山登りのページ 山登りのページ



阿寺山&八海山 紅葉ハイキング


阿寺山から八海山への周回ルートです


紅葉が盛りの八海山の八ツ峰


 山域  越後 八海山
 山行日時  2012年10月14日(日)
 登山形態  紅葉ハイキング
 天気  晴れのち薄曇り
 メンバー  T世
 温泉  さくり温泉健康館 (370円)



この週末は越後の紅葉3連戦の予定が、新潟だけ予報が悪くて初日を風吹大池&白馬大池に変更。日曜日は新潟県も天気回復で晴れ予報。それでは今年のメインイベント第2弾であります「阿寺山&八海山」にチャレンジしてみますか!阿寺山を先に書いたのは、先に阿寺山から登ったから・・・だけではなく、今年の2月にスキーで登っていて、思い入れがあるから・・・です。阿寺山も期待通りの素晴らしさだったけど、八海山はさすがでしたね。一級品の紅葉を見せて頂きました。

八海山スキー場(6:00)⇒阿寺山登山口(6:45)⇒阿寺山(9:15〜45)⇒神生池(10:05)⇒五竜岳(10:55〜11:10)⇒入道岳(11:40〜12:10)⇒大日岳(12:40)⇒千本檜小屋(13:45〜14:00)⇒ロープウェイ山頂駅(15:20)

前日のうちに蓮華温泉から移動。「南魚沼 雪あかり」という今年の7月にオープンしたばかりの道の駅を偶然発見し、迷わずここで車中泊。まだ世に知られていないためか、駐車場はガラガラ状態でした。場所も石打にあるので、これから何度もお世話になりそうです。起きたら予報通りの快晴!意気揚々と出発したけど、八海山スキー場はゲートが開く前だった。手前に広い駐車帯があり、ここに止めて行くことにした。

 
阿寺山を見ながら登山口へと車道を歩く 林道のゲート  ここから登山道

ロープウェイを使った方が楽なのですが、コースタイムが10時間くらいあるので、動き出すのを待っていたら日が暮れてしまいます。そこで、阿寺山を先に登ります。下山口の八海山スキー場に車を置いて、阿寺山の登山口に歩いて向かいます。あと、阿寺山を先に登る理由として大きいのが、太陽を背にしながら八海山に向かって歩ける。逆光にならなくて景色が鮮やかに見えますんでね。

 

八海山を見ながら車道を歩きます。まだ明るくないのでハッキリとはしませんが、八海山の稜線あたりは赤く染まっているように見えます。果たして紅葉はどんなもんですかね。広堀橋への車道は、冬は豪雪で車1台がキリギリの横幅で両側は雪壁がそそり立っていましたが、雪がないと結構広い道だったんですね。広堀橋を渡ってしばらくで林道にはゲートがあり、そこには朽ち果てかけた登山口の道標がありました。あと、先客の車1台と。

最初は河原を歩きました

林道は先に延びていますが、地形図によると登山道は川沿いとなっています。先客は林道を歩いて行きました。薄い踏み跡もあったので川沿いを進みますが、かなり不明瞭な状態でした。途中で先客の人は合流していましたが、どこで合流したのかは不明。なので、どっちが良い道なのかはわからずじまい。本流からジャバミ沢に入ります。沢身のゴロゴロをしばらく進んで、左の斜面に入るところにチョロチョロと水が流れていましたが、そこが地図にある水場だったようです。ブナ林で一瞬スッキリしますが、阿寺山への登りは見どころ全くナシ。太陽がまだ登らないですしね〜。


稜線に出たら中ノ岳が・・・


ゴールデンレトリバー顔負けの毛並みの草紅葉と八海山

山頂に近付くと傾斜が緩んで平坦になってくる。冬は大雪原になるところですが、夏は灌木モジャモジャで展望ナシ。そして稜線に出ると草原になり、景色が一変。北に草原越しの八海山、東には谷越しの中ノ岳。草原はゴールデンレトリバー顔負けの毛並み。灌木は赤や黄に染まっていて明るいことこの上ナシ。

 
山頂はヤブヤブ! 稜線には池塘が点在

登山地図には阿寺山の山頂へは10分となっていたので、せっかくだから行ってみる。道もかなりヤブっぽかったけど、阿寺山の山頂もヤブっぽく、たいした展望はないので行く価値ナシ。せめて山頂の一角だけでも刈り払ってくれれば、展望自体は悪いわけではないのに・・・。まあ、そこまでやっても阿寺山では需要がないですかね・・・。


神生池と入道岳

山頂はゆっくりできないので、草原に戻って腰を下ろす。天気も景色も良くて最高です。さて、八海山に向けて尾根を進みます。阿寺山はずっと草原と池塘の稜線かと思いきや、そうではないんですね。ほとんどが密生した灌木帯。で、時々草原やら池塘が出てきて、そのたんびに立ち止まって写真撮ったり景色見たり・・・を繰り返す。

 
五竜岳 阿寺山から歩いてきた尾根

阿寺山あたりでは遠くに見えていた入道岳ですが、みるみる近付いてきます。最低コルまで下ると五竜岳まで200mの登り、さらに入道岳まで200m登るといった感じ。五竜岳はあまり目立たないけど、こちらから登る時だけ山っぽく見えた。登っているとポカポカ陽気を通り越す。暑いし登りで疲れるわけだが、このへんロケーション最高なので疲れるのを忘れてしまうくらい。


入道岳


角度を変えて同じく入道岳

五竜岳で中ノ岳への道を分ける。道はアップダウンも多くて険しそうだが、ここから見おろすと紅葉がとてもキレイで、この時期に一度は歩きたいなと思った 。そして、八海山の最高峰である入道岳を目指す。この登りもロケーションが最高なので苦にならない。ただ、だんだんと薄雲が広がってくるようになり、少し日差しが弱くなって、空もシラ〜ッとして冴えなくなってきた。


中ノ岳への縦走路


入道岳より いよいよ八ッ峰が見えてきた!

これまでほとんど人がいなかったけど、入道岳にはたくさんの人が休んでいた。そして、初めてニョキニョキと聳える八海山の岩峰が姿を現す。これか・・・八海山の「八ッ峰」は。独特の景色だな・・・。今更ながら八海山はお初だったのであります。そして、岩峰にまとわりつくように真っ赤っ赤な紅葉が・・・。これはスゴイな。それぞれの岩峰に人がたむろっているので面白かった。入道岳には阿寺山の先客のおじさんがいた。地元の常連かと思っていたが、阿寺山は初めてっぽかった。


入道岳から北東に派生する尾根  こちらもいい感じだが登山道はない


八ッ峰がだんだんと近付いてきた


八ッ峰が終わった台地で和む人々

さて、いよいよ八ッ峰に向かいます。かなり遅めの時間なので空いていると思われます。ピーク時だったら待ち時間が大変そう。さてこの岩峰、ほぼ垂直かと思われるところもあり、鎖がなければ登るのは難しいです。下りは鎖がないと完全に無理っぽいな。岩に埋め込まれたような石がホールド&スタンスになるわけだが、時々剥がれた跡がある。体重かけている時にポロッと取れてしまったら・・・と想像すると恐い。一応慎重に選んだ。


まずは大日岳


大日岳に登り中!高度感あります

八ッ峰のそれぞれに○○岳と名が付いているようだが、山名の入った石柱がないところもあった。岩峰に立った時の高度感はなかなかのもの。見下ろす紅葉がスバラシイので、巻き道から岩峰を見上げる紅葉もスバラシイに違いない。今度は巻き道を歩いてみたいと思った。八ッ峰は一番南の大日岳が最高峰みたいで、阿寺山側からだと下り加減に登ったり降りたりすることになる。


剣ヶ峰なのか摩利支岳なのか・・・?


入道岳をバックに


新開道の通る尾根も紅葉がスバラシイ!

天気は薄雲が空全体に広がって、もう太陽は出ないのかなあ・・・と諦めかけるが、いつの間にかまた青空が復活してくる。こんなのを何度か繰り返して、だんだんと薄雲が厚くなっていく。日が差した時には鮮やかさが倍増。岩峰のバックが青空だと言うことナシだが、そうは上手くいかない。やっぱり山は太陽と青空の力は絶大だなと思ったのでした。


ここから後半戦かな

八ッ峰の通過は面白いので、時間がどんだけ経ったのかさっぱり感覚がない。全部通過して時計を見たら、ちょうど1時間経っていた。コースタイム通りだ。ピーク時はこんなんじゃ済まないだろうな。三本檜小屋から見る八ッ峰もスゴイけど、入道岳から見る八ッ峰の方が面白い景色だなと思った。小屋でしばらく休憩して最後の下り。

 
ツツジとナナカマドの紅葉が目立つ 右下の巻き道も良さそうだ
 
どれが何岳なのか・・・? さっぱりわかりません・・・


八ッ峰もそろそろ終盤です


千本檜小屋までもスゴイ紅葉だ

下りは途中から渋滞に捕まったままの状態でロープウェイへ。ロープウェイ周辺も紅葉したらキレイそうだったが、まだまだ色付き始め程度。このあたりが見頃になるころには、八ッ峰は終わっているだろうから来る価値ナシ。ロープウェイは待ちの行列ができていたが、運よく一回で乗ることができた。

 
逆コースを歩いているので最後にこの看板 コロンと転がり落ちそう
 
奇岩があったので・・・・ ひと下りで千本檜小屋
 
最初にこれを見ておけばよかったが・・・ 薬師岳から千本檜小屋と八ッ峰
 
ロープウェイへと下ります 登山道の付いている斜面です

阿寺山から八海山を周遊すると10時間コースになるが、長丁場に余りある楽しみが待っていた。岩岩の険しい八海山の横にノッペリとした阿寺山が並んでいるわけだが、登ってみてもそれぞれ別の印象を受ける。マッタリ系の阿寺山とキトキトの八海山。一回の山登りで二度登ったようにさえ感じた。まあ、ちょっと長めの行程だけど、普通に歩ければ日帰りできるので、是非お試しあれ。






山登りのページ 山登りのページ
山登りのページ −ぶなぱう−

ぶなぱう ホーム
ぶなぱう速報
山行記録(年度別)
山行記録(山域別)
山スキーの記録
沢登りの記録
北アルプス全山縦走
南アルプス全山縦走
いろんな百名山
北海道100日登山
You Tuube
リンク
プロフィール
メール