金剛堂山 紅葉ハイキング![]()
富山の友人宅ベースで富山の山2つに登ってきました。初日が僧ヶ岳。剱岳から北へと続く稜線、毛勝三山を越え、先っぽに当たる山が僧ヶ岳。北アルプス最北の情緒を感じながら登ってきました。2日目は富山の山奥にある金剛堂山へ。山頂からは富山の山全体を一望でき、富山の山の概念が理解できたような…?両日とも天気に恵まれ、中腹の紅葉も見頃で、富山の山2つを堪能です! ■金剛堂山の登山口へ
■こーちゃんファミリーと5人でゾロゾロと・・・・本日はこーちゃんに加え、そのファミリーも一緒です。奥さんと4歳になる息子。合計5人で歩き始めます。息子ちゃん元気よく歩きますが、段差の高いところや沢の飛び石はさすがに無理。お父さんにかかえられて越えていきます。好奇心旺盛で、色んな物を発見しては立ち止まります。お父さんの影響で、とくにキノコアンテナは敏感でした。 40分ほど登ったところが997.9mの三角点。標高差は200mほど登ってます。ゆっくり登っているようで、意外と進んでますね〜。この調子でいけばコースタイムに近い時間で登れそう。でも、この調子でずっとは無理っぽいみたい…。ここからこーちゃんファミリーとは別れ、先に登ることに。中金剛か奥金剛まで行って山頂に戻れば、もしかしたら山頂で合流できるかも…。息子リタイアの可能性もありますし…。
■1000mを越えるあたりからブナの黄葉がお見事に!この先で大きく右カーブ。ガイドブックに『利賀スキー場から山スキーで…』とありますが、スキー場から登ってくると、ちょうどこのカーブのあたりで合流となります。基本的に尾根なので、スキー登山という感じでしょうか。登山口あたりは色付き始めだったブナ、1000mを越えるあたりから良い色に染まってきました。たまに巨木地帯があり、そこの紅葉はお見事でした。 どんどん登っていくと1345mの標高点。ここがコースタイムのポイントとなっております。下から1時間半、山頂へ1時間の地点です。ここらはもうブナはなく、灌木の尾根。はじめて金剛堂山の山頂が見えました。登るうちに右手に薄っすら雪の残る白山、左手にはやや逆光で白い北アルプスが見えてきます。白山は意外と近く、北アルプスは意外と遠いなと感じました。ザワザワと賑やかな声が聞こえてきたなと思ったら山頂到着です。
■金剛堂山山頂 前金剛から中金剛へ登り着いた山頂は前金剛。ここには三角点もあり、地形図にも金剛堂山の表記があります。最高点はというと、この先15分のところにある中金剛。前金剛よりも10mちょっと高い1650m。まあ、次に来ることがあるかわからないので、中金剛まで行っておくとします。金剛堂山の山頂部の稜線は笹原だか草原だかが広がる、眺めの良い稜線。ただ、アクセントに欠けるのか、今一つ感が漂う景色です…。パッとしないというか、スッキリ感がないというか…。 前金剛は賑やかだったけど、中金剛は誰もいません。ほとんどの人は前金剛までのようです。せっかくなので奥金剛…とも思っていましたが、そんなに楽しそうな稜線でもなかったのでパス。中金剛から少し戻ったところに石碑がありました。ここが眺めも良くて気持ちよさそうなので大休止。 北アルプスが遠い分、端から端まで見えますね〜。乗鞍岳、御嶽山まで大パノラマです。時間が経ち、太陽も高くなってきたので、北アルプスもクッキリ見えるように。北アルプス以外の富山の山は、馴染みがないせいもありますが、あまり特徴的ではないですね。それでも地図と見比べると位置関係がわかってきます。白木峰のライン、ここ金剛堂山のライン、人形山のライン、笈ヶ岳のある白山北縦走路の続きのライン…。それぞれに、そこそこ名のある山が散りばめられている感じです。12時ちょうどに下山開始。
■下山開始!前金剛を過ぎ、少し下ったところでこーちゃんファミリーとスライド。思ったより早いなあ…と思ったら、息子ちゃんお疲れのようで、お父さんのおんぶで登ってきてました。安曇野までの帰りもあることだし、お先に下山します。登る時と向きが変わり、太陽の方向も変わったので、ブナの巨木エリアではまた新鮮な紅葉を楽しめました。
温泉は至近の天竺の湯。600円。楢峠経由で帰ろうとしたら、県境で通行止。なんだかんだ白川郷経由で帰ることになってしまいました。どこを通っても険しい道になるので、それなりに時間はかかったと思われます。安曇野まで戻って、定番の『ひさりな食堂』で夕食。そんなにお腹は減ってなかったのに、ラーメンの汁まで完飲です。やっぱり美味しい!てなわけで、2015年紅葉富山シリーズの終了です。
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