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山スキーでの蓮華温泉はこれまでにも計画していたが、天気が悪くて実現しないでいた。今年のゴールデンウイーク後半は安定した晴天が続きそう。あとは雪かな・・・。冬はたくさん雪が降ったが、4月に入って暖かい雨が多かったので、雪解けは早そうな気配。瀬戸川の徒渉とか、変なところにクレバスができていなければいいが・・・。
■5月3日(土) 晴れ 栂池⇒白馬乗鞍⇒蓮華温泉
栂池のロープウェイは5月下旬からの運行かと思っていたら、ゴールデンウイークは特別営業するようだ。しかも、ゴンドラにプラス500円だけなので、乗らない手はない。これで登りはだいぶ楽になった。天狗原まで登れば、今日の登りは終わってしまう。
ロープウェイを降りて歩き始めるが、とにかくヘリコプターが行ったり来たり。ひっきりなしに飛んでいる。興ざめだが、このへんならまだ許せるところだ。天狗原へと続く尾根は、アリの行列ができていた。途中で一人で来ていたY田さんに会う。一人で白馬乗鞍までのようだ。一緒に歩くことに。 天狗原の祠周辺は黒山の人だかり。ゲレンデスキーを履いた人が大部分だ。少し蓮華温泉方面へ向かったところでザックを降ろす。メインザックをここに置いて、白ノリへ1本滑りに行くことに。白ノリの大斜面もアリの行列ができている。ヘリで天狗原まで飛んできて、ここから歩いて白ノリまで登る人が多いようだ。アリの行列の一部となり、白ノリへ向かう。
より南側には雪がついてなくてハイマツの海となっている。そのハイマツの海越しの白馬三山が印象的だった。天狗原から蓮華温泉までは、酒やらつまみやらがたっぷり入ったメインザックを背負っての滑降となる。今日はこの白ノリの大斜面が唯一のお楽しみ。上から見て大斜面の右側を滑った。雪はかなり重めで、板は思うように回らなかったが、しかし、快晴の中の滑降は気分最高!30分かけて登ったところ、下りはわずか1分で終わってしまった。 蓮華温泉までの下りは急斜面はないものの、距離はかなりある。ザックが重いのでターンが思っているよりも大回りになってしまう。また前後のバランスを取るのが大変で、どうしても太ももに負担がかかる。チョコマカチョコマカ休み休み下っていった。振子沢は開けた沢で、雰囲気もなかなかよかった。後半は沢が細くなって、トラバースに終始した。途中で本流からはずれ、隣の沢に入る。その時のちょっとした登りがしんどかった。アレっという感じで林道に出る。最後の橋には雪がついてなく、板をはずして歩いた。ほどなく蓮華温泉へ。 蓮華温泉の駐車場が、このシーズンのキャンプ場になっている。先客は2張り。思ったよりも少ない。ここからは雪倉、赤男山、朝日岳、長栂山の山並が見渡せる。明日登る雪倉はえらい高く見えている。あんなところまで登るの・・・?という感じだった。 テントを張り終えて、まずは温泉に行く。入浴料は800円。高いか安いかは別として、山で温泉に入れるというのはありがたい。ちょっと熱くて、長いこと入っていられなかったのが残念。入浴後は食事&宴会。山小屋があってビールを売っているのに、6巻パックを背負ってくるのは貧乏性なのか・・・。 ■5月4日(日) 晴れ 蓮華温泉⇒雪倉岳⇒蓮華温泉
一応晴れだが、今日は薄雲がかなり多い。今日登る雪倉もだいぶ霞んでしまっている。M本さんとはこれでお別れ。来た道を戻ることになるのだが、雪倉を滑らすして帰ってしまうのは、なんとももったいない・・・。ビールの空き缶とゴミを持って帰ってくれたので、ありがたかったのだが。
瀬戸川にもシールを貼る人とかでたむろっていた。始めは緩い登りだが、そのうち急になってくる。急になったり緩くなったりを繰り返しながら、この沢は行き止まりとなる。そして、いったん板をはずし、トラバース気味に1本右の沢に移る。この間はしっかりした踏み跡がついていた。ここからも緩急を繰り返しながら、沢をひたすら詰めることになる。
山頂では十数人の人が和んでいた。この頃には薄雲はだいぶ取れてきて、白かった空はだいぶ青くなった。稜線の反対側には、毛勝三山から剣につながる尾根が迫っていた。左側には小蓮華山の稜線が、そして、北には旭岳を隣りに従えた白馬岳がデンと座っていた。なかなかの景観だった。稜線の風上側はほとんど雪が付いていなく、ハイマツと地面が露出していた。少し休んでからK太郎君を交えて記念撮影。 ■5月5日(月) 晴れ 蓮華温泉⇒天狗原⇒栂池
今朝は最高の天気で霞も少ない。今日は帰るだけなのでゆっくり。8時ごろに出発した。同じ駐車場に張っていたテントは、もう一張りもない。おととい下ってきた沢沿いのルートを今日は登り返すのだが、太陽がギンギンに照っていてメチャクチャ熱い。振子沢に出てからは、熱かったものの開放的な雰囲気となり、気分はよかった。
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