辰尾山 山スキー


大峰峠を挟んで赤禿山の向かいにある地味な山に登ってきました


辰尾山より  真ん中が雪倉岳

 山域  北アルプス? 辰尾山
 山行日時  2015年3月7日(土)
 登山形態  山スキー
 天気  晴れ時々くもり
 メンバー  ASK
 温泉・メシ  なし
 コースタイム 国尻集落(8:30)⇒辰尾山その1(9:40〜10:00)⇒林道(10:15〜30)⇒大峰峠(11:10)⇒辰尾山その2(11:45〜12:10)⇒国尻集落

大峰峠を挟んで赤禿山の対面にある辰尾山に登ってきました。761mの低い山です。赤禿山の途中からよく見えるんですが、登りたい気持ちが湧いてくるようなビジュアルの山ではないですね〜。ヒマな時にそのうち…ってな感じでは思ってましたが…。で、今回登ってきました。大峰峠からの往復では芸がなさすぎるので、国尻集落から登って北斜面と南斜面を。意外とちゃんと滑れて、展望に関しては赤禿山よりは上(赤禿山は展望はイマイチですからね…)。半日の山にいいかも。


赤禿山途中からの辰尾山  この写真を参考にして歩きました

南ほど悪くて北ほどマシそうな今日の天気、微妙な感じの予報だったので辰尾山へ。白馬までは曇り空だったけど、海に向かって下って行くと快晴となりました。国道から少し山之坊方面に登った国尻という集落付近から登ることにします。この付近、道幅が広くなってることは赤禿山通いでリサーチ済。路駐させてもらいます。

 
山之坊への車道の途中からスタート 国尻の集落

2月の下旬から暖かくて、雪壁はだいぶ低くなりました。雪壁に階段が作ってあったので、それを使わせてもらって雪の上に上がると、雪原の中に民家が点在しててビックリ。まずは杉林に突っ込みます。ひと登りして雪原に。まあまあいい感じ。しかし、すぐにまた杉林に。しばらく杉林ですが、これを抜けると広葉樹のまあまあの疎林。これが山頂まで続きます。辰尾山の南面は半分から上が滑るのに良い斜面となってました。ただ、低くて南向いてるので雪は???

 
杉林に突入します 上半分は疎林に

前回の赤禿山の時に撮っておいた写真を参考に登ったり滑ったりしました。写真の通り稜線の北側は杉がビッシリ!興ざめ極まりない…。そのかわりに南面は開けていて、展望が素晴らしいです!頸城の山々、戸隠の山々、後立山の山々。とりわけ蓮華温泉の広い谷を取り囲む、白馬乗鞍岳、雪倉岳、朝日岳、黒負山の眺めがいーです!


稜線に出ました  向こうのピークが辰尾山山頂


雨飾山と海谷三山


真那板山


蓮華温泉を取り囲む北アルプスの山々


少しアップで!

さて、まずは北斜面から探索。ほぼ全面杉なんですけど、参考写真をよーく見ると、山頂の少し下に杉じゃない部分が見えます。その部分を狙いたいんですが、地形図で特定するのが困難で…。とりあえず西にトラバース気味に杉の密林を縫って滑ります。すると間もなく密林の向こうが明るくなり、広葉樹が疎らに生える斜面に出くわしました。

 
切り開きを明星山に向かって 切り開きを下から

おー!ここかな。縦に開けた楽しそうな斜面が続いています。よーし!と滑り込むとカリッカリ!標高低くても北斜面はまだ堅かったです。エッジが効かない…。この疎林斜面が一区切りしたところで、左側の密林の先に明るいところが!行ってみると縦に長く杉が切り開かれていて、まるで乗鞍のツアーコースみたい!乗鞍より斜度があって、ウネリもあるので楽しそう!ただ、今はカリッカリで…。今日は堅かったけど、逆に真冬ならパウダーに期待できそう。この切り開きは林道に出る少し手前まで続きます。この切り開き、横から撮った参考写真では発見できず…。


車道に降りて大峰峠に登り返します

切り開きが終わって、トラバース気味に林道方向へ。林道でシール貼って、ほぼ林道に沿って大峰峠まで登り返します。背後には明星山が尖がってます。大峰峠のお堂の積雪状況だけはきちんと確認し、こんどは尾根歩きで辰尾山を目指します。ひと登りしたとこが700mのポコ。アンテナマークのあるピークです。ここがまた見晴しの良いとこでした。晴れてれば赤禿山の登り返しの時に立ち寄るのもアリだと思いました。このポコから直で山之坊集落に滑り込むのもよさそうです。

 
今年1月25日 本日3月7日

尾根は緩いアップダウンを繰り返します。スノーシューの跡がありました。ガイドツアーか何かかな?相変わらず左は杉の密林で、右は疎林。その密林、尾根が広くなるところで北に向かって切り開きが…。もしかして滑った切り開きに続いてる…?確認するために切り開きを北へ辿ってみます。やっぱりそうでした。稜線からずっと切り開きを滑ることができそうです。ただ、辰尾山の山頂からだと少し離れてます。なので、さっき偶然辿ったラインが一番効率がいいのかな…と。


大峰峠横、700mピークからの明星山


だんだん曇りがちに


赤禿山


辰尾山


切り開きと明星山

本日二度目の辰尾山山頂。一度目に比べて雲が増えてしまいました。最後の滑りに備えてプシュ!だいぶ汗かいたのでビールが旨い!お昼を回って、南面で、ずっと日を浴びてて…腐れ雪は必至!テレマークは前転警報ですな。山頂からすぐの浅い谷を滑ります。雪質以外はいい斜面でした。小尾根を隔てた西側の浅い谷の方も面白そうだったけど、ちょっと短くなってしまうのがタマニキズ…。杉の密林に突入すると、あとは降りるだけ〜。


2回目の辰尾山より

さてさて、期待はしてなかった辰尾山でありましたが、なかなかどうして楽しい山でした。まずは何といっても展望。赤禿山は南に展望の効く場所が全くないのに対して、辰尾山は北に展望の効く場所がない…。南の展望はバッチリです!滑りに関しても、北斜面に切り開きを発見できたのが大きいです。斜度があってウネリもあるのでパウダーの時がいいかも。南面の方が斜面はいいけど、晴れればイチコロで悪雪になりそう…。かといって天気が悪いと展望が×なのでビミョウだなあ〜。とか何とかいっても、所詮は761mの山。本命の山がキツイ時のサブプランに適した山と言えそうです。


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