースタイム5時間だから、なんとかその間に・・・。笹平から金山方面に少し進んだ登山道は便所になっている・・・というのを一昨日確認しているので、まずはそこが核心。鼻にツンっ!とくる。これだけのお客さんが来る山で、数少ない便所適地だからなあ・・・。

 
雲の中に雨飾山がある これから辿る尾根と雲に隠れた金山

息を止め、できるだけ草に触れないように便所地帯を通過。すると一気に落ち込む。地面は泥なのでズルンズルン。笹やらブッシュやらを掴んでないと絶対にコケる。靴のソールが堅ければまだマシだろうけど、ペランペランなので余計に滑る。やれやれ・・・先が思いやられる。こんなんだからコースタイム5時間ってこと?

 
北は晴れていた  左から鋸、阿弥陀&烏帽子、鉢山 うまいことトンネルになっていた

なんとかかんとか大曲まで下る。途中から雲の下に出たようだ。歩く稜線は見えていたが、金山は雲の中。北はこのベッタリした雲はなく、穏やかに晴れている。海谷三山や烏帽子から昼闇山にかけての山はハッキリと見えていた。ハッキリ見えたもんだから、今度はそっちに行ってみたくなってしまった。大曲にはチョロチョロと水が出ていて、近くにテント1張り分のスペースもあり。

 
昼闇山 雨飾が見えてきた
 
金山の北側斜面 ようやく金山が見えてきた

細かいアップダウン区間が終わり、先は緩やかに登り続けている。いつの間にか茂倉峰を通り越し、2000mくらいまでは順調に登った。気分的なものもあると思うけど、2000mから金山山頂が長かった。というか遠かった。地図を見てもわかるように、最後は距離も長いのです。丈の高い笹に囲まれて、展望も乏しかったし・・・。展望といえば、茂倉峰あたりにいる時は山頂付近ガスの中。登ってるうちにガスの中に入ると思っていたら、いつの間にかガスはなくなっていた。ガスはなくなっても、空には薄雲が広がっていて、相変わらずパッとしない。

 
金山直下からの雨飾山 定番の焼山

2回目の金山山頂。2人いた。そのうちの1人が自転車の持ち主。妙高のスキー場で働いているらしい。焼山、火打山、妙高山が見えるが、なんだか暗い印象。パッとしない・・・。裏金山にかけて縦走路が見ている。次は火打山までつなげるかな。このあたりは登山口と下山口が離れるから、チマチマとつなぐよりも、泊まりで一気に縦走するのが効率良さそうだ。そうは言ってもなかなかね・・・。

 
裏金山沢 焼山&火打山

ここんとこコンビニ弁当がお気に入り。すぐに飽きると思うが・・・。1人で歩いていると行動食をほとんど食べないので、ゆっくりできる場所で大休止するほうが都合が良い。弁当を広げて食う・・・と。で、ビールを飲む・・・と。1人下山開始、そして妙高の人も下山開始。少し開けてボクも下山開始。少し風があったけど、暑くも寒くもない金山山頂でした。

 
金山のお花畑 笹ヶ峰の奥に黒姫山

夏はお花畑になるトラバース道を歩く。刻一刻と変わっていく焼山&火打の写真ばかり撮っていた。いっぱい撮っても元がスッキリしてないからダメですな。さえないのでオマケで冬の写真を貼っておきます。先に出た2人はもっと撮ってたので、しばらくで先になる。2人とも大きなカメラで、撮るたびにザック降ろしてたからなあ・・・。

 
天狗原山からの雨飾山(2月) 天狗原山からの焼山&火打山(2月)

少し登り返して天狗原山。天狗原山は4回目。1度は夏に金山とセットで。あとの2回はどっちも2月(妙高まで抜けた2007年と天狗原山までの2006年)。金山も天狗原山も高さはあるけど、見た目が地味なので、どちらも○○名山には入っていない。でも、山本体は地味でも、眺めはかなりのものがあると思われます。山頂は。途中はガマン系。

 
天狗原山からの金山 焼山&火打の展望もこれでおしまい

今日歩いたルート中で、思案中のスキールート5本+αを見ることができた。豪雪地帯の低い山は、雪が積もると全く様子が変わる。気持ちの良い斜面は見えても、肝心の核心部である谷の様子は見えない。下見しても意味がないことが多いけど、なんとなく見ておくと頭の中に絵が描ける。次のシーズンで実現させたいのは、ここ3年ずっとチャンスを伺いながらダメだった○○山。恥ずかしいので内緒。残りは減ってきた手持ちのネタを増やすためにチェックした程度。

 
なんとなく・・・ 散り始めも哀愁を感じる

天狗原山への登山道は夏も冬もうさん臭い。とくに夏。とくに中間部。泥でできた滑りやすい溝状の道や、むさ苦しい樹林帯。下のブナ林と山頂あたりの草原は気持ちいいんだが・・・。果たしてむさ苦しい樹林帯は、紅葉の季節はどうなっているのか・・・?チョットだけ期待したけど、あまり変わらなかった。途中に少しだけいいとこがあったけど。下のブナ林はまずまずでした。

 
1949m 針葉樹から広葉樹へ
 
終わりかけ 真っ赤っか

この山自体の紅葉は悪いとは思わないけど、登山道がわざわざ悪いところを通ってるんじゃなかろーか。あと、雨飾山なんかのように、インパクトのあるバックがないし。夏も秋もしばらくはいいかな・・・という感じです。とかいいながら、焼山から縦走となれば、否が応でも通ることになるけど。ま、目的にはならない・・・と。

 
隙間から雨飾山 この時期でも水はしっかり出てます
 
たまには良いとこもあった 水場付近が最盛期

水場はこの季節でもしっかり出てるってことは、ずっと大丈夫なんでしょう。水場からは歩きやすい道で、いつの間にか登山口。自転車を回収しに雨飾山の登山口まで戻り、寄り道ついでに鎌池にも行ってみる。しかし、ちょうど日没直後だったようで、駐車場に着いた時、池から引き上げてくる人がたくさんいた。明るさがなくなった鎌池だったけど、紅葉はきれいな池だなと思った。条件のいい時にまた来よう。

 雨飾山〜金山の紅葉スポット
 ◆雨飾山 登山口〜荒菅沢 なんと言ってもブナ林が素晴らしい!ここのブナは立派ですね。
荒菅沢からの景色は日本離れしている。
 ◆笹平〜金山 高さのわりには大きな木はなく(尾根だからか?)ブッシュがほとんど。
今回は大半が散ってしまっていたが、1週間早くて晴れればそれなりにキレイ。
 ◆金山〜天狗原山直下 この区間は笹か針葉樹が大半を占めているので、紅葉は×。
ここはやっぱり初夏の花ですかね。
 ◆ブナタテ尾根 ところどころきれいなところがあったが、登山道の通るコースやロケーションに問題ありかな。夏同様むさくるしいところだった。
 ◆ブナタテ尾根取り付き 斜面を中心に大きなブナ林が発達。けっこういいけど、雨飾山には負ける。




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