稲倉岳 山スキー稲倉岳は鳥海山の展望がすこぶる良好です! 稲倉岳より御浜小屋付近かな?
■ギリギリ林道はシールでスタートできました4連休初日は鳥海山の裾の一部であります稲倉岳へ。まあまあ遠いので、我が家には珍しく前夜発。約6時間で道の駅鳥海まで行って仮眠。よい季節の週末はダダ混みになるんですが、3月の平日は同業者ほとんどいませんでした。翌朝、横岡集落の除雪終点を目指します。なんだかナビの調子が悪く、集落内の道も複雑でかなりウロウロしてしまいました。さすがに平日ということで同業者はナシ…と思ったら、準備中に地元ナンバーの車がやってきました。
■656m台地から本格的な稲倉岳北斜面七曲りの急坂から台地に登り上げると、ロケーションが良くなります。気持ちの良い広葉樹の林が広がっています。でも、雪が少ないんだろうなってのは一目瞭然です。普段だったら埋まってそうな、斜めに生えた木がたくさん雪から出ています。モジャモジャしててスッキリ感に欠けますね。しばらく道をたどると用水路のようなのが出てきます。それを渡って656mのポコへ。この登りは結構ブッシュがうるさかったです。 656mのポコに出ると、目指す稲倉岳とそこに続く斜面を一望できます。山頂の遠いこと遠いこと…。稲倉岳の北斜面は焼山の北面台地とか、浅草岳の早坂尾根を想像していました。実際に見てみると、そこまでキレイな滑り台ではなかったです。上半分はキレイ!やや白みがかってはいますが、今のところは晴れと言える空。明日にかけて下り坂とうことです。山頂に着くまで何とかこのレベルを保って欲しいものです。
■いいとこなんだけど長いので飽きてきます・・・ここまで平坦地が多くて高さが稼げませんでした。656mポコからは着実に高度を上げます。急傾斜ではないけど、直登でズンズン登るので効率いいですね。ただ長いのなんの…。途中で飽きてきました。若い細めのブナが密に生えていて、いい感じの林って感じではないです。鳥海の山麓には立派なブナがないのは気のせい…?山自体が若いのかなあ…? 小尾根の裏で風をしのぎながら最後の休憩。あと300m弱かな。…と思ったあたりから、西から怪しげな雲が…。鳥海山の上空を這うように雲が流れていきます。登ってる時は鳥海山は見えないので、雲がかかってるかどうか不明。山頂に着いた時、山頂が雲の中だったらショックだなあ…。気が気じゃないので、思わずピッチが上がります。雲は増殖中なので、一瞬でも早く山頂に着きたい!
■稲倉岳山頂は鳥海山の展望スゴイです!山頂に着いたら心配ご無用で、雲は鳥海山の少し上を這うように流れていました。そして、目の前は絶景なり〜!なんですかね、この鳥越川のクソ広い源頭部は…。新山から見下ろしてもスゴイし、鳥越川を登りながらでもスゴイと感じます。稲倉岳はまさにその展望台という位置にあり、凄くスゴイとしか表現できませんわ…。 鳥越川の源頭部もスゴイんですけど、鉾立から御浜小屋、蟻の戸渡にかけての、奈曽川に削られた崖の景色もスゴイ!なだらかな台地と崖のギャップがスゴイんだろうな。そして、今日はまた出ている雲が芸術的でして…。その芸術的な雲が強風で流されています。雲の影が台地に写るのがまた芸術的で…。うっとり眺めたり、動画撮ったり、しばし鳥海山ショータイムを堪能しました。
■稲倉岳滑り台を滑ります!さて、滑りも期待できるかな?しばらくは滑っても滑っても景色が変わらない、真っ白な大斜面が続きます。まあ、登りも長かったですからね。概ね雪質は良好なんですが、時々シュカブラや段差が出てきて飛ばされます。海を見ながらの滑りがたまりません!ブナが出始める頃から雪が緩んで、雪面に吸い付かれるように。テレマークは前転注意報ですな。 若いブナの密林地帯は偶然にも回避。左隣の疎林の尾根に引き込まれました。動画を撮りながら降りたにもかかわらず、下りはやっぱり早いです。656mのポコで稲倉岳は見納め。あとは車道?に沿って降りるだけ。途中で1度、終点直前に1度板をはずして通過です。大斜面も楽しいけど、チマチマと障害物を避けながら滑るのも楽しいです。 ■稲倉岳から降りて・・・温泉は至近にある鶴泉荘へ。安くていいですね(300円)。夕食は酒田ラーメンへ。満月という店に行ってみました。酒田ラーメン=ワンタンメンなんですかね?この日は道の駅三川で車中泊です。 翌日土曜日は雨予報なので山はナシ。温泉とグルメかな…の前に、登山口偵察でもしておきましょう。北月山荘に向うも、あと4キロのところで除雪終わってました。この付近で2m弱の積雪があるので、他と比べるとかなり多いと感じました。そして大井沢へ。赤見堂の取り付き偵察です。車どこに止めるんだろう・・・?最後は畑集落へ。4月から開通予定が、雪が少ないためか既に開通していました。 そして河北町に移動し、まー君、まきchin隊と合流して名物の肉そばを食べます。今回はそば処あおばへ。このあと皆さんと別れ、下道でチンタラと岩手まで北上。今宵の宿は雫石の道の駅あねっこです。温泉もここで済ませました。夕食はコンビニで適当に・・・。以上、山を降りてからの覚え書きでした。
|