秋の薬師沢左俣 沢登り![]() 薬師沢左俣の渓相
10月1週目の週末、紅葉が盛りとなった北アルプスはどこも混雑必至。混雑するところには行きたくない…。ということで、北アルプスの薬師沢左俣に行ってきました。一応は紅葉狙いです。紅葉がキレイかどうかの検証ということで。キレイなだけなら、お隣の赤木沢の方でしょうけど、あそこはちょっと浸かるので…パス。この時期、ヒザより上は濡らしたくないです。薬師沢左俣ならばヒザ下で行けそうな感じ。
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テン場にて |
谷なので空は狭いけど、満天の星空です。太郎平で天気予報見た時に、明日は未明から朝にかけて雨…。ほんとに雨なんて降るのかなあ…?最後に時計を見たのは22時頃。まぶたを開けておくのが大変になってきました。いつも宴会は最後まで頑張っていますが、今日は無理…。人より先に寝てしまったのでした。
5時半ごろに目を覚まします。恐る恐るテントから外を覗くと…晴れてない。まだ薄暗いからハッキリわからないけど、満天の曇り空のような…。さすが天気予報!悪い方には当たる!とりあえず火を点けたいが、焚き付け不足で、朝から集めてまわることに。みんななかなか起きてこないなあ…。遅くまで起きてたのかな?
一応、午後ほどよくなる予報。朝からダラダラします。天気良くなるのを待ちますが、逆に雲が厚くなってきたような…。それでも出発する頃には、たま〜に薄日が差すように。回復を期待して出発です。そんなに期待していなかった薬師沢の紅葉。太陽が当たると結構キレイです。ただ、沢は南に伸びているので、朝のうちは太陽が当たりません。赤木沢は西を向いて進むので、朝から太陽ギンギンなんですけどね。
朝のテン場
しばらく河原歩きしてると滝場が始まります。厄介な滝はないんですが、わりと立派な滝が連続します。ここもやっぱり朝は日が当たらず、暗くて残念なのです。日が当たって明るい薬師沢左俣を遡行したいのなら、ゆっくりスタートしてもう1泊薬師峠か、遅くなるの覚悟で下山するかだな。滝をどう登ったとか、2年目に来てるのに記憶がないなあ…。
天気がなかなか回復しません。青空が多くなって期待すると、また全面雲に覆われ…の繰り返し。日が差しても部分的。全体的に日が当たることはなく、写真を撮ってもパッとしないです。それでも山にかかっていた雲はなくなり、滝場が終わる頃には稜線の雲はなくなりました。
連爆帯の始まり〜!
日が当たってればなあ・・・・
思ったより紅葉がいいです
ミニゴルジュは左から
部分的には日が照るけど・・・
ミニゴルジュの巻き
ミニゴルジュを抜けて
岩の白と紅葉がマッチしてます
全体に日が当たって青空だったらキレイだろうに
薬師沢左俣は立派な滝が多いです
立派な滝を登りながら
立派な滝の上段かな
だんだんと傾斜が緩んで
連爆帯の終わりが近づいてきます
この滝だけ黒い
紅葉の時期にまた来るかな
終わりそうで終わらない
これが最後の滝かな
日が照ると明るくていいなあ
連爆帯は終了です
薬師沢左俣の真骨頂は源頭部にあり!アホほど広い草原の中を流れる小川の雰囲気がたまりません。夏は両側がお花畑です。果たして秋はどんな感じになるのか…?これを検証しに今日来たのであります。結論からいくと、やっぱり夏の方がいい…。秋の枯草よりも、夏の緑の草の方が断然ヨカです。花も咲いてるし、薬師沢を取り囲む山々も青くて残雪があったりで。今日は曇っててアレだけど、枯草に日が当たっても夏ほど良くなるとは思えないですね。とは言っても、夏に比べて劣るだけで、ここは他にはない素晴らしいロケーションなのであります。
薬師沢左俣源頭部の始まり〜
草原の中を流れる小川
晴れてればなあ・・・
晴れた夏はウキウキだったが・・・
北ノ俣岳と赤木岳のコルに詰め上げます。日本海側ほど雲が多くて、内陸ほど晴れている感じですね。槍の方はちゃんと晴れてる様子。北ノ俣岳から薬師岳にかけては雲が取れたりかかったり。風も強くて寒いです。夏は賑わう縦走路も、今日は太郎平までの間に単独×2とすれ違い、単独×1に抜かれただけでした。今日も太郎平前の広場は閑古鳥。折立までの長い下山道をトボトボと下ったのでした。
いよいよ詰め
天国渓の源頭部を見下ろします
太郎平小屋に着く頃にやっと晴れてきました
なんだかんだで4時過ぎての下山。亀谷温泉の白樺ハイツで温泉です。亀谷温泉って『かめがい』って読むんですね〜。知らなんだ〜。ちなみに610円。糸魚川の龍喜で晩飯。チャンポン美味しかった。汁が。安曇野に着いたのは夜の9時頃となりました。
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