僧ヶ岳 紅葉ハイキング北アルプスのもう一つの北端の山の紅葉を楽しんできましたブナを抜けて灌木帯の紅葉
富山の友人宅ベースで富山の山2つに登ってきました。初日が僧ヶ岳。剱岳から北へと続く稜線、毛勝三山を越え、先っぽに当たる山が僧ヶ岳。北アルプス最北の情緒を感じながら登ってきました。2日目は富山の山奥にある金剛堂山へ。山頂からは富山の山全体を一望でき、富山の山の概念が理解できたような…?両日とも天気に恵まれ、中腹の紅葉も見頃で、富山の山2つを堪能です! ■僧ヶ岳の登山口選び
■少し登るとブナが色付きはじめます左下に宇奈月ダム湖を見下ろしながら登っていきます。時々トロッコ電車の汽笛も。最初からブナ林歩きですが、さすがに600m台では色付き始め程度。登るにつれて色付きが進み、だいたい1000mからその上くらいがブナの黄葉の見頃かな。天気は快晴!南ほど悪い予報で、信州あたりも曇りベースの予報。後立山の稜線には雲がかかっています。南からの雲をせき止めてくれてるのかも。おかげ様で富山は晴れ!
■第三登山口は広くなってて展望良好!1時間ほ弱で第三登山口。ここは広くなっていて、東側の展望が開けてます。展望盤なんかもあったりします。目立つのがお椀を伏せたような形の朝日岳。雪倉岳は東から見ると端正だけど、こちらから見ると無骨な形をしてます。で、白馬岳から清水岳にかけての稜線には雲。朝日岳の北は栂海新道の山々と初雪山が見えていました。 林道を少しだけ歩きます。林道からは北側の展望が開けてて富山平野の街が、眼下には宇奈月の温泉街が見えています。このあたりが北アルプス最北端の情緒といいますか、なんだかよくわからないけど…。登山道への取り付きは急で、ハシゴがかけてありました。尾根を淡々と登ります。右手には烏帽子岳からの尾根。その尾根と合流する地点がコースタイムのチェックポイント。まだまだ離れてて、なかなか近づいてきません。
■ブナ帯を抜けると今度は灌木の紅葉が・・・1431mの標高点でいったん下ります。帰りがイヤだなあ…とか思いながら下ります。上の方のブナは既に葉っぱが散ってしまっています。この先はもう紅葉は終わりかなと思ったところ、今度は灌木の紅葉が賑やかになってきました。木の名前がわからんけど、黄色や赤の派手派手なヤツです。烏帽子尾根との合流少し手前で休憩。今日は風がなくて暑い!水分の消費もこの時期にしては多いです。 1431mまではグイグイ登る尾根。そこから先はダラダラした尾根。時計の標高が上がっていかないので面白くないです。下りも時間かかるってことですからね。久しぶりにグイーッと登り、だんだん緩くなって登り着いたところが前僧ヶ岳。仏ヶ原越しに僧ヶ岳山頂が見えています。もう射程距離です。僧ヶ岳の左には駒ヶ岳も。遠そうに見えて近い…こともない?あわよくば駒ヶ岳往復も視野にありますが、時間的に微妙だなあ…。
■前僧ヶ岳から仏ヶ平、僧ヶ岳山頂前僧ヶ岳と僧ヶ岳の間が仏ヶ原。名前からイメージするに、草原が広がっているのかと思いきや、広がっているほどの草原ではありませんでした。夏は少しは花が咲くのかな…?今は灌木の葉っぱも完全に落ちて、冬枯れ状態の雪待ち状態です。そんなこんなで3時間40分ほどかかって、11時過ぎに僧ヶ岳登頂であります。
■ポカポカ陽気の僧ヶ岳山頂で大休止駒ヶ岳へのピストンは11時がタイムリミットとみてます。5分過ぎただけだけど、厳しそうだなあ…。休憩込みで往復3時間。下山に3時間みると、17時下山の計算。この時期、17時過ぎたら暗くなってくるからなあ…。身体も疲れてるし、今日は僧ヶ岳のみということで。駒ヶ岳は1280mへの林道が開いた時に、やっつけに来よう! ということで、僧ヶ岳山頂で大休止。晴れて風もなくポカポカ。半袖でじっとしてても寒くありません。途中で眠くなって座ったままウトウト…。山頂には先客1名。休憩中に2人ほど登ってきました。あと登り始めで抜かれた人はいないので、駒ヶ岳に向かったと思われます。 僧ヶ岳からの展望ですが、山頂には灌木が生えており、大パノラマというわけにはいかないです。灌木の丈が低いところで背伸びすると見える感じです。登りながらずっと見えていた後立山の北部の山並み。そして尾根続きで駒ヶ岳。その右には毛勝山。毛勝山の影から、チラッと立山が見えています。僧ヶ岳は最北の山。主な山は南にあります。太陽も南にあるので、どうしてもシラーッとしてしまうのが残念なところですね〜。
■下山が疲れました12時ちょうどに僧ヶ岳山頂を後にします。なんだか富山の街との間に、みるみる雲ができてきました。朝の雲海は珍しくないけど、昼になって雲海になるのは滅多にないような…。街から見て、山も曇ってると思われてるんだろうな…。この下り、結構足にきましたね…。枯葉が道を覆ってて、警戒しながら下るもんで、余分に力を使ってしまう…。標高差が1200mもありながら、登りと下りのタイム差は30分ほどしかないです。下りが捗ってないのがわかります。駒ヶ岳に行ってたら暗くなってたかも…?
■下山、そして温泉、そして宴会へ・・・温泉は入善町のバーデン明日(あけび)。途中で会ったおじさんに教えてもらいました。そして富山市のこーちゃん宅へ。近くのスーパーで買い出しです。さすがに富山!魚介類の品揃えは松本の数倍あります。惣菜も充実。今日は暑かったせいかビールが旨い!ひと通り喉が潤ったあとは、日本酒中心に。早起きで寝不足なのか、途中からウトウト…。翌朝は久しぶりに起きるまで寝てました。
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