赤禿山 山スキー赤禿山への最後の登り
昨日の大渚山に続き、今日の赤禿山も我が家の定番中の定番でお気に入りエリアであります。最近の赤禿山は高浪の池を絡めたツアー系ルートに続けて行っていましたが、今日は10人という大所帯(滑り屋系含む)なので、コンパクトに東面を滑るルートで。小雪の舞う中のスタートでしたが、たま〜に日が差し、たま〜に明星山も見えたりで一矢を報いた感じ。東面を滑るのは3年ぶりでしたが、滑ることに関してはこっちの方が楽しいですね〜。
昨日の大渚山のあとはマツキン山スキー部新年会。しこたま飲んだけど、なんとか6時前には起きて7時出発することができました。8時半に小谷の道の駅で全員集合し、車を2台に減らして山之坊集落へと向かいます。集落への道には除雪車と思われるキャタピラの跡があっていやな感じ。案の定、除雪終点で作業中。作業が終わるのを待って終点のスペースに置かせてもらいました。ここ山之坊も昨日の大草連と同様、集落の方の迷惑にならないよう、除雪作業の邪魔にならないよう気を配る必要ありです。
山之坊集落の雪の量は、昨年凄いのを見ているだけに少なく感じますが、まだ1月20日ということを考えると、そこそこあると言えましょうか・・・。毎年の雪の量のバロメーターにしている大峰峠にあるお堂の埋もれ具合も、まだまだ浅いな・・・ってとこです。尾根に出てからの杉の植林地もしかり。まだ、大寒に入ったところ。いつもは2月以降に来ているので、多いか少ないかは今後の雪の降り方次第でしょうね。あんまり多過ぎるのも困りものですけどね・・。
昨日は誰も赤禿山に入らなかったのか、夜のうちに降った雪がトレースを消してしまったのか、昨日に引き続き今日もラッセルとなります。ただ、昨日に比べると雪は浅くて軽いのでずいぶんと楽でした。また、今日は強力なラッセラーがいたし・・・。大半はY里さんがやってくれましたね。この程度の雪ならラッセルがあってもなくても、10人全員が山頂に到着する時間は変わらない感じです。逆にラッセルがあった方が隊列がばらけなくていいくらいですね〜。
赤禿山は個人的には晴天率が高いんですが、雪が降る中のスタートとなってしまいました。今までは晴れた日を狙って赤禿山に来ているといった方が正しいかも・・・。赤禿山は1000mちょいの低い里山で、大展望が得られるわけでもありません。赤禿山の魅力・・・何とも言えない雰囲気が漂う山之坊集落、途中の明るい尾根と後半の感じの良いブナ林が魅力かな。山頂が一番見どころがなかったりして・・・。今日は小雪がちらつく時間が長い感じだったけど、ちょうどブナがキレイなところで日が差してくれたり、雲の中から浮かび上がるような明星山が見えたりと、赤禿山の魅力の片りんは味わうことができたかな・・・。
今日は滑り屋さんが約2名います。5年ぶりのご一緒となるN田氏です。爺ヶ岳からもう5年も経つのか・・・。昔はチョコチョコ一緒に行っていたんですが、ボクがまったり里山志向になったこともあってかご無沙汰となっていたのでした。今日は赤禿山の偵察ということのようです。滑り出しには疎林のいい斜面があり、その後も緩急メリハリのある斜面が繰り返されるので、そこそこ楽しめたんじゃないでしょうかね。
滑る時には左のミミズマークの沢と右の登ってきた尾根の間を滑っていれば、必ず登り返し点となる雪原に降りることができます。最終的にはそうなんですが、今日はミミズマークの沢の縁を滑っていたら、中間台地との間に沢が現れて、シールを付けて少し登り返すことになってしまいました。地形図を見てもボクには見えないんですよね・・・この沢。このくらいの沢なら少しVの切れ込みになっててもよさそうなんですが・・・?10mマジックなのかなあ・・・?まあ、失敗したといってもこの程度。どっちみち中間には平坦地があって、シールを着けるまではいかないにしてもカニ歩き多用で疲れるのです。とりあえず、左に寄り過ぎちゃいけないってことを学習しました。
平坦地から先は密林になったり杉林になったりした記憶がありますが、今日はいいところに当たったのか、いい斜面が出てきて楽しめました。途中の登り返しは余分だったけど、楽しい斜面もそのぶん多かったのは気のせいか・・・?雪原で3度目のシールを装着して大峰峠に登り返します。林道カットと、集落に向けてタラ〜っと滑るのが最後のお楽しみであります。途中で青空が見えたりしてきたので晴れるかと思ったけど、結局最後もあで時々小雪って感じのお天気でございました。天気は今一つでしたが、大勢で行くと楽しいですね!
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