金山 山スキー


小谷温泉からシゲクラ尾根経由で登ってきました

シゲクラ尾根からの鋸岳&鬼ヶ面山

 山域  小谷 金山
 山行日時  2015年4月4日(土)
 登山形態  山スキー
 天気  晴れたり曇ったり
 メンバー  単独
 温泉・メシ  なし
 コースタイム 小谷温泉(6:55)⇒雨飾山登山口(8:05〜15)⇒荒菅沢出合(8:45)⇒約1750m(10:05)⇒金山(11:10〜30)⇒牧場?(11:50〜12:10)⇒雨飾山登山口(12:50)⇒小谷温泉(13:20)

小谷温泉からシゲクラ尾根経由で金山に登ってきました。山スキーで金山はお初となります。ブナの台地→大海川沿い→ブナの斜面→こんもりした尾根…と変化に富んだ楽しいルートでした。ただ…山頂は雲の中で…残念。期待の展望はナシ。裏金山谷を滑ってやろうと思ってたけど、真っ白けでは…。でも、往復だけでも快適に滑れるところが多くて満足できました。


※クリックで拡大します!

泊まりで山に入ろうと思ってたけど、晴れるのは土曜のみっぽい。先週と同じだ。同行予定の人とは別計画にして、一人で金山に登ることにしました。以前、茂倉峰の少し上のピークまで登っており、今回はその先の金山山頂まで登っておこうということ。予報の降水確率は低いけど、空は鉛色だなあ〜。小谷温泉に着くと霧雨も。気分は乗らないが、買ってしまった行動食を下界で食べるのはイヤなので決行!スノーシェード内の先客と思われる車は2台のみ。少ないなあ…。


山田旅館の脇から失礼して・・・

ちなみに林道は雨飾山荘まで除雪が進んでました。終点に除雪車など作業車が止まっており、恐らく今日も除雪作業をしそうな雰囲気。止めれそうなとこはあったけど、怒られたらいやなのでやめておきます。山田旅館の脇から取り付きます。道からの一段が雪融けで空洞になってたりで、本日一番の核心だったかもです。


上から山田旅館


谷の縁はこんな感じ

概ね夏道に沿うような感じで鎌池の台地へ。林道を歩いた方が早くて楽だとは思うけど、こっち経由の方が山っぽくてロケーションが良いので。帰りの最後に250mほど滑れるし。台地を北進し、鎌池からの林道と同じ高さになるところで林道へ。そのまま夏の雨飾山登山口まで林道を辿ります。登山口の建物は屋根の三角部分のみ雪の上に出てました。まだだいぶ積もってますね〜。


鎌池の台地はブナが立派


雨飾山登山口にある小屋

雪の少ない年なら、そろそろ大海川の雪割れが気になる時期。今年は多いので今んとこ心配無用。何ヶ所か穴が開いていただけでした。きのうは結構降ったので、川の水が濁ってます。気温も高かったので、雪崩も頻発したようです。角の丸まっていないデブリがあちこちにありました。一応気を遣いながら進みますが、落ちそうなのは昨日で落ちただろうな。大海川のゴルジュ帯も全体的には険悪さはなかったです。


大海川 昨日の雨で濁ってます


黒沢に架かる滝


谷の細い部分はこんな感じが続く

大海川は荒菅沢(黒沢)を分けると大倉沢に名を変えるのかな…?大倉沢に入って右カーブしてすぐ、左からの大きな支流に入ります。最初は細くて急だけど、登るにつれ広く緩くなります。同時に雲の中に突入。そうそう、天気は歩き始める頃には霧雨はやみ、雲が多いながらも天狗原山&金山の山頂が見えていました。ところが1400mくらいで雲の中に入ってしまったという次第であります…。


下層の雲の中に突入!


もうすぐ下層の雲から脱出の気配


下層の雲から抜けました!


晴れました!

この雲の層は厚くはなく、谷が斜面に変わる頃(約1600m)には雲の上に抜けました。日本海側の空は快晴で、真っ青な空が広がってます。かたや南側の空はどんよりしてますね〜。雨飾山も雲で見えません。今日の雲はかなり複雑な感じです。登ってるこの牧場風の斜面、1701mの標高が振ってある少し上のピークから扇状に広がっています。斜度も手頃で帰りのお楽しみってとこですね。


茂倉峰からの斜面です


登り切ったところが約1750mのピーク


帰りはお楽しみ!

1750mあたりで尾根に乗ります。まず目に入るのが昼闇山と鋸岳&鬼ヶ面山。相変わらず日本海側は快晴なのに、目指す金山や天狗原山、そして背後にあるはずの雨飾山は雲の中…。ちょうどこの付近が晴れと曇りの境目みたい。南からの風が強くて結構あおられます。この風が雲の原因だろうな…。半袖でも寒くないし…。


シゲクラ尾根に乗りました  見えるは鋸岳と鬼ヶ面山


昼闇山  左は阿彌陀&烏帽子


シゲクラ尾根は広い尾根

ここから先は未知の領域。尾根と言っても斜面のような広い尾根で、ここも滑ったら気持ちよさそう。未知の領域なのに、1900mくらいからかな、再び雲の中に突入です。いっとき尾根が痩せる部分があるけど、通過には全くもって問題ナシ。すぐにまた広い斜面になります。視界がほとんどないので、帰りのために印を。ストックの穴を深く突いておきます。板の跡では心許ないので。


しばらくで上層の雲に突入!


残念ながら金山山頂も雲の中

だんだんと斜度が緩くなり、しまいには平らに。その先下りはじめることを確認して、戻って一番高いところを山頂とします。視界ナシで風が強いのでビールはオアズケ…。とっとと準備して滑ってしまおう。板を履いたら太陽の気配。なんとなく上空が青くなってきたかと思うと、また真っ白けに…。また青くなったと思ったら、またまた真っ白けに。思わせぶりな空に弄ばれました。山頂を舐めるように雲があるんでしょうな。


大倉沢を見下ろします


帰りのシゲクラ尾根

付けた跡を見失わないように滑ります。尾根っぽくなればひと安心。やや吸い付く感じはありますが、ぼちぼち快適に滑れます。晴れてれば雄大なロケーションの中の大滑降なんだろな…。雨飾山や海谷三山を正面に見ながらの。晴れた日のリベンジを誓いながらの滑りでした。やはり1900mくらいで雲の下に。相変わらず雨飾山は雲の中でした。


お楽しみの斜面を滑って牧場地帯へ

1750mピークからの扇状斜面。最初の一段は急斜面だけど、徐々に緩く広くなっていきます。ここは以前来た時も滑ったけど、なかなか良い斜面です。短いけど。平坦になった牧場風のところでひと休み。プシュ!コンビニで買った冷やし中華もここで頂きます。風もなく晴れててポカポカです。さっきの山頂とはえらい違い。


東面三角  これは人のシュプール

台地状から吸い込まれるように沢形へ。大倉沢に出合う手前の急で細いところは、ハーフパイプみたいで面白かった。大海川になると斜度がなくなり歩く場面多数ですが、それなりには下ってるので時間はそれほどかかりません。駐車場へのちょこっと登りもシールなしで余裕で登ります。T字路まで滑って、鎌池方面への登り。そこそこ登るのに、ここもシールなしでOK!シールなしで登れるのはありがたいけど、逆に少しの下りでは滑らないってこと。


帰りの大海川

シールなしで鎌池の台地まで登り切りました。で、やっぱり台地の上の緩い下りが滑ってくれませんでした…。夏道のあるあたりまで進み、最後の滑りです。途中から木がなく(小谷温泉のスキー場跡?)なるので、最後は気持ちよく滑れます。山田旅館の脇、道に出るとこがやっぱり核心でした。ちょうど除雪作業の人がいて注目されたりで…。


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