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戸倉山&鎌倉山 山スキー


糸魚川の里山2つ、池2つを巡るツアー


鎌倉山にて


 山域  糸魚川 戸倉山&鎌倉山
 山行日時  2012年2月22日(水)
 登山形態  山スキー
 天気  晴れのち時々くもり
 メンバー  T世
 温泉  家

昨年の6月に白池と戸倉山に登りました。その時に冬にもスキーで来てみよう!と思ったのでした。せっかく近所に名のある山があるのだからと、鎌倉山にも立ち寄るプランを考えてみました。滑るのは期待できませんけど、周囲のロケーションはいいし、糸魚川周辺の奇山を眺めるには最高の場所です。1000mに届かない山とは思えない開放的な雰囲気でした。

別所集落 除雪終点1(8:25)⇒除雪終点2(9:05〜15)⇒白池(10:10〜15)角間池(10:45)⇒鎌倉山(11:35〜50)⇒戸倉山(12:40〜13:15)⇒除雪終点(13:50)⇒別所集落(13:55)

1月に雨飾山の肩の肩まで登った時に、白池へと通じる車道の除雪終点を確認しておきました。別所の最終集落までかと思いきや、別所の最終民家から約2キロ、車道が白池へと右折する地点まで除雪してありました。これは楽だなあ・・・・。ところがどっこい、今日行ってみると、別所の集落までしか行けず・・・。一応除雪はしてあるものの、その上から新しい雪が積もっており、乗用車では不可。たまたま除雪後なら入れたかもしれないですね。奥に人が住んでいるわけでもなく、毎日除雪する必要もないんでしょうね。残念ながら車道歩きからのスタートです。

 
根知谷郷からの戸倉山 駒ヶ岳を背に車道を登る

出発前にキャットが上がっていきました。おじさんたち仕事のようです。今日は水曜日ですので・・・。キャタピラの跡を40分ほどシールで歩くと、1月に下見に来た時の除雪終点へ。車道歩きは余分だったけど、海谷三山の展望が救い。雲一つない天気だけど、かなり温かいので空は真っ青ではなかった。除雪終点の先で車道を離れ、白池へと向かいます。ここで頭の中で方向が90度狂って90度右に進んでしまう。途中で戸倉山が見えてきて間違いに気付いて修正。


もうすぐ白池  戸倉山が迫ってきます!


振り返ると駒ヶ岳


白池と海谷三山(駒ヶ岳、鬼ヶ面、鋸岳

ここらへんは地形図に出てない車道があったり、地形図に出ている車道がなかったり。そのテのものをアテにして地図を見てるとハマりそう。白池に通じる車道に出ると、昨日のものと思われるスキーのトレースがあった。別所で出発準備をしている時には、戸倉山に登るという3人組(ツボ)が来たし。戸倉山なんてマイナーな山かと勝手に思っていたけど、地元では人気のある山なのかもしれない。3人組は除雪してないのを見て、シーサイドバレースキー場から登ることにしたみたい。

 
白池をあとに角間池へと向かいます 角間池

白池に近づくにつれて戸倉山が立派になってくる。975mの山だけど鋭い三角錐で存在感はバツグン!白池はただの狭い雪原で、雪のない時期のほうが池っぽい。当たり前か・・・。さっきまで逆光でシラ〜ッとしていた後ろ側の海谷三山が、太陽が上がってだんだんとクッキリ見えてきた。独特の景色です。スキー場からの3人組がちょうど角間池に向かって登って行くところだった。白池から離れるとブナ林に。角間池にある建物は完全に雪に埋まっていた。小さな穴から屋根の先っぽがチラッと見えていた。いったい何m積もっているんでしょ?

 
角間池にあった小屋  雪に埋もれていました

角間池から戸倉山に登る前に先に鎌倉山に行く。先に戸倉山に登ってしまうと、アップダウンが面倒になる。最後を戸倉山にすると、別所までずっと滑って降りれるから効率的。たいして変わらない気もするけど、できれば後半が楽な方がいいですからね。 


860m台地にはハーフパイプ状ブナ林がありました

今日の一番のヒットは角間池から鎌倉山までの尾根歩きだったかも。展望が良くて、尾根自体の雰囲気も良くて、適度なアップダウンが楽しかった。860m台地前後のブナ林もよかったし。

 
鎌倉山に向かいます あれが鎌倉山

鎌倉山からの眺めも面白かった。初めて見るような眺めだったなあ・・・。姫川越しの先週登った赤禿山、明星山、北アルプス北部の山々。根知谷越しの頸城三山と雨飾山。横川越しの真那板山・・・等々。戸倉山の山頂に3人組がいるのが見えた。きのうのものと思われる山頂からのシュプールも確認できた。オマケ的、ついで的に立ち寄った鎌倉山。とくに期待もしていなかっただけに、この景色に得した気になった。


三角錐の戸倉山


左が海谷三山(駒ヶ岳、鬼ヶ面山、鋸岳)、右は雨飾山


鎌倉山より  雨飾山は端正です


鎌倉山からの戸倉山  右のスカイラインを登ることになります 


明星山と栂海新道の山々

 
鎌倉山の山頂はホント眺めがよかったです!

名残惜しいが鎌倉山を後にします。来た尾根を戻って、戸倉山の南東斜面に取り付きます。急峻な戸倉山だけど、この面だけは割合に穏やか。斜面の右側と左側の尾根が合流すると、山頂までは無木立の斜面。昨年の6月に来た時には、低木が密生していて展望ナシ。切り開きのようなところから辛うじて展望がある程度だった。積雪期はほとんどの木が埋まってしまうんですね。鎌倉山からよりも雨飾山と海谷三山が近くなった。なかなかの迫力です。

 
真那板山 大網集落と向こうは蒲原山

山頂は細長くて、太い平均台のようになっている。なかなかの高度感。平均台下の緩い台地で休憩。3人組は尾根通しでシーサイドバレーに戻った模様。ここまで4時間ちょっとず〜っとシールで歩いた。最高点がこの戸倉山の975m。ここでやっとシールをはずせる。滑ることには期待してなかったけど、山頂直下のこの無木立斜面のロケーションは一級品。しかし、斜面は南向き。登ってる時から板が埋まるほどに腐っていた。まともには滑れないだろうなあ・・・。


戸倉山への登り  左には雨飾山


雨飾山


明星山(中左)、黒姫山(奥中)、善光寺山(右手前)

さて、滑ります。やっぱりグッサグサの重重雪。まともにはターンできないえkど、ロケーションがいいので笑ってしまいます。無木立は2滑りで終わり、やや密林の灌木、そしてブナ林と変化していきます。角間池から白池への斜面は北東向きだったので、サラサラの雪が保持されていました。下地の雪は締まってたけど、その上に乗るサラサラの雪がベアリング代わりになって、抵抗のないとても滑りやすい雪でした。地獄から天国。天国は少しだけだったけど・・・。 

白池からは引っ掛かる雪に苦労し、何度も前転してしまった。これも楽しいんですが、今日はチョット引っ掛かり過ぎたなあ・・・。春ですな〜。テレマークのカカトを固定したいくらいだった。最後の車道はキャタピラ跡。日向では進まず、日陰では暴走。ワダチが狭いので大変だった。苦労はしてもやっぱりスキーは早い。チンタラ滑ったわりには戸倉山から車まで40分ほど。半日強の手頃なスキーツアーといった感じです。

 
戸倉山山頂です! 同左  遠くは海谷三山
 
戸倉山からひと滑りして 白池をあとに

GPSの軌跡ではないのでご注意を!

  

 



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