恵那山
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(松本にやってきて始めての山行は黒井沢からの恵那山に登った) |
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山域 |
奥秩父 甲武信岳 |
山行日時 |
1996年4月28日(日) |
天気 |
晴れ |
登山形態 |
残雪期 一般道 |
メンバー |
単独 |
行程 |
黒井沢登山口⇒恵那山⇒黒井沢登山口 |
前年の11月に長野県は穂高町に移住。仕事も決めずに移ってきたため、移って来た当時は超がつくほど貧乏。引越し屋で仕事をし、3月の繁忙期を終えたところでようやく生活が多少は安定した。そして、ゴールデンウィーク前半、およそ1ヶ月半ぶりの休みが取れた。登山の装備は持ってきてなったので、あわてて前日に石井スポーツへ。靴とカッパとスパッツを買った。
石井スポーツからの帰り、どこに行こうか思案。有明山か恵那山が候補に。ここは百名山が優先されてしまい、恵那山に行くことになる。朝3時に起きて、登山口である黒井沢には6時くらいに着いた。
黒井沢登山口(6:10)⇒野熊の池避難小屋(7:30)⇒恵那山山頂(9:55〜12:00)⇒野熊の池避難小屋(13:20)⇒黒井沢登山口(14:25) |
沢沿いの林道歩きが20分くらい。二俣から右の沢に入って、本格的な登山道になった。休憩小屋を過ぎると登山道の傾斜が増してくる。久しぶりの登山なので、自分の体力がつかめていないため控えめのペースで歩いていた。北向きの日陰には少しずつ雪が見え始める。
野熊の池避難小屋からは尾根道となる。小ピークを2つ越えると、山頂への最後の登りになる。はじめは雪はたまに見えるくらいだったが、それがだんだんと時々見えるようになり、山頂への最後の登りになると、すっかり雪で覆われてしまった。尾根からはずれてトラバースしていると、山頂避難小屋に出た。
避難小屋から道なりに北に進んでいたら、山頂とは違う別のピークに出た。地図を見ると、山頂の小屋から南のほうに戻るように尾根をたどると、恵那山の山頂だった。小屋まで戻って南に向かうと、ちゃんと看板も三角点もある恵那山山頂に着いた。
恵那山山頂
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山頂は樹林がはびこっていて展望はなし。一服したあと、小屋の近くにあった岩の上で大休止。真上の空は真っ青だったが、横の空は春らしいモヤがかかっていて、展望は利かない。南アルプス、中央アルプス、御岳などの展望を期待していたのだが・・・。昼食のあとはポカポカ陽気で気持ちがよく、岩の上で寝てしまった。上を向いて寝ていたため少し焼けた。ここに2時間くらい居座ってしまった。
登っている時の雪は硬かったので、下りが歩きにくいかなと思っていた。しかし、この陽気で雪が緩み、水が流れていたり、ぬかるみになっていたりで歩きにくかった。新しい靴とくことで、左のくるぶしあたりに靴擦れができたようだ。林道で捻挫をしたおばさんが歩いていた。「大丈夫ですか?」と声を掛けると、「大丈夫ですよ!」と明るい声で返事があったので先に行く。あとから、せめて荷物くらいでも持ってあげればよかったかな・・と後悔。登山口あたりは暑いくらいだった。
■感想
山の大きさ、深さという点ではうなずけるものがあったが、これで百名山なの・・・?という感じだった。まあ、森林限界上の開放感のある尾根が僕の好みなので、こういう深い樹林の山が好きな人も多いだろうが・・・。
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