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浅草岳(山スキー)

長い長いムジナ沢の登行の末、やっとこさ朝草岳山頂へ。苦労のわりに快適バーンは稜線直下のみ・・・
 
 山域  越後 浅草岳
 山行日時  2003年4月14日(月)
 天気  くもり時々晴れ
 登山形態  山スキー
 メンバー  T世
 行程  浅草山荘⇒ムジナ沢⇒浅草岳⇒滑降⇒浅草山荘
 温泉  浅草山荘(600円) 湯之谷村観光協会 日帰り温泉施設





3月は仕事が忙しく、4週間ぶりの山。計画では初日に守門岳に登り、翌日で浅草岳の予定だった。しかし、初日は下界はまあまあの天気だったものの、山の中は朝から雨模様。守門岳のベースである大原スキー場には行ったものの、雨で登る気がせず、中止にして奥只見丸山スキー場へゲレンデスキーに行くことにした。

奥只見丸山スキー場は千葉にいる時以来だ。このスキー場はブナの原生林が気持ち良く、見晴らしも良くて最高!スキー場の規模やコース的には中クラスだと思うが、この開放感はピカイチだ。こんな天気なのに駐車場は満車。リフトもかなり混んでいた。雪質はザラザラ。まあ、この時期に雪質を期待するほうがおかしいか・・・。


浅草山荘(7:30発)⇒標高約1000m(10:15)⇒浅草岳(13:10〜50)⇒浅草山荘(15:30着)
守門岳を背にムジナ沢を登る
守門岳をバックにムジナ沢を登る

昨晩は浅草山草の下の公共Pで泊まった。浅草山荘の駐車場から雪壁を這い上がり、そこから板をはいて登り出す。2万5千の地図が間に合わなくて、今回は5万の登山地図だ。少々不安はあるが、きのう以前のトレースが少し残っているのでそれを追った。ガイドでは支尾根を4本乗り越すとムジナ沢ということだったが、いつまでたっても沢には降りず、ずっと左岸のかなり高い部分をトラバースしていた。800mくらいで沢に降りる。下流は流れの出ているところが多かったが、このあたりではほとんどが埋まっていた。沢の芯を歩いたり、斜面をトラバースしたり、つまらない登りが続いた。これだと滑降も期待できそうもない。

1000mくらいのところで休憩。後ろにはきのう登るはずだった守門岳が見えている。沢は微妙にクネクネと曲がっており、今のところ一度も山頂や稜線を見ることができない。1100mくらいでやっと滝に出くわす。よくは見てないが、5mくらいの滝ではないか。ここは少し手前から左岸を高巻く。沢に降りようとすると、また滝があったので、まとめて巻くことにした。そして、ほぼ巻いたまま二俣に着いた。

尾根に出て守門岳を振り返る
尾根からの守門岳

ガイドでは左俣を沢沿いに進むようになっているが、トレースは全部左の尾根に向けて続いていた。ここは沢通しn進むことにした。右岸をやや巻気味で登っていく。左の尾根はほぼ落ちてはいたが、雪庇が発達していた。しばらく歩いていると雪庇の弱点が見えたので、ここからその弱点に向けて登ることにした。尾根にはわけなく出ることができた。あとは尾根を忠実に進み前山へ。そして緩く下って緩く登ると浅草岳の山頂に着いた。

晴れは晴れだが霞が濃い。近くの山々しか見ることができなかった。奥只見湖と田子倉湖が見えているが、奥只見湖に比べ、田子倉湖周辺の雪は少ないようだ。山頂の直径5mくらいの部分だけ雪がなくて岩が出ていた。そして、その上にはハトがいた。山頂で休憩する人のおこぼれ狙いなのだろう。谷を隔てた鬼ヶ面山の崖は迫力満点。頻繁に雪崩も起きていた。

山頂にいた雷鳥(ウソ…鳩)
山頂にいたハト

さて、滑降開始!といきたかったが、前山まではほとんど滑れず、ストックで強引に漕いで進むことが多かった。前山からは尾根筋を快適に飛ばす。そして、1コブ過ぎたところから、左側の急な斜面を沢に向けてに滑り込むことに。滑り出しはかなり急で、ミニ雪崩を起こしながら滑る。この斜面は爽快感ピカイチだった。あっという間に沢に降りつく。同時に滑降はもう終わったようなものだ。あとはムジナ沢の左岸を中心にトラバースに終始することとなる。登ってくる時よりも高いところをトラバースした。時折あらわれる登り返しがダルイ。沢から離れて適当に滑っていたら、山荘からすぐのところにあった堰堤に着いた。浅草山荘の温泉に入り、六日町でとんかつを食べて家に帰った。


■感想
   ・山頂まではかなり距離があり、おもしろくない登りで疲れた。
   ・滑降は稜線から沢に滑り込むところが大変おもしろかったが、あとはトラバースばかり。




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