乗鞍岳 山スキー



位ヶ原と鶴ヶ沢を滑ってきました


青と白の世界でした!

■2016年2月24日(水) ■北アルプス 乗鞍岳 ■天気:快晴! ■メンバー:単独
 コースタイム 乗鞍スキー場上(9:10)⇒位ヶ原車道(10:25)⇒肩ノ小屋口(10:55〜11:05)⇒富士見沢登り返し(11:15〜25)⇒富士見コル(12:20〜45)⇒位ヶ原山荘近くの車道(12:50〜13:10)⇒位ヶ原(13:40〜50)⇒スキー場(14:05)
■温泉:家  ■食事:家
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2月下旬の平日休み。昨年は雪がたっぷりで、行きたいところもたっぷりでした。しかし、今年は雪が少なくて行きたいところに雪がない…。おまけに日本海側は天気悪そう。たまには家でのんびり…とも思ったけど、行って損することはないかな。ガソリン代くらい。内陸も雪少なそうだけど、乗鞍なら何とかなるだろうと乗鞍へ。厳冬期の乗鞍は久しぶりであります。

■安曇野はどんより曇りだったけど、乗鞍は思いがけず快晴!

朝起きたら安曇野はどんより曇り空…。行く気が削がれます。どんよりした気持ちで乗鞍へ行くと、ナント!雲一つない快晴ではありませんか!リフト3本乗ってゲレンデTOPへ。同業者は1名…と思ったら、大きな荷物を背負った位ヶ原山荘の方?でした。少し遅れで、板は背負ってカンジキで登る登山者あり。

夜のうちに少しは降ったと思った雪は、麓の方ではまぶした程度。雪はカチンコチンでございます。最初のカベも正面は厳しいので、右の樹林の中を回り込みます。切り開きを進むにつれ、新雪は少しずつ増えますが、今日はまあ気持ちよく滑ることは考えなんでおこう。快晴の山を歩けるだけで十分でございます。


ゲレンデトップ 雪すくね〜


切り開き後半は薄ら新雪


位ヶ原下の斜面

■位ヶ原はいつものようにアイスバーン

位ヶ原に上がるとこの急斜面は、意外と軽い雪が溜まってます。帰りまで保存されてるかな…?位ヶ原に登り上げると乗鞍ドーン!乗鞍と言うか乗鞍の主峰たち。高天原、剣ヶ峰、摩利支天、富士見岳…などなど。晴れててもブリザードが吹き荒れることの多い位ヶ原、今日はかなり穏やかな方かな。無風ではないですけどね。登るにつれ右に穂高連峰が見えてきます。南からなので、岳沢を取り囲む峰が見える格好です。

風は穏やかだけど、雪面は位ヶ原名物のアイスバーン。雪面というより氷面ですな。何度も来てるわけではないけど、真冬の位ヶ原がアイスバーンじゃなかったことはないです。ほとんど傾斜がないのにシールが効きません。あわよくば肩の小屋まで…とか考えてたけど、あっさり却下ですな。肩の小屋口バス停にある便所の陰でシールはずします。


位ヶ原に出ると!


こちらは摩利支天岳や大黒岳


穂高連峰もバッチリ!


真ん中が摩利支天岳


高天原


肩ノ小屋口のトイレ

■位ヶ原山荘に向けての斜面はパウダー!

今日は位ヶ原山荘の方へ滑ってみます。まずは、ほぼ水平にトラバース。カチカチなので可能なほぼ水平トラバース!回り込んでいくと、適度な斜面の浅い沢形があったので、ここを滑ってみます。恐る恐る滑り込むと、おっとビックリ軽い雪!さらにその下もパウダー!3滑り目のカンバ林もパウダー!今日はパウダー滑れる予定じゃなかっただけに、とっても満足できました。


位ヶ原山荘へと滑り込む斜面


ここは浅いけどパウダーが溜まっててよかった!


一段下の斜面もパウダー!

■鶴ヶ沢?を登ります

位ヶ原山荘近くまで滑って降りて、ここから富士見岳と大黒岳のコル目指して登ります。春の滑り納めで何度か来た沢ですな。登るにつれ、雪質は刻々と変化。下の方はパウダーだったのに、少し開けて風当りのあるとこは表面がクラスト気味。薄皮モナカ生成中。上部はアイスバーンとなりました。稜線までもう少しのところでシール不可になりツボ足。ブーツで蹴り込むとステップは切れました。そろそろザックにアイゼン入れとかんと…。


富士見沢を登ります


真っ白けっけの富士見沢上部


振り返ると鉢盛山


稜線直下より

■乗鞍岳の稜線を散歩

直下の雪が柔らかいとこに荷物を置き、カメラを持って稜線を散歩。稜線上には県境の標識が。真っ白な窪地は鶴ヶ池、その先は畳平の駐車場か…。厳冬期の3000m近い場所までお手軽に来れるんですからね…。乗鞍はお得ですわ。とはいっても、天気が良くて風が弱い日でないと来る気はしない…というか来れない。


富士見岳と大黒岳とのコル


畳平の建物


富士見岳


県境か

■鶴ヶ沢を滑りますが、雪は快適ではなかったです・・・

この沢は滑るの快適ではなかったです。アイスバーンは滑るというより降りるだけという感じ。中間部のモナカ地帯も怪我なく降りるだけ。でも、モナカ滑りはだいぶ上手くなった気がする(当社比)。下部はパウダーだけど斜度不足…。ということで、位ヶ原山荘近くの林道まで滑り降りました。なんだかんだ楽しかった!

乗鞍は近いけどアウエーな感じ。あまりよくわかりません。今回降りてから色々見てみると、細かくルート名?みたいなのが付いているんですね。最後に滑った富士見岳-大黒岳コルからの沢が『鶴ヶ沢』。鶴ヶ沢の南隣の沢が『富士見沢』みたい。最初に滑ったとこは名前あるんかなあ?まあ、肩の小屋往復とかだと滑るとこないけど、足を伸ばせば大きな斜面がありますわ。


鶴ヶ沢を上から


このあたりはモナカで難儀でした

■位ヶ原山荘から車道を辿って登り返し

車道でしばらく休憩して、林道を辿って切り開きの上に戻ります。ここは登りなのでシールで。車道下の斜面はまだ雪質が保持されてたので、もう1段登ってから滑ることにしました。気持ちよく滑れました!切り開きは、上の方は薄く積もった新雪がクッションになったけど、降りるにつれて硬くなり、太ももに堪えます。ゲレンデに着いてホッとしたのも束の間、ゲレンデの方が硬かった…。荒れて硬いのでタチ悪い…。一番下まで硬くて太もも死亡です。


位ヶ原山荘


林道を辿って位ヶ原に戻ります


富士見岳、大黒岳の東斜面


真ん中の広い沢を滑ってきました


十石山や霞沢岳


位ヶ原に戻ってきました


最後はここから滑ってオシマイ

今日は天気が良いのが一番!それにパウダー少し滑れて満足であります。





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