白馬岳 大雪渓からお花見山行夏の花はまだまだこれからです! ウルップソウはギリギリセーフ!
夏になってから白馬に登ると、いつもトウモロコシの食いカスのようなウルップソウの残骸があります。ウルップソウがちゃんと咲いてるのは大雪山で見たっきり。一度、白馬のウルップソウも見てみたいなと思っておりました。そして、梅雨の晴れ間となりそうな本日、ウルップソウは終わりかけみたいだったけど、登ってみることに。枯れかけたのが多かった中、まだ元気なウルップソウもいてくれて、なんとか目的は達成であります! 当日まで蓮華温泉から登るか、大雪渓から登るか悩みました…。大雪渓は短いのが魅力だけど、稜線までの花がまだ早そう。対する蓮華温泉は白馬大池の花が見れるけど、車も山も長い…。天気もホントに晴れるかわからないし、無難に大雪渓から登ることにしました。4時に起きて、4時半に家を出て、1時間ちょいで猿倉着です。平日ということで駐車場は楽々。 ■まずはウザい林道歩きから天気は今んとこ上々!稜線に出るまでもってもらいたいところ。はじめの林道歩きがかったるいですな。小1時間で白馬尻。ここには雪の欠片もないです。もうひと登りで雪渓に取り付くんですが、2012年の8月上旬に来た時と同じ残雪具合い。1ヶ月早い雪融け…。しょっちゅう来てるわけじゃないので、単純に比較はできませんが…。雪が少ないのは確実です。
■雪が少ない(たぶん)大雪渓を登ります久しぶりに6本歯のアイゼンの出番!スニーカーみたいな靴にもフィットしてくれます。ここまで他に1人しか見なかったけど、さすがに雪渓は見通し効きますね。10人くらい登ってるのが見えました。今朝は蒸し蒸しで暑かったけど、さすがに雪渓は涼しいです。 快調に登ってたら、突然轟音が!落石?谷全体に響き渡るので、どこから落ちてくるのかわかりません。キョロキョロ見回してると、天狗菱?の広い範囲から落石が…。走って雪渓の対岸に逃げます。恐かった…。落石は数分続いたように感じましたが、実際はどんなもんだか…。恐いので対岸の秋道?を歩いてみたけど、まだ道が不安定なので雪渓に戻ります。対岸が落石ないとは限りませんしね。雪渓が切れるとこまで登ってひと安心。あとで知りましたが、ちょうどその時間に地震があったようです。最近このあたりで頻発しています。
■小雪渓はチラホラ咲き始め大雪渓の一番急なとこは雪渓が切れてて夏道を登ります。ハクサンフウロやキンポウゲは少し咲いていましたが、花はまだまだこれからですね。ひと登りすると雪渓トラバース。雪は緩かったけど、滑ったら下まで落ちそう…。面倒ですがここもワンポイントアイゼン。登りはなくても大丈夫そうだけど、下りは怖いな…。 ここから稜線まで、盛夏はワサワサに花が咲いてるとこ。さすがに7月1日で雪融けホヤホヤ、花はこれからといったところです。それでも盛夏には見られないハクサンイチゲやウルップソウが咲いてて目を楽しませてくれます。シロウマ…と名の付く花もあったりで。まずまずのペースで登ってきてましたが、ここにきて大きくペースダウンです。写真撮るのが忙しい…。
■稜線のお花畑は賑やかでした!稜線までなんとか晴れててくれました。稜線の花は結構咲いてます。ウルップソウとミヤマキンバイとハクサンイチゲが主役ですね。青と黄色と白なので賑やかです。花の種類が多くて、お花畑の規模が大きくて、その上にこのロケーションですからね〜。さすが白馬!といったところです。
■一応白馬岳の山頂へせっかくなので白馬岳の山頂にの登っておきます。何度目の山頂だろう?10回は登ってるかな。稜線の信州側はすっかり雲に覆われてしまいました。雪倉岳や朝日岳に続く稜線にも雲が多いですね。さっきまで見えていた立山・剣も見えなくなってしまいました。風が強くて寒いので、とっとと山頂を後にします。
下りも雪渓に取り付くまでは花を見ながらのんびり下ります。雪渓は重力に任せてガンガン下りますが、さすがに靴が貧弱なのでアイゼンが食い込みます。アイゼン履いてるから膝にも負担がかかるし…。雪渓が終わってからの登山道と林道は、疲れてだるかったです。今日はウルップソウと生きのいいハクサンイチゲが見えたので満足です。
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