下倉スキー場から源太ヶ岳 山スキータラ−ッとツアー系なんですが、意外と滑れました! 中倉山への登り
2016年3月の東北山スキーツアーも4日目の最終日。本来ならば最終日は少し信州に近付いた山にするんですが、天気の都合がありまして…まだ岩手。しかも北の方。岩手山と八幡平の間にある源太ヶ岳に登ってきました。実物がどんな山なのか…より、まず名前で登ってみたくなる山です。昨日まではウチ2人で動いていましたが、源太ヶ岳はhatさん、まー君、まき珍隊と合流し、総勢6名で登ってきました。
泊まっていた道の駅にしねから下倉スキー場に向かいます。朝から快晴で岩手山バッチリ!ただ、予報が快晴予報じゃないので、どうなることやら…。でも、朝からスカッと晴れてると、テンションが上がりますね!下倉スキー場のリフト3本乗り継いで、スキー場のてっぺんへ。下倉スキー場はローカル感ある好みのスキー場。そのうちゲレンデ滑りに来てみよう! ■下倉スキー場からスタートですスキー場トップがほぼ下倉山(約1150m)。ここから中倉山(1372m)、源美沼と辿って源太ヶ岳(1545m)へ。単純な標高差は400mだけなので、横歩きの区間が長いですね。源太ヶ岳のメインルートは松川温泉からになるんでしょうか。数年前の年末に一度下見に来たことがありました。今回、下倉スキー場からのコースにしたのは、源美沼のある湿原がいいとこなのかな…?と思ったから。スキー場からタラタラと歩けば、ツアーっぽく楽しめるかなと思ったのでした。
■下倉山から中倉山へスタート時は快晴!ブナや針葉樹やその他、色々な木が混じった気持ちの良い林の中を進みます。昨日より冷え込んでて、雪はけっこう堅めです。進行方向はほぼ西で、南は崖、北は緩やかな斜面。崖の縁から岩手山が見えます。すでに岩手山には雲がかかっていました。このへんが悪くなるのも時間の問題かな。中倉山の付け根まではタラタラの尾根。 中倉山に向け徐々に斜度が増します。中倉山手前の本日一番の急斜面は、カチカチではないけどシールを食わせにくい雪。良い斜度なので、滑ると気持ちよいかも!このへんからかな…雪が降り始めてきました。やっぱりな…って感じ。晴れてる方が良いに決まってるけど、ここに降ってる雪は心地よく感じられました。
■中倉山からは雪が降り出してきました中倉山から薄っすら源太ヶ岳らしき山が見えました。その右には真っ白な部分も。真っ白な部分はどこが見えてるんだろ…?中倉山の西側は針葉樹の森。入ると方向がわからなくなるので、コンパス合わせておきます。源美沼までは50mも下らないので、シールのまま降ります。針葉樹を縫いながら滑るのが楽しい。 源美沼付近に降りると、わりとハッキリ源太ヶ岳が見えました。右側の白い部分も判明。見えると安心できますね。あとは見た目で登ればよい。正面は斜度がきついので、北側に回り込みます。雪が堅かったので、北側は緩くて助かった。山頂の平に登り上げ、一番高そうなところへ。夏道あるのに山頂の看板もないんですね。山頂は他だったりして…
■源太ヶ岳山頂からは、なんとか展望が・・・山頂からは雲で展望ナシかと思いきや、昨日歩いた網張スキー場から続く山並みが、白黒でしたけど見えました。大松倉山、三ツ石山、大深山…と。この山並みを見ると一度八幡平まで歩いてみたくなりますが、昨秋に歩いたゴロ太君に言わせると、歩くより見る方が良いそうな…。結構ヤブが深いみたい。でもまあ、一度はね。
■斜度は緩いけど、よく滑る雪で楽しめました!針葉樹の陰に隠れて滑降準備。カチカチなので来た道戻ります。源太ヶ岳の上半分は風にたたかれてガタガタだったけど、下半分は凸凹のない斜面になり、その上に薄っすら新雪。新雪が良いクッションになって滑りやすいです。斜度は緩いのに板は走って、とっても気持ちよく滑れました。このへん降りるだけ…と思っていたので、なんだか得した気分でした。 源美沼付近でシール装着し、中倉山でシールはずします。中倉山からの斜面は期待通り。ここも新雪なかったら堅かったと思われますが、薄っすら乗った新雪のおかげで滑りやすい雪に。このコース考える時に、滑る快楽は求めてなかったんですが、こんなに滑れるとは思ってもいませんでした。今日は条件が良かったということですね。深雪だったら下りラッセルになるとこ多かったはず。気温高くて雪が緩んでたら、ここまで滑れなかっただろうし。
ほぼ平らになってからも雪が堅いので滑っていきます。斜面は左に傾いてて、尾根は意識してたのに自然に離れていきます。ちゃんと尾根上を滑ってりゃよかったです。下倉山は登り返さなくてもスキー場に戻れたとは思いますが、今日はきちんとコルとポコを拾っておきましょう。少しですがシールを貼って1179m付近まで登り返し。シールはずして滑るとすぐゲレンデに帰着です。あとはゲレンデ滑って終了! 森乃湯で温泉入って、ここで皆様とはお別れ。珍しくウチが一番遠い…。ナビ通りに走ると、いきなり冬季閉鎖で逆戻り…。前途多難な帰り道でしたが、なんとか日が変わった深夜1時頃、安曇野に戻ってきました。週間予報だと東北ツアーは中止濃厚だったけど、なんとか3つ山に入れました。3つとも初めての山というのがウレシイです。長旅の甲斐がありました!
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