品倉山 山スキー



湯殿山スキー場からの往復です


月山をバックに湯殿山山頂

■2016年4月9日(土) ■東北 月山 ■天気:晴れ時々くもり ■メンバー:T世
 コースタイム 湯殿山スキー場(10:05)⇒中台池(10:35〜45)⇒品倉山基部(11:25〜35)⇒品倉山(12:40〜13:00)⇒品倉山基部(13:10〜30)⇒湯殿山スキー場(14:00)
■温泉:なの花温泉田田(430円)※JAF割あり  ■食事:三川道の駅併設のスーパー ■車中泊:道の駅みかわ
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湯殿山スキー場から品倉山に登ってきました。姥ヶ岳のチョイ北から派生する尾根の末端にある、わりと立派な山が品倉山です。月山スキー場から登って、品倉尾根など辿って湯殿山スキー場に降りるコースがメジャーですが、今回は下から登って様子を見ておこうということです。スキー場から品倉山基部まではダラダラで、品倉山本体は急傾斜という極端な山でした。

■湯殿山スキー場を登り始めます

早朝4時前に安曇野を出発。9時半過ぎに湯殿山スキー場へ。行程の短い山以外は前夜発ですな〜。天気は晴れだけど、空気はだいぶ霞んでます。南風が強いからかな。スキー場に着くと、えらい賑やか。営業は終わってるけど音楽が流れてて、地元のちびっこたちが練習していました。デポ車と思われる車は少なかったです。月山スキー場の営業は明日日曜日からだからかな。

まずはスキー場登り。正面は斜度があるので、左にある林道から取り付きます。全体的にかなり緩いスキー場ですな。あとほど緩くなるので、目指す品倉山はまだお目見えしません…。スキー場は元々は縦に2本あったと思われますが、上のゲレンデは現在はやってないです。


営業が終わった湯殿山スキー場からスタート

■途中にあった中台池に立ち寄ってみます

リフト1本分を登ったとこで地図を見ると、近くに中台池というのがありました。せっかくなので立ち寄ってみましょう。ゲレンデの先はわりと立派なブナ林となってまして、なかなか雰囲気良かったです。そのブナ林の先に白いとこが見えてきました。そこが中台池です。もちろん雪に埋まっています。雪原なので見晴らしがよく、月山の西面が雄大に広がっています。


ゲレンデからはずれてブナの林へ


中台池に立ち寄ってみます 後ろは月山


中台池 端っこから融けはじめてます

■ダラダラと歩いて、最後に品倉山本体の急斜面に

池から適当に登っていると、右手に木の生えてないとこが見えました。行ってみると今はやってないゲレンデ。地形図にはリフト載ってますが…。風情はないけど、登りやすいのでゲレンデを登っていきます。廃ゲレンデトップから先はさらに斜度が緩みます。ここでやっと品倉山が出現!結構立派な山じゃないですか!

樹林帯で雪が積もってるんですけど、なんとなく道があるってのはわかりますので、それを追いかけます。古いトレースの名残もありますね。まあ、どこをどう歩いても、品倉山の基部に吸い寄せられる地形です。最初は遥か先に見えた品倉山、どこを登ればいいのかなあ…とか思いながら歩いていると、いつの間にか基部に到着!品倉山本体の登りに備えて休んでおきます。

見るからに正面は急です。右のスカイラインが緩そうに見えますね。地図を見てもそんな感じ。ただ、どこを登っても、どこかで1ヶ所は急な部分があるようです。正面は避けて、一応右の尾根を登るつもりでトラバース。尾根に乗るとこがやっぱり急。ただ、雪は緩いので何とでもなる範囲の斜度です。

尾根に登るより、谷が登りやすそうに見えたので、まずは谷を登っていきます。斜度はあるけど雪面が平らなので登りやすい。登るほどに斜度が増し、限界のところで尾根に移動しました。尾根に乗っかるってみると、最初から尾根の方が登りやすかったみたい。まあ、最初から尾根登ってたら、滑るのも尾根だったでしょう。登った沢が唯一の極上斜面だったのでした。


今はやってないゲレンデを登ります


だいぶ登って初めて品倉山が見えてきます


春や・・


いよいよ品倉山本体の登り


途中、かなりの急斜面となります

■品倉山山頂は月山西面の様子がよくわかります

尾根の斜度が徐々に緩んで、左に回り込んでいくと品倉山山頂。…と思ったら、三角点のある山頂はすぐ先のポコでした。これは家に帰ってから気付いたので、どうしようもないです…。でも、この先も登り加減でポコがたくさんあるので、山頂って感じじゃないですから。ヨシとしましょう。

品倉山からの展望ですが、一番目に付くのは湯殿山ですね。手前両側に薬師岳と仙人岳を従えて、荒々しく聳えております。この角度(北西)からの湯殿山はあまり見ないので、なかなか新鮮でございました。そして、左に目を移していくと、横広の月山本体。明日はあそこに行けるかな…?そしてそして、何より興味津々で眺めていたのが、北品倉尾根と呼ばれる尾根に広がる裾広がりの斜面。結構滑られているだけのことはありますね。とっても気持ちよさそうに見えます。来年行くべ!


見慣れぬ角度からの湯殿山

naga
月山の西面ですな


人を入れてみました!

■急斜面から始まって、あとはダラダラ・・・

滑るルート取りは登ってきたままが良いと思われます。尾根を少し滑って降りて、登ってきた浅い沢に入ります。最初はちょっと急ですが、そのうち斜度は落ち着きます。ここは広くて平らで、樹間も適度に開いてます。雪質も締まり加減のザラメで滑るのにちょうどいい感じ。そんな極上斜面は100mちょっとでオシマイ…。

トラバース気味に夏道のラインに戻ります。夏道沿いは斜度もないし、雪も緩んで止まるようになり、半分歩いていた印象ですね。それでも下りベースだと早いです。あっという間に廃ゲレンデ上部に到着です。ここからはゲレンデを快適に…と思いきや、斜度がなくて圧雪してないので滑りません…。たま〜に出てくる斜度のある斜面で、一生懸命ターンしてました。そんなこんなでゲレンデベースへ。

湯殿山スキー場から品倉山は、急か緩いか両極端で、ちょうど良い斜度ってのがなかったです。楽しいのは楽しかったけど、メジャーなルートにはならないだろうな…と思いました。新雪が積もった時なんて、下りラッセル確実!急斜面はラッセル大変だし、雪崩もおっかなそう…。月山スキー場がオープンするこの時期に来るのが正解のようでした。

明日は月山から北月山荘に抜けるルートの予定。一緒に行くメンバーとは、道の駅三川で合流します。温泉は道の駅併設の田田(でんでん)へ。そして、同じく道の駅併設のスーパー『ラコス』で酒や惣菜を買い込み、夕食&宴会へと突入!今日も遅くまで飲んでしまいました…。しかし、道の駅にスーパーがあると便利!コンビニもあれば尚いいのに!





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