御飯岳 山スキー 万座温泉から往復



行程の大半は林道ですが、雰囲気はなかなか良い!

御飯岳山頂直下の林

■2016年2月3日(水) ■上信越 御飯岳 ■天気:くもり時々晴れ時々小雪 ■メンバー:単独
 コースタイム 万座温泉除雪終点(9:15)⇒万座峠(9:50)⇒御飯岳取付き(11:10〜25)⇒御飯岳(12:15〜50)⇒取付き(12:55)⇒万座峠(14:00)⇒万座温泉除雪終点(14:20)
■温泉:なし ■食事:家
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志賀高原と四阿山の間にある御飯岳に登ってきました。万座温泉からの往復です。林道が大半(5.5q、約2時間)で、御飯岳本体の登りは260mほど。林道歩きは長いけど、標高が2000m近いってこともあり雰囲気よかです。御飯岳本体は針葉樹と広葉樹が入り混じる林。そこそこ樹間があり、北斜面ということで雪は良かったです!難点は林道が平らなこと。帰りは滑って終わりたいけど無理。かなりの部分をシールで歩きました。


ほとんど林道!

■万座温泉までがなかなか遠いです

万座温泉まで遠いこと。三才山と鳥居峠の雨氷が凄かった!(一番最後に写真あり)スキー場に止めて、リフト1本乗って林道に取り付こうかと思っていました。試しに車道を行けるとこまで行ってみます。除雪の終点あたりは広くなってて、どこでも止めれそうな雰囲気。帰りに気付いたけど、手前3軒目?が公民館ぽい建物で、駐車しやすそうな雰囲気でした。スキー場スタートもアリと思います。少し短縮できるし、最後滑れるし。

弱い冬型ということで、小雪が舞うけど晴れ間もある空模様。山には雲がかかってます。回復傾向の予報なので、このあとに期待!除雪終点の先はすぐにスキー場。林道は迂回コースになってました。しばらくでスキー場から離れます。林道の積雪は風とかでバラつきはあるけど、50センチくらいなもんです。新雪は30cmくらい。せいぜいスネ下なのでラッセルと呼ぶには大げさ。でも、ラッセルナシより消耗はしますね。


この先で除雪の終点


ここが除雪終点


すぐにゲレンデへ

■長い車道歩きだけど雰囲気良いので気分よく歩けます

最初のチェックポイントは万座峠。順調に登っていましたが、峠の手前から平坦に…。帰りは止まるな…。目指す御飯岳は厚い雲の中。見えてる山もある中で、御飯岳のはかなしぶとそうな雲です。四阿山にも手強そうな雲。南の浅間連山は丸見えです。草津白根山や横手山はわりと見える時間がありますね〜。このエリアは冬に来るの初めてなので、弱い冬型時の天気の傾向に興味津々であります。毛無峠からは西側の展望あり。笠ヶ岳が見えました。その他は雲があって見えず…。

林道歩きは退屈なものですが、ここの林道はなかなか気持ち良いです。ダケカンバと針葉樹が混じった明るい林で、雪が着いてるもんだからキレイです。バックが青空になるたびに写真撮ってたような…。ただ、林道に傾斜がない…。一人分のトレースでは滑りが悪いだろうなあ…。そうそう、さっきから林道林道と書いてますが、ここはれっきとした県道であります。気持ちよく歩けてた林道ですが、さすがに後半は飽きてきましたね〜。


ゲレンデ離れて冬季閉鎖の車道へ


林道の雰囲気は上々です!


万座峠


万座峠からは笠ヶ岳が見えました


こちらは浅間連山


ダケカンバの樹氷がキレイです


このへん写真ばっかり撮ってました


こちらは横手山


針葉樹にも樹氷が着いてます


浅間山の方はずっと晴れ


御飯岳が近付くとこれ・・・


御飯岳の土台が写っています

■御飯岳本体の登りも雰囲気ヨシ!

1899mのコルで、林道は稜線の東側から西側へと移ります。ということで、ここが長野、群馬県境。御飯岳へもここから取り付きました。林道を歩いている間ずっと御飯岳は雲の中。登るコース取りを見たかったけど見れず…。歩き易そうなところを、上へ上へと登っていくだけです。御飯岳本体の雪は多いです。北斜面だからなのか、その他の要因があるのか…?しかも軽そうな雪!スキーで登るには、すぐ崩れて登りにくい雪です。林の雰囲気と樹氷がとてもキレイでした。


ちょうどここから御飯岳に取り付きました


いろんな木が混じっていい感じ


そこそこ樹幹が開いてます


雪は軽いパウダー!


歩いてきた林道が見えます


綿のような雪が着いてます


アップで!

■御飯岳山頂

山頂には何もないかなと思ってたら、ありました…小さな看板が。雪面からギリギリ出てました。雪の上から今刺したような感じで。山頂は針葉樹が中心かな。残念ながら展望はナシ。晴れてれば少しは展望ありそうな感じ?真上の空は時々晴れるけど、ずっと横に雲が出てて、近くの山も全く見えませんでした。それでも心地よい山頂だったので、一人にもかかわらず長居してしまいました。


御飯岳山頂! ギリギリ山頂看板が雪面に


よく見ると凝った看板

■御飯岳本体の滑りはちょっとだけど楽しい!

さて、本日唯一の滑れる260mの標高差。山頂に近いところは風の影響で薄皮モナカだったけど、すぐに軽い雪に変わります。やや詰まった感じはあったけど、板が走る滑りやすい雪でした。たまに密林になるけど、おおむね適度な樹間があって楽しい斜面。ただ、地形図を見てもわかる通り、やや片斜面気味。左へ左へトラバースしながら滑る感じでした。雪がしっかりあれば谷底まで滑って、林道に登り返すのも面白いかも。あと100m滑れます。どうせ林道でシール着けるし…。

本日の滑りは5分ほどでオシマイ。林道に降りてきました。数えるほどしかターンしてないけど、気持ちよく滑れました。さて、問題の平らな林道。県境が1899m→黒湯沢源頭1838m→万座峠約1830m→スキー場合流約1800m。約5.5キロで100mしか下りません。出だしはほぼ平坦。後にツルツル滑って体力を消耗します。先で下りになって少し滑ったけど、すぐにストップ。しっかりトレースあればまだしも、一人分のトレースではもうひと埋まりします。潔くシール貼りました。後にツルツル滑らないのでシールの方が楽。万座峠の先でやっと傾斜が出るので、そこからシールをはずしてゲレンデまで滑って行けました。


林道まで降りて御飯岳 やっぱり雲の中

■雨氷で山全体がキラキラ!(三才山や鳥居峠)

前の週に長野県中信地方では雨氷という現象が広範囲でありました。氷点下なのに雨が降って、木に着いた雨が凍ってしまうというもの。上空が寒くないんでしょうね。倒木で車道がふさがれ、美ヶ原や清水高原で観光客が孤立しました。あれから数日経つと言うのに、まだ雨氷は健在でした。三才山トンネル前後と鳥居峠がすごかった!山全体がキラキラでしたから。下の写真は鳥居峠です。


鳥居峠の雨氷





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